2013年5月12日(日)
早速、『ヴァンパイア リザレクション』の魅力をアピールしようとする綾野さん。と、その前に横にいたドクターZを呼び出した。何をするのかと思ったら……
白衣を着て……
ドクターZのメガネを外して……
綾野P「ジャーーーーン! 講師・綾野の登場だ。これでズバッと!解説しちゃうぜ!!」
すっかり【電撃対戦企画】のコーナーに溶け込んでいる綾野さん。そういえば、前回出演していただいた時も、打ち合わせもしていないのに、ノリノリであった。
というわけで、突然だが“ズバッと!教える綾野塾”がスタート。本作の魅力をアピールしていただいたのでご覧いただきたい。
▲はい、本作のタイトルは『ヴァンパイア リザレクション』です。英語だと、R・E・S・U・R・R・E・C・T・I・O・N! VAMPIRE RESURRECTION! |
▲画像サイズがHDになっただけでなく、HDフィルターをかけることで、グラフィックがより滑らかに! 驚きの白さです。間違えた。驚きの綺麗さです。 |
▲ビュータイプは6種類を取り揃えております。“オーバーザショルダー”タイプで、腕を組みながら見たら、いつでも気分はゲーセン感覚! |
▲チュートリアルは初心者だけでなく、上級者も楽しめるものをご用意しています。上級者でも学べるというのがミソですよ。手前味噌ですが(笑)! |
▲さらに、快適なオンライン対戦を楽しめます。GGPOというシステムを搭載しているのですが、そちらについては以下で詳しくお話していきたいと思います! |
オンライン対戦をやっていて、“GGPO”というシステムがどのような仕組みになっているのか気になっている人がいるかもしれないので、綾野先生に詳しい解説をしてもらった。ちょっと専門的な話になるが、興味がある方はご覧いただきたい。
Q:GGPOというのは、一体どういうシステムなんですか?
A:GGPOとは、簡単に言うと『スーパーストリートファイター4(以下、スパ4)』とは違う、“オンライン対戦時の入力遅延を緩和するシステム”です。『スパ4』の場合は、1P側と2P側を同期しながら対戦が行われています。そのため、回線が遅い人とプレイをすると、毎回同期するため水中にいるかのような状態になります。
一方GGPOは、プレイヤーが予め任意の入力遅延を設定することで、入力のタイミングを一定に保ち、巻き戻りが発生しないようにすることができます。設定項目にある“GGPOディレイ”の値は、入力遅延の長さということになります。
Q:ディレイ値1ごとにどのくらいの入力遅延をかけられるのですか?
A:およそ0.017秒です。
Q:GGPOを使った遅延の処理について教えてもらえますか?
A:回線速度が遅くなると、プレイヤーの同期がずれてしまいます。『スパ4』の場合は、入力遅延を加えて1P側と2P側を強制的に同期しますが、GGPOの場合はつねに双方の入力情報を記録しておき、そのデータをもとに正しい対戦を再構成して画面に描画するのです。
つまり、GGPOでプレイヤーのコンボや攻略のタイミングは一切変えなくてもいいですが、巻き戻された時に少しのビジュアル的なジッターが見えることはあるかもしれません。ディレイ値0の場合は、遅延が起こった時点で巻き戻りが発生してしまいます。
Q:巻き戻しというのは、具体的にどういった処理になるのでしょうか。
A:画面に描画されたものがなかったことになり、正しい結果が描画されます。具体的な例を挙げますと、自分の見ている画面上ではKOできているんですが、本当はKOできていなかったというケースですね。この場合、画面には一度KOと表示されますが、巻き戻りが起こり、KOされなかった本来の結果が描画されて試合が続きます。ですので、“KO”と文字が一瞬出たり、音だけが鳴ったりするんです。
Q:お互いの回線速度が速く、遅延が発生しない場合は0に設定しても問題ありませんか?
A:問題ありません。pingも50以下ぐらいになれば、ほとんどアーケードと近い環境でプレイできるはずです。現役で『ヴァンパイアハンター』や『ヴァンパイアセイヴァー』をプレイしている人なら、ディレイ値0でプレイしている人も多いと思います。
Q:マッチング中の“接続:○○”という数値が、pingを示しているんですよね?
A:そうです。ゲームセンターに近い環境で快適に遊びたい人は、pingの数値も低めに設定するといいかもしれません。
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