2013年4月25日(木)
こんにちは、ライターのカワカミ雁々です。先日も対戦レポートをお届けしたトレーディングカードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-(以下、ゼクス)』。その最新弾『黒騎神の強襲』が、いよいよ明日4月26日に発売されます。
今回は、この『黒騎神の強襲』を、発売より一足早く体験してきましたので、その模様をお伝えします。今回も『ゼクス』の生みの親であるイグニッション久保田氏にインタビューを行いましたので、そちらもあわせてお楽しみください。
なお『黒騎神の強襲』と同日に、これから『ゼクス』を始める方にピッタリの、『黒炎の秘石』と『瑠璃の樹海』という2種類の構築済みデッキ『クイックスタートデッキ』も発売されます。この『クイックスタートデッキ』、ブースターパック2つぶん程度のお値段にもかかわらず、対戦でよく使われるレアカードや過去に配布されたプロモーションカードも収録されていて、とってもお得です。『黒騎神の強襲』ともどもチェックしてみてくださいね。
『黒騎神の強襲』では、第3弾『五帝竜降臨』で登場した“エヴォルシード”と“リソースリンク”という、2つのシステムが継続して登場します。エヴォルシードは、エヴォルシードアイコンを持つカードがデッキからトラッシュに行った時に発動する能力。『黒騎神の強襲』では、エヴォルシードアイコンを持つカードが増えただけでなく、その効果によってトラッシュから手札に戻すことができるイベントや、エヴォルシードアイコンを持つカードを参照するカードが登場します。
▲『黒騎神の強襲』では、エヴォルシードが発動した時になんらかのコストを求められるものが多く登場します。追加のコストがかかるぶん効果は強力になっており、トラッシュから直接スクエアに登場できる《九大英雄シェイクスピア》のようなカードもあります。 |
▲エヴォルシードの効果解決時に手札1枚と引きかえに、トラッシュから回収できるイベントが収録されています。イグニッションアイコンのないイベントはトラッシュに落ちてしまうと使えなくなってしまいますが、これらのカードは確実に手札に来させることができます。 |
▲エヴォルシードアイコンを持つカードを参照するカードも複数登場します。《骸骨虚人ヒュージゴーレム》は、条件を満たせば6コストでパワーが10500となり、非常に頼りになるサイズに育ってくれます。 |
『五帝竜降臨』までの環境では、どちらかというと「イグニッションに成功しなかった時のフォロー」という印象の強かったエヴォルシードですが、今後は戦略の一部を担う存在として活躍してくれそうです。
続いては“リソースリンク”です。リソースリンクはカードをリソースに置いた時、そのカードと対になるカードがリソースに置かれていた場合に効果を発揮する能力です。『黒騎神の強襲』では、『五帝竜降臨』とは異なる色の組み合わせのリソースリンクが追加されています。
▲こちらは赤と緑のリソースリンク。《兵器職人スパークランチャー》は通常よりも少ないコストで大型ゼクスを手札から登場させられます。《獣人ウェアウルスス》は手札とリソースのカードを入れ替えられるので、序盤リソースに置いた大型ゼクスを回収して展開というコンボになります。 |
▲こちらは白と青の組み合わせ。《逃走するピクシーボブ》は単純に手札を増やしてくれますし、《遊具合体ポロニウム》でデッキのカードの順番を入れ替えれば、あえてイグニッションなどでイベントをトラッシュに落とし、《逃走するピクシーボブ》で回収ということもできます。 |
このように、強力でおもしろい能力の多いエヴォルシードとリソースリンクですが、カード単体の持つパワーはやや低いというところには注意が必要かもしれません。エヴォルシードもリソースリンクも入れたいけれど、そうするとパワーで押し負けるかも……なんていう悩みもこれから出てきそうで、デッキを構築するのが今から楽しみですね!
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