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2013年5月13日(月)

FPSの元祖『ウルフェンシュタイン』が新たなストーリーで復活!? 巨匠シド・マイヤーが手がける空中戦シムの話題も【週刊洋ゲー通信】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやディベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は、5月4日から5月10日までの1週間で明らかになった新情報から、10個の話題をご紹介。なつかしの名作の続編的タイトルが新たに発表されたほか、発売後のソフトを盛り上げるDLCに関するニュースも到着している。ゲームファンなら見逃せない最新の話題をこのコーナーでチェック!

今週のトピック

■元祖FPSが復活!? ナチスドイツのロボット軍団に立ち向かう『ウルフェンシュタイン:ザ・ニュー・オーダー』が発表!

■大統領が空を飛び、市民を投げ飛ばす!? ハチャメチャ度が大幅にパワーアップした『セインツ・ロウIV』のプレイ動画が公開

■ホラーAVG『エターナルダークネス』の“精神的続編”はエピソード形式で! パイロット版は来秋に配信予定

■『スター・ウォーズ』のゲーム化権をEAが独占! DICEをはじめとするスタジオがオリジナルストーリーの新作を開発中

■過激な攻撃スキルの数々も明らかに! 『ボーダーランズ2』の新キャラ“クリーク・ザ・サイコ”が5月14日より配信

■『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』の追加キャラ第1弾“ロボ”が海外で配信! 続く第2弾は“バットガール”!!

■海外で5月22日配信の『コール・オブ・ファレス:ガンスリンガー』! 主人公サイラスにスポットを当てたトレーラーが公開!!

■ポーランド生まれのハック&スラッシュRPG『ヘルレイド』のゲームプレイ映像が初公開!

■複葉機同士の空中戦をターン制バトルで再現! 巨匠シド・マイヤーの最新作『シド・マイヤーズ・エース・パトロール』

■新ゲームハード“OUYA(ウーヤー)”は3週間の発売延期! 需要の高まりを受けて6月25日に販売開始

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■元祖FPSが復活!? ナチスドイツのロボット軍団に立ち向かう『ウルフェンシュタイン:ザ・ニュー・オーダー』が発表!

 1992年にiDソフトウェアが発表した『ウルフェンシュタイン3D』は、『DOOM』に先駆けて現在のFPSを定義づけた古典的タイトルとして知られている。21世紀に入ってからも、同作のリメイク的なシリーズタイトルが何度も作られてきた。

 が、このほど、ベセスダ・ソフトワークスがシリーズ最新作となる『ウルフェンシュタイン:ザ・ニュー・オーダー』を発表。PS3/Xbox 360/PCおよび次世代ハード向けの新作タイトルとして、2013年末に発売する予定であることを明らかにした。

 『ウルフェンシュタイン』シリーズはこれまで、第二次世界大戦の時代を背景として、ナチスドイツのオカルト的な計画に、アメリカ軍人のB.J.ブラスコヴィッチがたった1人で立ち向かうというストーリーになっていた。

 ところが本作では、ナチスドイツが第二次世界大戦に勝利した、架空の1960年が物語の舞台になっているという。そしてブラスコヴィッチは、世界征服を企むナチスドイツの野望を阻止するために、ナチスの超科学が生んださまざまなロボット兵士軍団と戦うことになるようだ。

 本作の開発はiDソフトウェアではなく、スウェーデンのマシンゲームズが担当している。発表に合わせて開設された公式サイトには、まだコンテンツこそないものの、日本語での表示スタイルも用意されており、国内での展開も期待できそうだ。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:『ウルフェンシュタイン:ザ・ニュー・オーダー』公式サイト

(参考サイト:ベセスダ・ソフトワークス アメリカ公式ブログ

■大統領が空を飛び、市民を投げ飛ばす!? ハチャメチャ度が大幅にパワーアップした『セインツ・ロウIV』のプレイ動画が公開

 『セインツ・ロウ』と言えば、ストリートギャング“セインツ”を率いて暴れ回る、クライムACTの人気シリーズ。その最新作である『セインツ・ロウIV』ではなんと、セインツのリーダーがアメリカ大統領となって、地球を侵略にやってきたエイリアンと対決するという。かなり予想外の展開だが、このほど、本作のゲームプレイの模様を6分超にわたって収録した動画が公開された。

