2013年6月12日(水)
スクウェア・エニックスが2013年に発売予定のPS3/PS Vita用ソフト『ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター』。E3にて初のプレイアブル版が出展された、PS3版『ファイナルファンタジーX HD リマスター』の試遊用ロムをプレイしたレビューをお届けする。
本作は、2001年にPS2で発売された『ファイナルファンタジーX』と、2003年にPS2で発売された『ファイナルファンタジーX-2』を、HD画質にリマスタリングして2機種で発売するというもの。メインキャラクターモデルがHD画質に対応している他、モンスターやフィールドのテクスチャなども高精細になっているという。PS Vita版については『ファイナルファンタジーX HD リマスター』と『ファイナルファンタジーX-2 HD リマスター』の個別タイトルとして、2本用意される。
E3版の試遊用ロムは、製品版と同様の内容をほぼ頭から順番にプレイすることができました。ゲームをスタートしてまず映し出されるのは、ティーダと仲間たちがザナルカンドに到着した時のモノローグ。プレイした人はすでにわかるとおり、これはゲーム後半の重要なシーン。ほぼラストに近いこのシーンから始まることは、当時も話題になりました。
ここであらためて、ビジュアルの美しさに驚かされます。さすがにリマスター化されただけあって、その美しさは圧倒的。当時の画面は頭の中でかなり思い出補正されていますが、それを持ってしてもまだ“キレイになった!”と感動しまくりでした。
▲有名なオープニング。キャラクターモデルは現在も調整中で、この画面からさらにクオリティがアップするとのこと! |
オープニングのモノローグが終わると、次は物語の発端となるザナルカンドのシン襲撃シーンへ。ここで初めて操作が可能になります。とはいえ、ティーダがブリッツボール会場へ行くだけの簡単なもの。操作感に関してはもちろん良好。基本的にゲームの内容については変わってないので、そういえばこんな画面もあったなと懐かしく感じながら進めます。
そしてブリッツボールの高品質ムービーへ。ムービーシーンはオリジナル版でも十分綺麗でしたが、解像度が高くなり、かなり鮮明で印象が違います。これも思い出補正とのギャップのせいでしょうか。しかしこれが逆にいい意味で新鮮でしたね。
その後のシンの出現以降は、バトルのチュートリアルへ。かなり忘れているのでシステムを思い出しつつでしたが、一度プレイしているなら問題なくプレイできるでしょう。しかし、戦闘中に機械を破壊して爆発させるギミックでは、流れをすっかり忘れていて、どうすればいいか手間取ってしまいました。また、意外に難易度もシビアで、普通にプレイしていたら戦闘不能になりかけたのもご愛嬌です。
そしてその後、アーロンの有名なセリフ「これはお前の物語だ(E3版なので英語でしたが)」とともに、いよいよ舞台はビサイド島へ。海中でサハギンに襲われたところで体験プレイは終了となりました。
このようにプレイしたのは序盤でしたが、要所で出現する子ども時代のティーダなど忘れていた場面も多く、やり込んだ自分でも画面の印象も変わるせいか、新たな気持ちで楽しめました。
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