2013年6月26日(水)
――悪魔コスと天使コスは対で考えたのでしょうか?
伊東:『ぎゃる☆がん』ならば……ということで、天使コスを最初に考えていたんですが、天使があるなら悪魔もあるだろうということで、こちらもデザインしました。個人的には悪魔コスのパンツが好きだったんですが、サスペンダー教官のパンツとかぶっていたので、スカート風になりました。
――この時期に、ショートパンツにハマっていたんですか?
伊東:……いや、ハマっていません……たぶん。
――ブーツもこれまでありませんでしたね。
伊東:基本は高校生の制服なので。ただ、意外とマッチしていましたね。むっちりとした感じがブーツとあうんでしょうか? このお尻のあたりも、かなりムチッとしていますよね!
田村:今回は……いや、“今回の衣装も”攻めているものばかりですよね。
――ちなみに候補としてあがった4つの中で、中川さんと田村さんはどれがお好みですか?
中川:個人的にいいと思って選んだのは、ぶっちぎりでサスペンダー教官でした。他は視界に入りませんでしたからね(笑)。あとで冷静になってみると、悪魔コスもいいかもな、くらいで。
田村:……うすうすサスペンダー教官になりそうな予感はしていましたが、軍隊風制服もいいなと思っていました。
――先生たちのデザインは同じですか?
伊東:これまでどおりにカラー違いですね。サスペンダー教官だと黒に、子悪魔の服だと角やラインの色が変わります。
――こちらのイラストで描かれているのはテンゾウですか? ……イラストは初出しでは!?
伊東:絵が出るのは初かもしれませんね。
田村:このシリーズ、パブイラストとして出したもの以外は、あまり出ていないんですが、パブイラストの中にテンゾウは入っていなかった。なので、初お披露目です。企画書の中にはありましたが。
――テンゾウのモデルはいらっしゃるんでしょうか?
伊東:モデルは……特にいないですね。なんのとりえもない普通の男という設定だったので、普通な感じのキャラにしています。ちなみにこれは、サスペンダー教官とセットになっているアイテム“重要機密書類”のデザインです。ラブレターの変わりに渡すアイテムで、作戦ファイルがモチーフになっています。
▲アイコンでもテンゾウのイラストを確認できる。 |
――DLCを入手した後、ラブレターの画像でテンゾウの顔を見られるんですね?
田村:告白してくる時の一瞬だったら……ただアップにはできないので、頑張っていただくことになるとは思いますが。
――描かれている紋章は?
伊東:天使学校の校章です。昔の画像を見ていたらあったので、引っぱってきました。
――他にもDLCで天使の衣装として、“スクール水着”と“体操服 ブルマ”が配信されていますが、これまでになかったので作ったという流れでしょうか?
伊東:システム的には用意していて項目を選べるようになっていたにもかかわらず、衣装がなくて心残りでした。あんまり時間もなかったんですが、無理やり入れてもらいました。
田村:ただ、実は制作スケジュールが厳しかったので、当初は配信予定になかったんですよ。
――え? でもデザインまで出来上がっていますよね? どういうことですか?
伊東:ちょっと補足で説明すると、当初DLCの衣装は1つだけを配信する予定でした。それを受けてデザイン候補を4つ作ったのですが、気付いたら2つのモデリングができていたんです。……先ほど話題に出てきたCGデザイナーによって密かに増えていたんです。
中川:『ぎゃる☆がん』らしいエピソードですね(笑)。
田村:いや、冗談ではなくて、彼女が勝手に作っていたんですよ。さらに、天使の衣装である水着と体操服も、そのCGデザイナーが勝手に作っていました。
伊東:彼女は一番好きなのがサスペンダー教官で、次が天使コスだったみたいです。
田村:悪魔コスを作る前に「とりあえず、天使コスを作っちゃおうかな」と言っていたので、悪魔のほうが好まれていることを伝えたところ、「あ~~……悪魔のほうかぁ~」って言っていたんですよ。そしたら、次の日の朝に「悪魔コス、だいぶできました!」って言ってきて。「え? だいぶって何? そもそも予定になかったじゃん!?」となり、あわてて中川さんに連絡をとりました。
中川:聞いた時はビックリしました。配信する数が変わるって、あんまりないですからね。ただ、タイミングよく各所にチェックを出せたので、とんとん拍子で進みました。
田村:実を言うと、『ナイツのヒット商品会議室』でも1つだけプロデュースしていただく予定だったんです。ただ、編集前に間に合ってしまったので、急きょアイデアにあった悪魔も採用させていただきました。
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