2013年5月31日(金)
今回、若林さんが組んだこの青黒赤デッキは2つの勝ち筋を持ったデッキになっています。まず1つは《精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク》を筆頭にしたライブラリー破壊戦略です。シールド戦はデッキが40枚しかないので《ミルコ・ヴォスク》の攻撃や《強行/突入》、《ダスクマントルのギルド魔道士》の能力などによってライブラリー切れを狙うことができます。
▲ライブラリー破壊は青黒の“ディミーア”ギルドの得意とする戦術。強力なカードを使われる前に墓地に落としてしまうことができます。にらみ合いになりやすい限定戦では、変則的な勝利手段としてとても有効です。 |
また『ドラゴンの迷路』が加わったことによって、実にいい味を出すようになった呪文がこのデッキには投入されています。それが《証拠隠滅》です。
▲『ドラゴンの迷路』の登場により、3色デッキが当たり前になった『ラヴニカへの回帰』ブロックの限定戦では、土地を破壊することの影響が非常に大きいです。このデッキの《証拠隠滅》はライブラリー破壊で勝利を引き寄せるとともに、土地を破壊して相手の行動を妨害するという一石二鳥の働きをしてくれます。 |
このように、セットが追加されることでカードの評価が変わるのが『MTG』のおもしろいところ。同様に限定戦において評価が高まったカードとして、《地平の探求》や《激情の耕作》があると思います。
▲《証拠隠滅》も、これらのカードもマナ基盤を破壊する、あるいはサポートするカードですね。逆に、これらのカードに頼らず、また影響されにくい2色デッキを組むという戦略もあります。遊ぶごとに違う戦い方を求められるカードプールが出現するのも、限定戦の楽しみです。 |
話が少しそれました。引き続き、若林さんのデッキ・テクを見ていきましょう。先ほども少し話しましたが、このデッキにはもう1つの勝ち筋として《残虐の達人》と“ブロック制限”カードのコンボも含まれています。これによって相手のライフを1にしたあとは“強請”で1点のライフを奪う、単純にブロックされない《鍵達人のならず者》で攻撃するなどで相手にとどめを刺すことができます。もちろん《残虐の達人》や《精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク》といったエース・クリーチャーを引けなくても《鍵達人のならず者》をはじめとする戦力でビートダウンして攻めることも可能です。
▲攻撃して、ブロックされなければ相手のライフを強制的に1にしてしまう《残虐の達人》。彼の攻撃を通すために《ならず者の道》や《瞬間移動門》が採用されています。どちらも単独でも採用できる性能を持ち《ミルコ・ヴォスク》とも相性がいいのも見逃せないポイントです。 |
と、このように多様な戦い方ができるデッキになっています。では、若林さんはこのデッキでどう戦ったのか? 動画で紹介したいと思います。こちらをどうぞ!
いかがだったでしょうか。非常にコンセプトのはっきりしたデッキになっていたのではないでしょうか。これ以外の対戦についても以下にアップロードしてありますので、ぜひ見てくださいね。ダメージで勝つ、ライブラリー破壊で勝つ、さまざまな動きをする若林さんのデッキが見られますよ! 他の対戦動画は、こちらから!
→スーパーシールドで遊んだ若林さんの感想は?
そしてサイン入りカードのプレゼントも!(3ページ目)
(C)1995-2013 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.
データ