News

2013年6月23日(日)

『ポケモン』日本チャンピオンが決定! 世界大会への切符を賭けた白熱の“WCS日本代表決定大会”をレポート

文:カネキング

前へ 1 2

●シニアリーグ:1998年以降、2001年以前生まれ

“ポケモンワールドチャンピオンシップス日本代表決定大会”

 木村将輝選手は、カポエラー&クレセリアが先発。対する近野拓実選手は、ランドロス(れいじゅうフォルム)&ボルトロス(けしんフォルム)が先発となった。この2匹は今大会でメジャーな組み合わせとなっており、多くの選手が先発として使っていた様子だ。

 試合はお互い“いかく”でこうげきを1段階下げつつのスタート。木村選手はクレセリアの“こごえるかぜ”、近野選手はボルトロスの“どくどく”でクレセリアをけん制し、大きなダメージが入らないまま試合が進行していく。

 しかし、木村選手が交代を読んでハッサムに“つるぎのまい”を使わせたところに、近野選手がラティオスの“めざめるパワー”を強気に合わせて、ハッサムを一気に撃破する。ここで勢いに乗った近野選手は、木村選手のトリトドンにも“どくどく”を使い、丁寧に対処していく。なんとか勝機を掴みたい木村選手だったが、近野選手が最後に繰り出したバンギラスを崩せず、チェックメイトとなった。

●マスターリーグ:1997年以前生まれ

“ポケモンワールドチャンピオンシップス日本代表決定大会”

 決勝は、松本悠揮選手 対 小菅良亮選手のマッチに。松本選手は、モロバレル&ブルンゲル、そしてニョロトノを軸とした、特性“あめふらし”とわざ“トリックルーム”のハイブリッドチーム。ニコニコ生放送で中継されていた準決勝では、冴え渡った読みで相手を完封し、視聴者を沸かせていた。対する小菅選手は、ランドロス(れいじゅうフォルム)&ボルトロス(けしんフォルム)を先発に据える鉄板の布陣だ。

 試合は、松本選手がモロバレルに“いかりのこな”、ブルンゲルに“トリックルーム”を使わせた後、モロバレルをニョロトノに交換して基盤を整える。しかし、この試合展開を最初から読んでいたのか、小菅選手は控えのバンギラスを繰り出して天気を上書き。さらに相手の“トリックルーム”を利用して、“いのちのたま”を持ったローブシンが、圧倒的な威力の“アームハンマー”でニョロトノを撃破する。

 テンポを崩された松本選手は、モロバレルの“キノコのほうし”でローブシンを眠らせ、巻き返しを図る。バンギラスの“いわなだれ”に合わせてズルズキンで反撃に出るチャンスがやってくるが、なんとここでズルズキンがひるんで動けず! 結局これが決定打となり、最後は小菅選手がランドロスできっちり押さえて勝利を掴み取った。


 こうして、白熱のバトルは終了に。大会では技がきゅうしょ当たったり外れたりするたびに、観客から大きな歓声が上がっており、非常に熱気にあふれるイベントとなった。

 世界大会へは、各リーグから上位2名が参加するということで、表彰式では選手たち6名が全員「優勝します!」と力強くコメント。熱い戦いを繰り広げた選手たちに温かい拍手と歓声が贈られ、大会は幕引きとなったのだった。選手たちの世界大会での活躍に期待したい。

 なお文中でも触れたが、この大会はニコニコ生放送で中継が行われていた。どの試合も見どころたっぷりだったので、もしタイムシフトで視聴できる人は、ぜひともチェックしてみてほしい。

“ポケモンワールドチャンピオンシップス日本代表決定大会”
▲決勝戦を戦った選手たち。ぜひ世界大会でも頂点を目指してほしい!

【ジュニアリーグ】
優勝:中村 光汰(ナカムラ コウタ)選手
準優勝:寺澤 凜(テラサワ リン)選手

【シニアリーグ】
優勝:近野 拓実(コンノ タクミ)選手
準優勝:木村 将輝(キムラ マサキ)選手

【マスターリーグ】
優勝:小菅 良亮(コスゲ リョウスケ)選手
準優勝:松本 悠揮(マツモト ユウキ)選手

(C)2013 Pokémon.(C)1995-2013 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

データ

関連サイト

前へ 1 2