2013年7月22日(月)
と、前のページでは“ワニの目が出たらワニの横に動物を置く”という、ごく普通の『ワニに乗る?』をご紹介いたしましたが、ここからは、“ひと味違う『ワニに乗る?』”を紹介していきましょう。と言っても違いは1つ。ワニの目のルールを“土台を増やす”から“2つ置く”に変更するだけ。そう、本当の意味で“ワニの上にだけ動物を置く”ゲームにしてしまうのです。
エリマキトカゲを手にほくそ笑むカネキング。この後、地味ながらかなりドイヒーな置き方をします。 | 右側のハリネズミのほうが楽に置けそうですが、このハリネズミはヘタに触ると落ちます。 |
このルールにすると、足場が広がらなくなったため、動物たちが自然と高く積み上がっていくことに。それにともなって緊張感も増していきます。また、足場が広くならないせいで、次の手番が来る前に崩れていてほしいという念がこもるのか、“どうやって動物を積み上げていくか”だけでなく“どうやって次の人に動物を押しつけるか?”という考えが強くなる気がします。簡単に言うと、意地悪い置き方が増えるということですね(笑)。そしてやっているうちに、なんというかこう、イヤらしいテクニックが身に着いてきます。自然と。
ただでさえねじ曲がり気味な30歳児たちが、よりひねくれるとどうなるのか? 次の動画をご確認ください~。
ご覧いただけましたでしょうか? 緊張感に負けてしまったプレイヤーが、とんでもない事態を引き起こしてしまいましたね……。上手に動物を積めた時は盛り上がるポイントですが、やはり“崩れた時こそがこのゲーム最大のおもしろさを味わえる瞬間”ではないかと思うんですよね~。崩した本人は「オーノーッ!!」と言う他ないのですが(笑)。
動物を置いた時の達成感、他プレイヤーが動物を積み上げた時の「お主やるな……」感、そして動物が崩れた時の「やっちまった」感と「ザマーミヤガレ!」感。『ワニに乗る?』は、この4つが絶妙なバランスでまざりあった見事なゲームだと思います。
こんな感じで、どちらかというと頭よりも直感がモノを言うゲームです。実勢価格はおおよそ3,000円。子どもだけでなく大人もゲラゲラと楽しめる軽~い内容ですので、ぜひ遊んでみてくださいね。