2013年5月30日(木)
【PlayView完全版資料集動画:絵コンテ集】
ごえモン:“完全版資料集”の目玉とも言えるんじゃないですかね? この中村亮介監督による絵コンテ。
イトヤン:長編劇場アニメの絵コンテ集って、市販の書籍だと電話帳ぐらいの厚さがあるものですよ!?
ごえモン:右下のページ数を見てください。931って書いてあります!
▲中村亮介監督が作成した、アニメの骨格となる絵コンテも完全収録。各カットごとに、完成した画面の静止画や動画を参照することも可能です。 |
てけおん:それはスゴイ! しかもカットによっては、完成した画面の静止画や動画が付いてるんだ。これはわかりやすいね~。
イトヤン:他のアニメ作品に付属している特典DVDとかだと、実際の作品と絵コンテの画像を、マルチアングルで切り換えながら見ることができるものもあるんですけど、これは同じ画面の中で比較できるじゃないですか。こっちのほうが断然見やすい。
ごえモン:絵の横に書かれている説明文も、気になったらすぐに拡大できますからね。
てけおん:お~、これは便利だ。それにしても、こんなに緻密な絵コンテをずっと見ていったら、それだけで1日つぶれるよなぁ。
イトヤン:1日じゃ無理ですね(笑)。それにしても、中村監督ってかなり密度の高い絵コンテを描くんですね。これは見応えがありますよ。
ごえモン:これもすごいんだけど、次のやつが最大の目玉なんじゃないかと思っています。
【PlayView完全版資料集動画:総作画監督による修正原画】
てけおん:総作画監督の修正原画か! これはホントにお宝だ。
イトヤン:最初にアニメの感想としても言いましたけど、この作品の作画って、青春のフェロモン満載というか、実にエロくて(笑)魅力的なんですよ。彩色された画面もイイですけど、鉛筆のタッチがわかる原画でじっくりと見られるのは、ホントに素晴らしいですねぇ……。
ごえモン:原画に書かれている注意書きを拡大して読めるのもいいですよね。ページ送りをパパパッと素早くやると、パラパラマンガみたいに原画が動いて見える気がするのもおもしろいです。本当は、ページ送りの演出をOFFにできたらもっと動いて見えたとおもうんですけど……。これは贅沢ですね(笑)。ちなみに、他の動画では少しゆっくりと操作していましたけど、他のコンテンツもこれくらいの速度でページ送りできます。
▲総作画監督の細居美恵子氏による修正原画が650枚以上も収録されています。1枚ずつ丹念に描かれたキャラクターの動きを追うことで、アニメーションが生まれる過程を実感できます。 |
イトヤン:書籍の原画集だとページ数の関係で、動きがわかるような点数の原画が載ってなかったり、載っていても1つ1つの絵のサイズが小さかったりするんですよ。それと比べるとこれは、1つのカットがどうやってできているのか、じっくりと見ていくことができるからイイですねぇ!
▲これまで紹介した以外にも、劇場公開時に販売されたプログラムのダイジェスト版や、プレミアム試写会で配布されたプレスシートも見ることができます。 |
ごえモン:ここまでいろいろと見てきましたけど、この資料集にはアニメ評論家の氷川竜介さんが書き下ろした“アニメガイド”もあるんですよね。最後にこれを見てみますか。
【PlayView完全版資料集動画:氷川竜介書き下ろしアニメガイド】
てけおん:なるほどね~。ただのコラムとは違って、テキストを表示させながら同じ画面で動画が再生されたり、BGMが流れたりするんだ。
イトヤン:こういった著名人のコラムもDVDやBlu-rayにはつきものですけど、動画を交えてみると説得力が違いますね。こういう解説って、該当するシーンを見つけるのが意外と面倒で、思い出すだけになりがちですけど……。うん、これはもう1回本編を見たくなります。
▲雑誌やTV番組などでおなじみのアニメ評論家、氷川竜介氏が『ねらわれた学園』の見どころを紹介。文章に合わせて、アニメ本編の動画を参照することもできます。 |
→『ねらわれた学園』の本編を見た3人の感想は?(4ページ目へ)
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