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2013年6月12日(水)

“煙”を操る新主人公・デルシンが飛ぶ! オープンワールドACT『inFAMOUS: Second Son』は実在のシアトルが舞台【E3 2013】

文:皐月誠

 ロサンゼルスにて開催されている“Electronic Entertainment Expo(E3) 2013”において、SCEはPS4用アクションゲーム『inFAMOUS: Second Son(インファマス:セカンド・サン)』のデモンストレーションを実施した。そこで判明した情報を交えて、本作を紹介する。

 『inFAMOUS: Second Son』は、オープンワールドで爽快な超人アクションを楽しめる『inFAMOUS』シリーズの最新作。主人公は前作までの電気を操るコール・マグラスではなく、煙を操るデルシン・ロウとなっている。舞台となるのはワシントン州のシアトルだ。

 本作の世界は“D.U.P.(統一保護局)”という武装組織によって支配されている状況にあり、超人たちは弾圧されているらしい。バスの炎上事故との遭遇を堺に煙の能力を身につけたデルシンも、どうやら追われる身にあるようだ。

■動画“『inFAMOUS: Second Son』E3トレーラー”

 煙の能力と言っても、火球の発射や炎をまとわせたチェーンでの打撃など、その特性はむしろ煙を生み出す炎に根ざしている。煙らしい技能としては、肉体を煙に変化させることで、金網をすり抜けたり細いパイプを通り抜けたりといったアクションが可能のようだ。まだゲームの全貌はわからないものの、煙への変身というアクションが今までになかった戦闘やステルスを演出してくれることは想像に難くない。なお、コールは電気の力で空中を浮遊できたが、デルシンは炎の噴射で浮遊を行う。

 戦闘アクションには、前述した火球の発射や燃えるチェーンでの攻撃、そして敵の肉体を直接熱するらしいステルスキルが確認できた。プレイヤーのスタイルで、メインとなる攻撃方法は大きく変化するだろう。街中に設置されているオブジェクトは多くが破壊可能らしく、見張り台を破壊して上部の敵を落として倒すという場面も見られた。火球はエネルギーを溜めることで、巨大で高威力なものも撃てるようだ。

 D.U.P.は超人を弾圧している組織であるため純粋な人間なのかと思いきや、中には特殊能力でコンクリートの壁面に足場やジャンプ台を作る兵士も何人か存在していた。彼らが何者なのかは不明だが、デルシンにとっては厄介な敵となるだろう。

 基本的なもの以外にも、デルシンはさまざまな能力を身につける模様だ。上映された映像の最後には、高く飛び上がって隕石のように落下し、周囲の敵を一網打尽にする攻撃を行なっていた。この模様は記事内に掲載したトレーラー動画でも確認できる。

 『インファマス』シリーズの魅力は、広大な世界を自由に探索でき、プレイヤーの行動によって正義にも悪にもなれるという自由度の高さ。新しい主人公でどのようなドラマを描くのかは、プレイヤー次第だ。

■動画“『inFAMOUS: Second Son』第1弾トレーラー”

(C)2013 Sony Computer Entertainment America LLC. inFAMOUS Second Son is a trademark of Sony Computer Entertainment America LLC. Developed by Sucker Punch Productions LLC. The Space Needle is a registered trademark of Space Needle LLC and is used under license.

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