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2013年5月17日(金)

ドリームクラブにいる空気を味わって! 『舞台ドリームクラブ』オーディションで代表や演出家・深寅芥さんが心境を告白

文:kbj

 ネリムは、舞台演劇『舞台ドリームクラブ』を8月に神奈川・ラゾーナ川崎プラザソルで公演。それにともなった、出演女優オーディションが都内某所で開催された。

『舞台ドリームクラブ』
▲先日の舞台化にあわせて公開されたイメージビジュアル。

 『ドリームクラブ』は、ディースリー・パブリッシャーが展開する人気恋愛シミュレーションシリーズ。物語の主人公となるプレイヤーは、ピュアな心の持ち主だけが入店できる大人の社交場“DREAM C CLUB(ドリームクラブ)”の会員となり、1年の間に店で働くホストガールと恋愛をすることが目的だ。新作『ドリームクラブ5号店(仮)』の制作が発表され、注目を集めている。

 今回のオーディションには、10代~20代を中心に、神戸や大阪、愛知からも含め、200人を超える応募があったという。舞台やTVドラマなどで活躍する女優を始め、声優やグラビアタレント、雑誌モデル、コスプレイヤーなどの応募が確認されているようだ。選別された100人程のオーディションを経て、合格者が決定。オーディション合格者は“劇団ドリームクラブ”を結成し、8月の舞台を目指した稽古の中でそれぞれ配役が決定する。

 オーディションは、自己PR、演技審査、歌唱審査にて行われた。参加者はこれまでの活動や、自分の魅力などを審査員にアピール。歌唱審査では、ゲーム同様に振りつけで歌を披露する人もいた。なお、審査員には、本舞台の演出を担当する深寅芥(みとら あくた)さん、ドリームエックスクリエイト代表、ディースリー・パブリッシャーの岡島信幸氏らがいた。

『舞台ドリームクラブ』 『舞台ドリームクラブ』
▲絵を描いたり、これまでの経験を話したりする自己PR。人によっては、制限時間を余らせて終わるという人も見られた。
『舞台ドリームクラブ』 『舞台ドリームクラブ』 『舞台ドリームクラブ』
『舞台ドリームクラブ』 『舞台ドリームクラブ』 『舞台ドリームクラブ』
▲テンションが上がってきたのか、身振り手振りで参加者をあおる代表。徐々にオーディションとは思えないようなことに……。
『舞台ドリームクラブ』 『舞台ドリームクラブ』
『舞台ドリームクラブ』 『舞台ドリームクラブ』
▲歌を振り付けで歌う人に対して、代表が審査員席から飛び出して演技指導するシーンも。興奮しすぎたためか、深寅さんと岡島さんに止められていた。

 オーディションの休憩時間に、深寅さん、ドリームエックスクリエイト代表、岡島氏へインタビューを行ったので、その模様を掲載する。ちなみにインタビュー中に代表は一言も話さず、すべて岡島氏に耳打ちして、それを聞いた岡島氏が取材陣にコメントを伝えるという手順を踏んでいた。一体何かあったのだろうか? 風邪でも引いていたのだろうか? なお、インタビュー中は敬称略。

『舞台ドリームクラブ』
▲左から深寅さん、岡島氏、ドリームエックスクリエイト代表。

――まず『ドリームクラブ』を舞台化しようと思った経緯をお願いします。

『舞台ドリームクラブ』

深寅:もともと、私は大学生の女性たちを集めた劇団“空間ゼリー”を2000年代からやっていました。その後、2007年ごろから5年ほどハロープロジェクトの演技指導、演出をやらせていただくようになりました。そして、自分自身のキャリアを生かせるような原作を探していたところ、『ドリームクラブ』という素敵な作品に出会えたので、ディースリー・パブリッシャーさんに「舞台化させてくれませんか?」と、ご願いさせていただきました。

――話が来た時はどういう風に思われましたか?

岡島:まさか、『ドリームクラブ』に舞台化なんて話をいただけるなんて思っていなかったので、光栄だと思いました。『ドリームクラブ』自体が2次元の絵がリアルに動くという、2.5次元というものを目指して開発されたという流れがあります。今度はそれがリアルになるということで、どういうものができあがるのか、『ドリームクラブ』のフォロアーであるピュア紳士はどういう風に受け入れてくれるのか、すごく興味が沸いてきました。……代表は何か言うことありますか?

代表:(ボソボソボソ)

岡島:「『ドリームクラブ』は2Dだろうが、3Dだろうとヌケはないので万全だ! 100%感動作になるに違いない」と言っています。

――どのようなストーリーになるのか、現時点で決まっていることはあるのでしょうか?

岡島:僕も全然わからないので、楽しみにしているところですが……どうなんでしょうか?

深寅:ストーリーのほうは、複数の脚本家さんに依頼を出していて、これから選出する段階です。3人くらいに書いていただき、その中から選りすぐったものを舞台化しようと思っています。

――『ドリームクラブ』では好きなホストガールを指名できるシステムになっていますが、舞台ということで客観的にながめることになると思います。そのことについて代表はどのようにお考えでしょうか?

『舞台ドリームクラブ』

代表:(ボソボソボソ)

岡島:「何を言っているんだ。寝言は寝てから言いたまえ! 舞台なんだから指名できるわけがないだろう。男性の主人公がいるのか、ホストガールだけなのかはわからないが、もし主人公がいるのであれば、それはピュア紳士の代弁者なので感情移入できるはずだ!」と申しております。

――『ドリームクラブ』に対して、どのような印象・感想を受けましたか?

深寅:プレイしてまず感じたのは、それぞれのホストガールの設定が細かいということです。それがあり、なおかつ楽曲も彼女たちにあわせたものが用意されているのも魅力的。一番共感したのは、店外に出てからの私服にも細かい設定があったということですね。こういう子が、こういう服を着ていたら素敵だなと素直に感じました。

――ということは、舞台上でもコスチュームを変えることがあるかもしれないと?

深寅:『ドリームクラブ』中に入っている要素なので、可能性はあります。店外のシーンがあるかはまだわかりませんが、そういうところも大切にしていきたいと思っています。

岡島:ということは、裸エプロンも登場するのですか?

深寅:……温泉シーンもゲームにはありますね。

岡島:え? 舞台で温泉は難しいですよね?

深寅:そういうアイデアなら、たくさんあります。

代表:(ボソボソボソ)

岡島:「温泉シーンを入れろ。貝殻ビキニも出せ!」と言っております。ただ、それだとストリップの舞台みたいになってしまうので……この人の言うことは聞かなくていいです。

深寅:はい(笑)。

⇒次のページでホストガールやオーディションへの想いを激白!

(C)D3 PUBLISHER

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データ

▼『ドリームクラブ Complete Edipyon!(コンプリートエディぴょん!)』ダウンロード版
■メーカー:ディースリー・パブリッシャー
■対応機種:PS3
■ジャンル:SLG
■発売日:2013年4月9日
■価格:6,090円(税込)
▼『ドリームクラブZERO Special Edipyon!(スペシャルエディぴょん!)』ダウンロード版
■メーカー:ディースリー・パブリッシャー
■対応機種:PS3
■ジャンル:SLG
■発売日:2013年2月14日
■価格:6,090円(税込)

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