2013年5月30日(木)
また昔見た時とタイトルが違うような気がするって? 細かいことを気にしてはいけない(2度目)。
いささかトリッキーだった『トゥエルブジール』と異なり、『デルタジール』は極めてオーソドックス。プレイによって腱鞘炎を患うこともない(プレイスタイルがよほど特殊なら話は別だが)。
本作で特徴的なのがパワーアップのシステム。この自機が持っているワイド、レーザー、誘導ミサイルという3つの武装は、パワーアップアイテムの取得数によって10段階に強化されるのだが、ストックできるアイテムは10個まで。……つまり、取得するアイテムによって攻撃のバランスが変動する。
▲武装のバランスが最重要。出現する敵に応じて臨機応変に調整するのが理想だ。 |
アイテムは、新しいものを取得するたびに先に取ったものから消滅していく。後入れ先出し、LIFOってやつだ。ちなみにどこかのCLUB SEGAでは、「まだるっこしい! とりあえずレーザーが威力最強なんだろ!?」と言って、ひたすらレーザーだけをかき集めていた少年がいたとかいなかったとか。よい子やよい大人なら、縛りプレイは通常のプレイへ慣れてからにしよう。
▲せっかくなので、それぞれの武装をフルパワーにしてみた。それぞれの武装に一長一短あるので、これで戦っていくのは難しい。個人的には、ワイド4、レーザー4、ホーミング2ぐらいが好み。 |
進行するルートは、特定の敵を倒せたかどうかによって分岐。強者にはより高難度な舞台が待っているので、上達するたびに新たな道が開けていく。また、本作のメカニックはセイブ開発の『ライデンファイターズ』を手掛けたデザイナーが描いているので、細かな表現にも注目してほしい。
▲条件を満たすと“WARNING”の警告が出て、戦車部隊の待ち伏せに突入!? こういったサプライズはトライアングル・サービスらしさの1つ。 |
▲ルートだけでなく、次のステージ自体が変化することもある。 |
▲空中母艦から自機が射出され翼を広げるという、芸コマなスタート時のワンシーン。 |
▲巨大航空機を追跡する6面。次第に夕暮れに染まっていく市街が、最終的には美しい夜景へと変わる。 |
『デルタジール』には、さらにゲームを楽しくするための秘訣がある。それはアイテムを取った際、たとえば赤なら「ワイド!」と、声に出して武器名を言うことだ。すると楽しさ倍増! さらに、ドイツ人のように巻き舌で「レーザー!」、しぶく「誘導ミサイル!」、エコーをかけて「ボム!」と叫んでみよう! ……えっ、ゲームが違う?
▲レーザー 強いぞ レーザー♪(ゲームが違う) |
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