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2013年6月14日(金)

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』がPS Vitaでゲーム化&9月19日に発売決定! シナリオ監修は原作者の渡航さん

文:キャナ☆メン

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■廃人カウンタ
~リア充には迎合しない。しかし、独りよがりでは自分を見失う~


 本作は、好感度のフラグやパラメータだけがシナリオ分岐に影響する従来の恋愛アドベンチャーゲームと異なり、“廃人カウンタ”というシステムが重要な意味を持つ。この廃人カウンタは、“八幡の腐り具合”や“世間一般(リア充)への迎合具合”を表わしており、高すぎても低すぎてもバッドエンドを迎えてしまうという。

『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』 『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』
▲画面右上に表示されているのが、廃人カウンタ。リア充の価値観を認識しつつも、それに疑問を抱き、自らの価値観を築き上げていく……廃人度のバランスが、ハッピーエンドへのカギとなる。

■行動選択肢と脳内選択肢
~それは、ぼっちライフとリア充イベントの二律背反~


 “ぼっち”なればこその深い思索に基づいた、八幡ならではの“思考”と“行動”。ゲーム中にもそれが反映され、それまでの会話の流れで行動を決める“行動選択肢”と、問いかけに対し脳内でリアクションする“脳内選択肢”という2つの選択肢が存在する。

 本作では、これらの選択がキャラクターの好感度と八幡の廃人度のバランスに影響し、シナリオが変化していく。また、ゲーム進行中に表示される選択肢は基本的に、“行動”のみ、あるいは“脳内”のみだが、時として両者が混在するという。さらに、廃人カウンタが一定値以上の時だけ選択できる“行動選択肢”もある。

『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』 『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』
▲行動選択肢は、四角い吹き出しの形で表示される。ここでの選択が、好感度に影響を与える。▲雲形の吹き出しで表示されるのが脳内選択肢。八幡の廃人度に影響する。

■その他にも特徴的なシステムを搭載!


 廃人カウンタや2種の選択肢以外にも、本作には独特なゲームシステムが存在する。ここでは以下の2つのシステムについて紹介する。

●沈黙打破モード

 時により、女子(一部を除く)と2人きりのラブコメシチュエーションへと展開することがある。そのシーンでは、誰しもが経験する慣れない他人との“ふたりきりの気まずさ”が表現され、八幡はその打開を迫られる。

 そこで、“沈黙”を含む3種の話題カードから適切なものを選択して、気まずい沈黙を切り抜けるのが“沈黙打破モード”だ。うまく沈黙を打ち破れば、胸が熱くなるようなシーンが待ち受けているという。

●ビジュアライズモード

 原作小説で章の間に掲載されている、八幡の残念な読書感想文やレポート、彼と他の人物との電話やメールでのやり取りなど。それをゲームで再現したのが、この“ビジュアライズモード”となる。しかし、ただ再現されただけでなく、ゲーム本編での選択により、新たな会話や物語が出現することがあるという。

『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』
▲八幡と小町のメールでのやり取り。本編で示唆されつつ、具体的には登場しなかった会話などが見られる。

(C)2013 渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。
(C)MAGES. / 5pb. (C)MarvelousAQL

データ

▼『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』(ダウンロード版)
■メーカー:5pb.
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:AVG
■配信日:2013年9月19日
■価格:7,140円(税込)

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