 主人公がアメリカ大統領(!)というだけでもオドロキだが、この主人公は超人的なパワーを手に入れているという。この動画でも、大空高く舞い上がって空中を飛行したり、触れるものすべて(通行人から道路を行き交う車まで)をカチンコチンに凍らせたりといった、豪快極まりない破天荒なアクションを見ることができる。

 さらには市民を持ち上げて投げ飛ばしたり、パトカーを重火器で破壊したりといった、大統領にあるまじき行動(『セインツ・ロウ』らしさでもあるが……)も繰り広げており、これまで以上に“なんでもあり”の内容となっている。本作はPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外で8月20日に発売の予定。日本での発売は現在のところ未定だ。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:『セインツ・ロウIV』PAXプレイデモ(※リンク先はYouTube)

(参考サイト:『セインツ・ロウ』シリーズ公式Facebookページ

■ホラーAVG『エターナルダークネス』の“精神的続編”はエピソード形式で! パイロット版は来秋に配信予定

 2002年にゲームキューブで発売された『エターナルダークネス』は、謎の書物にまつわる物語が時代を超えて展開される異色のホラーAVGとして、高い評価を獲得した。同作の開発スタッフが中心となって設立したプレカーソル・ゲームズはこのたび、『エターナルダークネス』の“精神的続編”となる新作タイトル『シャドウ・オブ・ジ・エターナルズ』の制作を発表した。

 『シャドウ・オブ・ジ・エターナルズ』では、2,500年にわたる壮大な歴史の背後でうごめく、さまざまな恐怖の物語が、全12話(第1シーズン)のエピソード形式で描かれるという。『エターナルダークネス』で好評だった“サニティ・システム”(主人公が正気を失うと、幻覚を見たりコントロール不能になったりする)も、本作に受け継がれるようだ。

 本作のパイロット・エピソードは、2014年秋にWii UとPCでのリリースが予定されている。また現在、本作の制作に出資を募る独自のクラウド・ファンディングの募集が、公式サイトにて行われている。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:『シャドウ・オブ・ジ・エターナルズ』公式サイト

■『スター・ウォーズ』のゲーム化権をEAが独占! DICEをはじめとするスタジオがオリジナルストーリーの新作を開発中

 不朽の名作SF映画『スター・ウォーズ』の制作会社であるルーカスフィルムが、買収によってディズニーグループに加わったのは記憶に新しいトピック。この『スター・ウォーズ』の独占的なゲーム化権を、エレクトロニック・アーツ(EA)が取得したことが新たに発表された。これに伴い、2014年以降の数年間にわたって、『スター・ウォーズ』を題材としたさまざまなタイトルがEAから登場することになる。

 『スター・ウォーズ』に関連したゲームは従来、ルーカスフィルムの子会社であるルーカスアーツが中心になって開発を行ってきた。しかしディズニーの買収後、ルーカスアーツは大幅に規模が縮小されたと伝えられており、今後は他社にゲーム開発を委託する形になるようだ。

 現在、EA傘下のDICEやヴィセラル・ゲームズ、バイオウェアといったスタジオが、オリジナルのストーリーをベースにした『スター・ウォーズ』のゲーム制作に取り組んでいるという。ちなみにバイオウェアは、MMORPG『スター・ウォーズ:ジ・オールド・リパブリック』などで『スター・ウォーズ』のゲーム化に実績がある。それだけに、同スタジオの新作には大いに期待したいところだ。

