『舞台ドリームクラブ』で国民全員がピュアに!? 亜麻音、るい、遙華を演じるキャストが電撃オンラインスタッフに公演をアピール

文：kbj

　編集部訪問後に、3名にインタビューを行い、オーディションが終わってからこれまでについてや、衣装についての簡単なコメントをいただいた。なお、インタビュー中は敬称略。

――まず、オーディションに受かった時についてお聞きします。知らせを受けた時は、どんなお気持ちでしたか？

中園：オーディションでは歌唱審査があったんですが、歌が苦手だったのでダンスを頑張って覚えていったんですよ。ところが前奏でダンスが飛んで、それにつられて歌詞も飛んでしまい……もうボロボロだったんですが、自己PRで熱意だけはなんとか伝えました。ただ、自信がなかったので、周りの友だちに「ダメだった」と伝えていたんですよ。

――そうしたら、まさかの!?

中園：受かっていたんです！　私は亜麻音ちゃん候補なんですが、関西出身ということもあり、玲香の役をいろいろと研究したんですよ。まさかの亜麻音ちゃんだったので、受かったことと亜麻音ちゃん候補というダブルでビックリしました。

――歌は何を歌われたのですか？

中園：課題曲は3つあったのですが、『Glory Days』にしました。るい先生の『時間（とき）のカケラ』はバラードなので、歌がうまくないことをごまかせないんですが、『Glory Days』ならダンスのノリでごまかせると思ったので。ただ、先ほどの通り、踊りで失敗してしまったのですが（苦笑）。

雨情：私がオーディションの合格通知をいただいた時はアルバイトの最中でした。実はオーディションには、シフトを変更してもらい参加したんです。なので、交替していただいた方にありがとうと言いました。元々大好きな作品だったので合格したという実感がなく、いまだに夢のようです。

――え？　バニーガールの格好をされている、現在でも？

雨情：これは日常から着ていて、普段着みたいなものなので。

――雨情さんはコスプレイヤーとして活動をされているとお聞きしましたが、普段からバニーガールの格好を？

雨情：すみません、関西人なんでちょっと盛りました（笑）。私は、舞台の稽古には関西からバスで通っているんです。バスの予約もしたことがなかったんですが、ちょっとずつ慣れてきて、自分がしっかりしてきたように感じています。

青木：私は、オーディションの前日にノド風邪を引いてしまい、声がガラガラでひどい状態でした。受けるのを止めようかと当日に2～3時間悩んでいたくらい、ひどかったんです。結局、ダメ元で受けたんですが、受かるとはまったく思っていませんでした。寝ている時に遙華役の候補として受かったというメールが来たんですが、夢だと思って二度寝しました。

――現実が夢だと思って、二度寝してまた夢を見たんですね（笑）。

青木：寝ぼけていたんです（笑）。起きてからメールを確認したらちゃんとあったために夢じゃないことがわかったんですが……不思議な感覚でした。

――青木さんは何役を想定してオーディションに臨まれたんですか？

青木：私は、遙華と魅杏が好きなので、オーディションでもそう言わせていただきました。好きなキャラ候補になっているのでうれしいです。

――着られている衣装についての感想をお願いします。

中園：私は普段は役者で、普通にありそうな服を着ています。なので、メイド服を見た瞬間に「ひゃーーー」って驚きました。まだ着せられている感じが強いですね。ただ、こんな衣装を着たメンバーが、歌って踊ったらすごいカワイイだろうと思い、私自身ステージを見るのがすごく楽しみです。

雨情：元々コスプレをやっていて、バニーガールは衣装が痛むくらい着ていました。

――え？　このコスチュームは雨情さんの自前なんですか？

雨情：本番でどうなるかわからないんですが、今回の衣装は自前です。この服とともに育ってきたのでうれしいですし、緊張もあまりしないです。

――言われてみると、ちょっと年季が入ってるような……。

雨情：そうなんです（苦笑）。私は元々コスプレイヤーなので、ウィッグをはじめ、衣装の細部にもこだわりたいと思っています。るい先生といえばセクシーなひもパン。それを一生けん命自作しているんですが、不器用なので……頑張ってやっています。

――すごい熱意ですね。青木さんは？

青木：自分も普段コスプレをしているんですが、男装なんです。こういう女の子らしい衣装はあまり着ないので違和感がありました。個人的にこだわっているところはウィッグです。

