【まり探】『名探偵コナン』初のザッピングAVG！ 3DS『名探偵コナン マリオネット交響曲』の開発者にインタビュー

文：まり蔵

■満を持して“怪盗キッド”が操作キャラクターに！

――本作には多数のオリジナルキャラクターが登場しますが、印象深い人物は誰でしたか？

佐々木：僕はケンタロウという犬ですね。今までの作品には、犬に限らず動物を出したことがなくて、今回初めてチャレンジしました。ボイスパターンもかなりの数を録りまして、開発終盤の忙しい時期にはコイツに本当に癒してもらいました……。

井畑：すごく個人的な癒しですね（笑）。私は、後藤暁江という探偵志望の女子大生です。この人、ゲームオリジナルキャラクターで、前作にも登場しているんですよ。前作をプレイしている方には、「あっ！」って思っていただけるかと。

▲本作のオリジナルキャラクターたち。キャラクターボイスには、野島健児さんや新井里美さん、広橋涼さんなど、豪華声優陣が起用されている。

▲井畑プロデューサーがお気に入りの後藤暁江。今作の舞台・クローバーヒルズの水族館でアルバイトをしている女子大生だ。

――今回“怪盗キッド”が操作できるようになりましたが、彼をプレイアブルにした経緯を教えていただけますでしょうか。

佐々木：キッドはこれまでの作品にもちょこちょこ登場していて、とても人気の高いキャラクターだったんですが、やはり作品が違いますのでフィーチャーするのが難しかったんですね。でも今回ザッピングということで、キッドの視点で物語を動かしてみようとチャレンジしてみました。

井畑：キッドはいつもちょっとしか出てこないのにすごく印象的なキャラクターでしたから、今回操作できるようになったのは個人的にうれしいですね。

▲怪盗キッドの視点では、どのような物語が展開するのだろうか？

――アフレコ収録の際、印象的だったエピソードはありますか？

井畑：オリジナルキャラクターのボイスを担当した方々は、皆さん緊張されていました。ケンタロウを担当なさったたかはし智秋さんは、「何犬ですか？　何歳くらいの犬ですか？」といろいろと質問をいただきまして、非常にこだわって演じていただきました。

佐々木：僕はフェルナンド役の天野ユウさんですね。このキャラクターは“優雅だけど情に厚い”という、難しい役どころでした。ご本人も「僕が王子様でいいんですか……？」と、緊張されていた様子でしたが、何度もトライしていただいて、納得のいくキャラクターに仕上がったと思います。

▲天野ユウさんが演じるフェルナンドは、ヨーロッパの小国・ルウェノ公国の王子様。柔らかな物腰の好青年だ。

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(C)青山剛昌／小学館・読売テレビ・TMS 1996 (C)2013 NBGI
※画面は開発中のものです。

データ

関連サイト

• 『名探偵コナン マリオネット交響曲』公式サイト