にゃんこな“猫マリオ”がポールをよじよじ！ 多人数プレイも楽しみなWii U『スーパーマリオ 3Dワールド』のプレイ感覚をレビュー【E3 2013】

文：皐月誠

　“E3 2013”の任天堂ブースにて体験版をプレイ可能だったWii U用『Super Mario 3D World（スーパーマリオ 3Dワールド）』。本作をプレイした感想とともに、その概要を紹介する。

　本作は、6月11日の“ニンテンドーダイレクト ＠E3 2013”で発表された『スーパーマリオ』シリーズの最新作。ゲームは3Dになっているのだが、ジャンプして敵を踏みつけたり、ファイヤーボールを発射したりと、プレイ感覚は2Dのシリーズタイトルとそれほど変わらないと感じられた。

　プレイヤーキャラクターは、標準的な能力のマリオ、高くジャンプできるルイージ、空中を移動できるピーチ、足が速いキノピオという4人からの選択式で、ファミリーコンピュータの『スーパーマリオUSA』をほうふつとさせる。先日の記事ではスクリーンショットを掲載しているので、そちらも参照してほしい。

　今回のプレイにあたっては、2013年が“ルイージの年”らしいのでルイージを選択してみた。この試遊版では個性の異なる5つのステージを体験できたが、挑戦したのはワールド4のボス戦だ。

　このボスは、砂の中から首を出したヘビのようなキャラクター。落石や子分による突き上げで攻撃してくるが、飛び出た子分を足場としてボスの頭を踏みつければ倒せる。体験版ということもあってか難易度は低く、難なくクリアできた。ジャンプが高いルイージを選んだのも相性がよかったかもしれない。ステージごとの最適なキャラクター選択は、製品版をプレイする際も重要になるだろう。

▲ボスはヘビの王様なのだろうか？　威厳あるケープを身に着けている。

　本作で注目すべきは、鈴状のアイテムを取ると変身できる“猫”状態だ。猫のスーツにはどうやら前足に鋭い爪が付けられているらしく、ひっかき攻撃や壁のよじ登りが可能となる。後から他の方のプレイを見て気付いたのだが、ワールド4のボス戦では子分をよじ登ると、簡単にボスを踏みつけられる高度まで到達できたようだ。また、ゴール時のポールにおいても頂点までよじ登れる。

　プレイ感覚はオーソドックスながら、グリーンスターの収拾要素やステージ固有の特殊なギミックなど、多彩なフィーチャーが用意されている模様だ。Wii U GamePadをコントローラーとして使うプレイヤーは、タッチ操作によって他のプレイヤーのサポートが可能ならしい。性能差のあるキャラクターやサポート要素などを見ると、本作が最大の魅力を発揮するのは多人数プレイの時だろう。本作はまだまだ発表されたばかりなので、今後明かされていくであろう新要素にも注目してほしい。

▲地上のステージには、回転する足場が多く見受けられた。高低差がある立体的な場所が多いことも特徴だ。

▲透明なパイプやPOWブロックが存在する雲上のステージ。今回もさまざまなシチュエーションが待ち構えているようだ。

■『スーパーマリオ 3Dワールド』Nintendo Direct＠E3 2013 出展動画

(C)2013 Nintendo. Super Mario and Wii U are trademarks of Nintendo.

データ

関連サイト

• 任天堂
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