――ウィッグですか？

青木：ストレートのウィッグを購入して加工しているんです。遙華は縦ロールなんですが、普通にコテで巻いただけでは固定されないので、冷やして何時間も置いておくというように、手間がかかっています。

――ただ、その背中側は大変そうですね。

青木：縦ロールを崩さずに踊ることも今から考えています。

雨情：皆で細かいところを指摘しあっています（笑）。

青木：かがむと髪が落ちてきてしまうので、しゃがむこと1つとっても、気をつかっています。

――『ドリームクラブ』のキーワードに“ピュア”があります。皆さんが考えるピュアとは、なんでしょうか？

中園：ピュア……私はまっすぐというイメージです。好きなことや趣味、恋愛とか全部において、大好きになったものはひた向きにまっすぐ好きだと思うことです。舞台『ドリームクラブ』のサブタイトルにある“国民総ピュア化計画”。メンバーやスタッフ、お客さんすべてをピュアにしたいです。皆様には、まっすぐな気持ちで舞台『ドリームクラブ』を愛していただければと思います。

雨情：ゲームをプレイしていると、主人公の発言に驚くことが多いです。自分の欲望に忠実で、ダメだと思ったら注意しにいったり……おっぱいがあったら見たり……純粋でピュアという言葉がとにかくマッチするキャラです。そんな純粋な人って、私の周りでは少ないのですが、そういう人が好きです。

青木：自分の好きなことには、恥ずかしがらずに打ち込める人がピュアだと思います。あとは、子ども心を忘れない人が素敵だと思いますね（笑）。

――現在、稽古の真っただ中ということですが、今の候補以外でおもしろそう、興味がひかれるホストガールがいたら教えてください。

中園：現状、稽古では基礎から勉強しています。特殊なインプロ（即興演劇）をしたり、ダンスや歌、筋トレなど……体育会系のように頑張っています！　謎なのは魔璃ですね。動物のことを「獣」って言うことについて、どういう思考回路をしているんだろうって興味があります。玲香ちゃんは最初に見ていたので、愛着があります。

雨情：全員気になりますが、私は亜麻音ちゃんが好きで、自分でコスプレもしていたので亜麻音ちゃんかもしれません。オーディションは、亜麻音ちゃんに限らず『ドリームクラブ』が好きなので受けたところ、結果としてるい先生の候補になりました。私は“体は大人、頭脳は子ども”なので、お姉さんっぽさがないため、素敵なるい先生を演じることについて、いまだに緊張しています。

青木：私は遙華と魅杏が元々好き。受かった時に友だちからは「遙華か魅杏でしょう？」と言われました。

――性格が似ているんですか？

青木：ちょっとツンツンしているところは似ています。今の自分と違う方向性では、ノノノちゃんが好き。正確には、ノノノちゃんの未来の世界に興味があるんですよ。おそらく男性がいない世界……どういう風にそうなったのか、知りたいですね。もし他のキャラをやる時、ノノノちゃんだったら楽しいだろうと思いました。

――最後に読者に、意気込みやメッセージをお願いします。

中園：『ドリームクラブ』のホストガールに、いろいろな職業の人がいるように、今回演じるメンバーも女優もいれば声優もいる。他にも、ダンサー、コスプレイヤーや女子高校生など、さまざまな人がいます。いろいろなカラーがどのような化学反応を起こして、どんなエンターテインメントになるのかを楽しんでほしいです。このゲームを知らない人でも楽しんでいただけるような舞台にしたいと皆で頑張っています！

雨情：原作の『ドリームクラブ』は1年を通して、ホストガールとともに過ごすゲーム。舞台の稽古から本番までの間は、1年より短いですけど、キャストが短い期間でいかにどう成長しているかを見てほしいです。稽古場ブログを展開しているので読んでいただき、見守っていただけたらと思います。

青木：『ドリームクラブ』が好きな方には、全員で踊ったり会話したりという、ゲーム内で見られなかった場面を楽しんでいただきたいです。あとは、キャストのファンで『ドリームクラブ』を知らないで見に来てくださった人が、ゲームに興味を持ってくださったら素敵だと思います！　公演は、8月16・17・18日、ラゾーナ川崎プラザソルで行います。先着順指定席ですのでお早目のご予約を。ぜひ私たちに会いにきてください。よろしくお願いします!!

(C)D3 PUBLISHER

データ

関連サイト

• 『舞台ドリームクラブ』公式サイト
• 『ドリームクラブ』公式ポータルサイト