2013年5月20日(月)
新たに搭載された“バロウズアプリ”は、自分が求める環境を自由に備えたり引き伸ばしたりできる画期的なシステムで、本作のおもしろさを引き出している代表的な要素と言えます。まずは、そのバロウズアプリについて説明しましょう。
バロウズアプリとは、ガントレットのナビゲーションAI“バロウズ”が管理するシステムの1つです。悪魔合体や会話といったシリーズ伝統のシステムをはじめ、仲魔のストック枠増加や歩くとHPが自動回復する機能など、さまざまな要素がアプリとしてプログラムされています。主人公のレベルが上がると“アプリポイント”というものを獲得でき、このポイントを使って各種アプリをインストールしていくわけです。
▲インストールできるアプリは、基本システムから便利機能まで多種多彩。新たなアプリは、物語の進行や特定のアプリの取得、主人公のレベルアップなどで開放されるようです。 | ▲レベルアップ時はアプリポイントを10ポイント獲得できます。その他、ダンジョンの宝箱からアプリポイントを入手できるケースもありました。 |
▲悪魔合体ができる“邪教の館アプリ”や悪魔と会話して仲魔にするための“スカウト”、地図を表示して探索をサポートする“マップナビ”などの必須となるシステムは、少ないアプリポイントで取得できるようになっています。 |
“邪教の館アプリ”や“スカウト(会話)”は最優先でインストールするとして、肝心なのはその後。限られたアプリポイントの中でどうやりくりしていくかが、悩みどころでもあり楽しい部分でもあります。何から順に取得するか、今後開放されるであろう優秀なアプリに備えて貯め込んでおくか……。
オレの場合は、悪魔合体とスキル継承にとことんこだわりたかったので、仲魔のストック枠やスキル枠を優先的に拡張しました。変異するスキルが上質になる“スキルコンバータ”も実に魅力的で、開放された時は真っ先に取得しましたね。
▲レベルアップした仲魔は、スキルを変異させるかどうかを聞いてくることがあります。スキルコンバータを取得してからは仲魔のレベルアップが楽しみでなりません。 |
シリーズを初めてプレイする人やストーリーを早く楽しみたい人は、オートバトルで自動的に敵の弱点を突くアプリなんかがオススメと言えるでしょう。今までの基盤となるシステムや便利機能を、バロウズアプリという形にして遊びの幅を持たせる。ファンも初心者も配慮した作りはとても好印象です。
今作ではプレスターンバトルに“ニヤリ”システムが搭載されてます。この“ニヤリ”は、さまざまな能力が一時的に強化されるもので、仕掛けた攻撃の属性が相手の弱点だったり、敵からの攻撃を反射したりして優位に立った場合に発動する可能性があります。
▲ニヤリと笑えば、物理攻撃はクリティカルになりやすく、魔法攻撃のダメージも大幅にアップ! さらに、敵の攻撃は高確率で回避するという素晴らしい能力が備わります。 | ▲ニヤリ状態は、次に回ってくる自分の行動を終えるまで続きます。後、これはプレイ経験からですが、ニヤリ状態の攻撃でクリティカルが発生したり弱点を突いたりしても、ニヤリは続けて発動しないみたいです。 |
クリティカルが発生した時は行動回数が半分で済み、攻撃を回避した時は相手の行動回数を2回分減らせるというプレスターンバトルの特性から、ニヤリ発動時のメリットはかなり大きいです。特にボス戦は、ニヤリ発動の有無が勝敗を左右すると言っても過言ではありません。
実際に、とあるボスで20連敗ほどしたので、一度出直してから全員がニヤリとできるガチガチのパーティで挑んだことがありました。その時はもう主人公も仲魔もみんなニヤけまくり! 与えるダメージはデカイわ、ボスの攻撃は避けまくるわで、あれだけ辛かった戦いが嘘のように思えました。ま、それぐらい戦況が大きく変わるので、当然、ボスがニヤリとした場合は……。
▲全員がボスの弱点を狙える盤石のパーティ構成にオレ自身も思わずニヤリ。 |
ちなみに、パーティメンバー全員を同時にニヤリとさせると、何かしらのサプライズがあるみたいです。何度かチャレンジしてみたのですが、残念ながら一度も成功せず。オレのリアルラックでは無理でした。
→悪魔会話でもバッチリ心をつかめばクリティカルが発生!(3ページ目)
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