2013年6月7日(金)

前作から見違えるほど進化した『FIFA 14』――サッカー好き編集者がプレイの感想を本音で語る!

文:ゴロー

 2013年秋にエレクトロニック・アーツから発売される『FIFA 14 ワールドクラス サッカー(以下、FIFA 14)』。そのプレゼン&ハンズオンイベント(メディア向け)が5月24日に行われた。

 本作は、1994年から続くサッカーゲームシリーズ『FIFA』の最新作。完璧なシュートを放つために歩幅や進入角度を調整できる“ピュアショット”や、腕や体を使ったシールド&ドリブルテクニックでミッドフィールドを支配する“プロテクト ボール”など、さらにリアルなフットボールマッチを再現するための新機能が実装される。

 この記事では、FIFAエグゼクティブプロデューサーの牧田和也氏によるプレゼン&インタビューの模様と、イベントに同席したサッカーゲーム好き編集者によるプレイレポートをお届けする。まずは最新ゲームプレイ動画を通じて『FIFA 14』の進化した姿をチェックしてみよう。

●『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』最新ゲームプレイ動画

■『FIFA 14』はビルドアップの楽しさと感動できるフィニッシュにフォーカス!

 牧田氏は、まず『FIFA 14』の革新的な新機能を1つずつ解説。以下で、説明された各機能の特徴について紹介するので、前作からどれほど進化したかを見比べてみてほしい。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』
▲FIFAエグゼクティブプロデューサーの牧田和也氏。

・スプリントドリブルターン

 方向転換時のコントロール性を改良し、ダッシュでドリブルしている時でもあらゆる角度へターンできるようになった。その際、選手の重心移動も正確に表現しているため、見た目も操作性もよりスムーズに。

・バリアブルドリブルタッチ

 ドリブル中、選手が多様なボールタッチをするように改善。ディフェンダーとの距離感に注意しながら、サッカー本来のドリブルをマスターする楽しみを実感できる。

・ディフェンダーのポジション取り

 攻撃と守備との距離が縮まり、さらにディフェンス陣が数手先の状況を読んで行動するようになった。中盤での組み立てがとても重要になり、じっくり攻めるサッカーに。

・プロテクトボール

 シールドの操作が簡易的になり、選手がドリブルしている時でも効果的なシールドが可能。それにともなってアニメーションが追加され、迫力のある駆け引きが楽しめる。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』

・ピュアショット

 シュートを打つ際、歩幅や進入角度を状況に応じて調整できる。アプローチ角度を操作することで、ボールの芯を捉えた完璧なシュートを放つといったことも。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』

・リアルボールフィジックス

 ボールフィジックスを一新し、低い・落ちる・無回転・揺れるといった、ボールが描くさまざまな軌道の変化を実現。キーパーを欺く芸術的なシュートも狙える。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』


 開発の方針として、特に“ビルドアップの楽しさ”と“感動的なシュート”に注目したと語る牧田氏。ビルドアップについては“プロテクトボール”が1つの役割を担い、感動的なシュートは主に“ピュアショット”と“リアルボールフィジックス”によって生まれるという。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』
▲“プロテクトボール”を駆使すれば、オフェンスラインが上がったり、選手が走り込んだりするのを待つなどして試合のペースを調整できる。 ▲シュートをカーブさせたり、沈ませたりできるため、バリエーションに富んだゴールシーンが拝める。バランスを崩しながらのシュートも可能だ。

 また、キャリアモードのスカウティングが進化し、新たに“グローバルスカウティングネットワーク”を追加。これは、ポジションや特性などの条件を設定することで目的の選手を自動的に発掘できるという機能だ。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』
▲プレイマッチの項目を左上に配置する、各選手のスタミナを直観的に分かるようにゲージで表すなど、メニュー周りもリニューアル。

 その他、好評だった“スキルゲーム”も今作でよりパワーアップしている。新規ユーザーが気持ちよくプレイできるようになるための課題や、『FIFA』シリーズプレイヤーにとって歯ごたえのあるチャレンジ要素を新たに追加したとのこと。

 主な例として、配置された筒の中にボールを入れる、的を狙ってシュートするなどのボールコントロールの練習や、実際のサッカー練習で行われているようなパス回しなどがある。今までにあったスキルゲームも改良し、全部で45種類が収録されている。

■選手たちの生体学や動きを研究してロコモーションを再定義

 『FIFA 14』では、ピッチ上の選手がどのように体重移動をして次の動作に移るか(プレシジョン・ムーブメント)を実現している。こうしたリアルな動きはプレイに与える影響が大きいため、ゲームバランスが崩れないように約2年間も試行錯誤してきたと言う。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』

 具体的には、選手のさまざまな動きに対して、無理にアニメーションを繋いだりする違和感の払拭になる。1歩1歩が計算のもとに表現されているため、どのような局面でも選手が次の動作へ自然と移れるように。気になるレスポンスについても、これまでよりよくなっていると説明していた。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』

→前作を遊んでいた編集者が『FIFA 14』をプレイ! その感想は……?(2ページ目)

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データ

▼『FIFA 14 ワールドクラス サッカー Ultimate Edition』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:SPG
■発売日:2013年秋
 
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▼『FIFA 14 ワールドクラス サッカー Limited Edition』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:SPG
■発売日:2013年秋
 
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