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2013年7月19日(金)

新宿と佐賀を“Skype”でつないで行われた『三国志大戦TCG』の公式対戦イベントをレポート!

文:ファイ

 セガが展開するTCG『三国志大戦トレーディングカードゲーム(以下、三国志大戦TCG)』で、無料通信ソフト“Skype”を用いて遠隔地をつなぎ対戦するという、ユニークな公式イベントが7月15日に開催された。

 イベント会場は、新宿の“Game Cafe&Bar Ninety.”と佐賀の“BRAVE HEARTS”。これらをオンラインで結び、カードゲーム対戦が行われた。対戦の後には、北岡プロデューサーによる新情報のコーナーもあった。この記事では、新宿の“Game Cafe&Bar Ninety.”の模様をレポートする。

■東京の会場はカードゲームも楽しめるバー

 東京側の会場となったのは、曙橋駅からすぐにある“Game Cafe&Bar Ninety.”。ここは一般的なTCGショップではなく、“ゲームもできるバー”である。店内にはアナログゲームやレトロゲームが所狭しと置かれており、これらは自由に利用することができるという。

『三国志大戦TCG』 『三国志大戦TCG』
▲ここはカードゲームができるがTCGショップではなく、大人のためのバーとなっている。▲イベント用に用意されたメニュー。誤字があるように思えるが、これは時間潰し用の間違い探しだそうだ。正解は、記事の最後に掲載しているので、興味がある人は挑戦してみてほしい。

 レポートの前に、本イベントの要である“Skype”を用いた対戦について簡単に説明する。まずは対戦する2地点に“Skype”がインストールされたWebカメラ付きのPCを用意。この時、Webカメラをプレイヤーではなく、プレイマットに向けてセッティングしておく。こうすれば、相手の場が自分のPCのモニターに表示されるので、自宅にいながら遠隔地にいる人と対戦できるという仕組みだ。

 “Skype”対戦の初戦は、“Game Cafe&Bar Ninety.”店長の“はやし君主”と、“BRAVE HEARTS”店長の“D君主”の対決。両店に駆けつけた君主の手前もあり、店長としての威厳を賭けた負けられない戦いとなった。先に攻城を仕掛けたのは“はやし君主”だったが、中盤からじわじわと“D君主”が展開。武力の高い武将を配備し、“はやし君主”の武将を撃破していく。そうして、そのまま数で圧倒した“D君主”が勝利した。

『三国志大戦TCG』 『三国志大戦TCG』
▲目の前には対戦相手ではなくモニターがあるのみ。これが“Skype”によるオンライン対戦だ。▲上の大画面テレビでは、ニコ生の映像が流されていた。

 その後は、女性君主対決と男性君主対決がそれぞれ1回ずつ行われた。2戦目の女性君主対決は新宿が群雄を、佐賀が蜀をチョイス。群雄の《馬超》と蜀の《馬超》がにらみ合う展開となったが、最終的には新宿側の君主の勝利となった。

 1勝1敗で迎えた3回戦の男性君主対決は、どちらも群雄デッキでの戦いとなった。お互いが《李カク》と《郭汜》を出すという展開で序盤を終えるも、中盤から武将を多く展開してきた佐賀側が優勢に。最後は自ら城壁を削ったことが功を奏し佐賀側が押し切った。

『三国志大戦TCG』 『三国志大戦TCG』
▲果敢に立ち向かう女性君主。▲群雄同士の戦いを制するべく奮闘する君主。

 “Skype”を用いて行われた対戦の結果、女性君主対決は新宿が勝利、男性君主対決は佐賀が勝利となり、3戦合計では佐賀の2勝1敗となった。

 “Skype”対戦の合間と対戦終了後には、北岡プロデューサーによる新情報コーナーが。ここでは、特に7月25日に発売となるブースター第6弾の情報が多く公開された。これまで未公開だったカードの公開を始め、SPブースター第2弾についてなど、君主各位が知りたい情報を惜しげもなく披露した。

『三国志大戦TCG』 『三国志大戦TCG』 『三国志大戦TCG』
▲公開された新カードの一部。新宿では《兀突骨》がキャラクター的にかなりの人気だった。

■新情報はカードの内容だけでなく、イベントや新レギュレーションについても

 新カード公開だけでなく、イベントや新レギュレーションについての北岡プロデューサーの方針も伝えられた。

 まずは公式イベント“TCGの宴2013 in 大阪”が、10月5日に大阪の難波御堂筋ホールで開催される。さらに日程は未定ながら、年明けに名古屋と東京での“TCGの宴”が開催される予定とのこと。そして3月29日には、大田区産業プラザPiOにて全国大会決勝戦が行われることが決まったそうだ。この全国大会決勝には、台湾と香港からも『三国志大戦TCG』の君主が参戦する。

 7月25日から適応される新レギュレーションは、ある程度の新制限&制限解除があるとのこと。特定のデッキを使えなくするのではなく、人気のデッキの対策カードを第6弾に用意したので、それを使って新たな環境を楽しんでほしいそうだ。また、『三国志大戦TCG』では、エラッタ(※印刷された内容を修正すること)は誤植に対してのみ発行し、能力の調整はしないという方針であることも伝えられた。

『三国志大戦TCG』
▲ニコ生の映像に注目する参加者たち。コメントへの反応も多数あった。

 発売が迫るブースター第6弾、その後に待つSPブースター第2弾の情報の他、なんと来年のイベントまで公開された今回の“Skype”対戦イベント。『三国志大戦TCG』では、この先も今回のようなイベントを行っていくようなので、電撃オンラインでも細かくレポートしていくつもりだ。ぜひ心待ちにしていてほしい。

 最後に、メニューに仕掛けられていた間違い探しの答えは、「三国“史”大戦」→「三国“志”大戦」、「大“橋”の祈りも届く」→「大“喬”の祈りも届く」、「“天”流星ゼリー」→「“大”流星ゼリー」の3つ。決して誤字ではないので、その点は注意してほしい。

(C)SEGA