(参考サイト:エレクトロニック・アーツ アメリカ公式サイト

■過激な攻撃スキルの数々も明らかに! 『ボーダーランズ2』の新キャラ“クリーク・ザ・サイコ”が5月14日より配信

 FPSとRPGの要素が癒合した『ボーダーランズ2』では、発売から約半年が経過した現在でも、ゲームを拡張するさまざまなDLCが次々とリリースされている。今回、第6のプレイヤーキャラクターとなる“クリーク・ザ・サイコ”が、5月14日からダウンロード配信されることが発表された。

 これに合わせて、『ボーダーランズ2』のファンにはおなじみのサー・ハマーロックが、“クリーク”の性能を詳しく解説する動画が公開されている。これによると、クリークが“バズ・アクス・ランページ”を発動させると、斧による攻撃によって敵を倒すことで、自分の体力を回復することができるという。

 また、敵を倒すたびにさまざまなボーナスを得られる“ブラッドラスト”や、攻撃に多彩な属性ダメージを追加する“ヘルボーン”など、とにかく敵を倒すことに主眼を置いたスキルツリーとなっていることが紹介されている。

 さらに“マニア”のスキルツリーでは、自分の身をピンチに追い込むことで攻撃力が増大するといった、過激なスキルが用意されており、血に飢えたバンディットというクリークの設定を際立たせている。クセの強いキャラクターだが、それだけに新鮮なプレイが楽しめそうだ。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:ギアボックス・ソフトウェア公式サイト

(参考サイト:“サイコ・パック”ローンチ・トレーラー(※リンク先はYouTube)

■『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』の追加キャラ第1弾“ロボ”が海外で配信! 続く第2弾は“バットガール”!!

 スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンといったDCコミックスのヒーローおよびヴィラン(悪役)が集結して、驚天動地のバトルを繰り広げる格闘ゲーム『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』。すでに発売中となっている海外では、追加キャラクターDLCの第1弾“ロボ”が5月8日にリリースされた。

 ジージャン(デニムジャケット)に皮のパンツというスタイルで改造バイクを乗り回す、まるで暴走族のような姿の“ロボ”は、宇宙からやってきた賞金稼ぎだ。ヴィランのようにも見えるが、賞金稼ぎという仕事柄、ヒーローと協力してヴィランと対決することも少なくない。そんなアンチヒーローのクールな戦いぶりが、『インジャスティス』のゲーム内でも忠実に再現されている。

 また追加キャラDLCの第2弾として、ゴードン警視総監の娘バーバラが扮する“バットガール”が発表されている。新たに公開されたトレーラーでは、名作コミック『キリングジョーク』を題材にバットガールとジョーカーの対戦を紹介するという、アメコミファンによっては刺激的(?)な光景が描かれている。なお本作は、日本でもPS3/Wii Uソフトとして6月6日に発売予定だ。

(参考サイト:『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』ヒストリー・オブ・ロボ(※リンク先はYouTube)

(参考サイト:『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』バットガール ゲームプレイ(※リンク先はYouTube)

■海外で5月22日配信の『コール・オブ・ファレス:ガンスリンガー』! 主人公サイラスにスポットを当てたトレーラーが公開!!

 『デッドアイランド』などの作品で知られるポーランドのデベロッパー、テックランドの代表作である西部劇FPS『コール・オブ・ファレス』シリーズ。その最新作となる『コール・オブ・ファレス:ガンスリンガー』の主人公、サイラス・グリーブスにスポットを当てたトレーラーが公開された。

 本作の主人公であるサイラス・グリーブスは賞金稼ぎ。彼は物語の中で、ビリー・ザ・キッドやジェシー・ジェイムズといった、西部に実在した伝説的なガンマンと対決することになる。フォークソング調の歌声に乗せて、血まみれの銃撃戦が次々と映し出されるこのトレーラーは、アニメ風の映像処理とも相まって実にクールな仕上がりだ。

 PS3/Xbox 360/PC用のダウンロード配信専用ソフトとして、海外で5月22日に配信開始予定の本作だが、パッケージ版もPC限定でリリースされるとのこと。日本での配信は現在のところ未定だ。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:『コール・オブ・ファレス:ガンスリンガー』ストーリー・オブ・サイラス・グリーブス(※リンク先はYouTube)

(参考サイト:『コール・オブ・ファレス』シリーズ公式Facebookページ

■ポーランド生まれのハック&スラッシュRPG『ヘルレイド』のゲームプレイ映像が初公開!

 テックランドが現在開発中の最新ゲームの話題を、続けてお届けしよう。前回のこのコーナーでも紹介した、ダークなファンタジーRPG『ヘルレイド』。そのゲームプレイを収録した初のトレーラーが公開された。

 今回公開されたのはわずか1分にも満たない映像だが、地下墓地や沼地といったロケーションの不気味な雰囲気や、ガイコツ戦士や死霊といったモンスターが群れを成して襲いかかってくる様子が、臨場感たっぷりに伝わってくる。特に戦闘にシステムに関しては、ゾンビACT『デッドアイランド』の戦闘システムをベースに開発されているだけあって、かなり迫力あふれる内容になりそうだ。

 ストーリーの展開よりも、オンライン協力プレイによるハック&スラッシュ要素を追求したアクションRPGとして、PS3/Xbox 360/PC用ソフトとして開発中の本タイトル。発売時期などは現在のところ未定だが、日本のゲームファンにも親しみやすい世界観の作品だけに、国内での展開にも期待したい。

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(参考サイト:『ヘルレイド』公式サイト

■複葉機同士の空中戦をターン制バトルで再現! 巨匠シド・マイヤーの最新作『シド・マイヤーズ・エース・パトロール』

 シド・マイヤー氏と言えば、『パイレーツ!』『レイルロード・タイクーン』『シヴィライゼーション』といった名作SLGを数多く世に送り出してきた、著名なゲームデザイナーの1人だ。そんな彼の名を冠した最新作『シド・マイヤーズ・エース・パトロール』が、iOS用ソフトとして登場。現在、ダウンロード配信が開始されている。

 本作は、第一次世界大戦においてドイツ軍と連合軍との間で繰り広げられた複葉機同士の空中戦を、ターン制バトルで再現したもの。フライト・シミュレーターのようなスピード感こそないが、互いの動きを読み合い、計算して敵の背後をとらえるという、奥深い駆け引きを楽しむことができる。

 ミッションを重ねてパイロットが経験を積むと、急降下ターンなどのより複雑な機動が可能になるといった、RPGのような成長要素も採り入れられている。ゲーム中では空戦や爆撃など120種類ものミッションが用意されており、じっくりと楽しむことができそうだ。本作は日本でもダウンロード可能だが、すべて英語での操作となるので要注意。

『週刊洋ゲー通信』 『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:iTunes App Store『シド・マイヤーズ・エース・パトロール』

(参考サイト:『シド・マイヤーズ・エース・パトロール』ローンチ・トレーラー(※リンク先はYouTube)

■新ゲームハード“OUYA(ウーヤ)”は3週間の発売延期! 需要の高まりを受けて6月25日に販売開始

 Andoroid OSをベースにしたオープンプラットフォームで、基本無料のダウンロード配信によってソフトが供給されるというユニークなコンセプトが話題を呼んでいる新ゲームハード“OUYA(ウーヤ)”。海外での発売日は6月4日予定となっていたが、これを約3週間遅らせて、6月25日に改めて一般販売が開始になることが発表された。

 公式ブログの説明によると、ハードの発売に対して予想以上の注目が集まり、それにこたえるだけの十分な出荷台数をそろえるために、発売日を延期したという。なお、ゲーム開発者やクラウドファンディングの出資者向けには、すでに発送が進んでいるとのことだ(日本ではゲッコー・アンド・カンパニーが販売予定)。

 手のひらサイズのコンパクトなボディと99.99ドル(約1万円)という低価格で注目されているOUYAだが(コントローラ1個同梱)、重要なのはどのようなソフトが供給されるかという点だ。ハードの人気が高まるのを受けて、これからどんなソフトが登場するのか、今後も大いに注目していきたい。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:OUYA公式サイト

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