2013年7月30日(火)
・ソルバルウ
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プレイヤーが操る機体。ザッパーとブラスターという2種類の兵器を搭載。“ソル”は“太陽”、“バルウ”とは“鳥”を意味する。
・ザッパー
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空中の敵に対して使用する攻撃。
・ブラスター
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地上物に対して使用する攻撃。画面上に表示されたレーダーの照準に攻撃目標を重なると照準が点滅し、この時に使用すると破壊できるという仕組み。ソルという隠しキャラを探す手がかりになるのもこの照準。
・トーロイド
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プレイヤーが最初に遭遇することになる無人偵察機。自機の動きに合わせて回転しながら逃げていく独特な動きが特徴。無人偵察機というキャラ設定からなのか、俺が住んでいた地域では「こいつを打ち漏らすと敵の攻撃が激しくなる」という噂が信じられていた。デマだったようである。
・タルケン
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目の前まで接近し、弾を1発撃って帰っていく。当時は仲間内で“カブトガニ”と呼ばれていた気がする。1個目のスペシャルフラッグを取る時に邪魔され、奇声を上げながらリセットボタンに手を伸ばすヤツが大量発生。
・ギドスパリオ
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自機に向かって高速で突っ込んでくる。敵側の遠距離砲という設定の敵キャラ。とにかく速いのでボーっとしているとよく食らう。
・ジアラ
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高速で飛んできて、自機に当たりそうになると弾を撃ちながらキリモミ旋回して去っていく。動きはトーロイドに近いがスピードは段違いに速い。
・ゾシー
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多くの敵キャラがすぐに画面外に去っていくのに対し、このキャラは自機をしつこく追ってくるのが特徴。特に他の敵キャラとコンビネーションで攻撃されると非常に厄介なため、多くのプレイヤーに忌み嫌われていた印象。エリア13では画面下から出現するという掟破りの攻撃で初見のプレイヤーを驚かせる。仲間内では“タコ”と呼ばれていた。
・カピ
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ゆっくり近づき、反転しながら戻っていく。戻る時に弾を大量に撃つため、撃ち漏らすと厄介な敵。出現頻度はそれほど高くないキャラだが、なぜか名前を覚えている人が多い。名前のかわいさと相まって、個人的にはいわゆる萌えキャラ的な位置づけにいるキャラだと思っている。
・テラジ
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カピのスピードと攻撃力を数倍パワーアップさせたかのようなキャラ。反転してからのスピードが尋常ではなく速いので、撃ち落すのが非常に難しい。出現頻度も少ないので、逃げられると妙な敗北感を感じてしまうキャラ。
・バキュラ
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空飛ぶ鉄板。攻撃してくることはないが破壊不可能。ただ回転しながら直進してくる。ゼビウス軍の建築素材というキャラ設定らしい。256発撃ち込むと破壊できるというデマで有名。破壊できないただの障害物というキャラ自体、当時のゲームではかなり斬新だったのではないだろうか。
撃ち込んだ時の「カン!」という音は、アーケード版のイメージが強烈だったので、ファミコン版の音を聞いた時は微妙に落胆した記憶がある。仲間内では“鉄板”と呼ばれていた。
・ザカート
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「ぶりっ」という下品な効果音とともに空中に突然現れ、不規則なタイミングで弾を撃ちつつ破裂する。いつ弾を撃ってくるか予想できないので、近くに出現するとかなり怖い。アンドアジェネシスの直前に決まって出現することでも有名。仲間内ではこのザカートと『忍者くん』のカブキが投げる爆弾は“はなくそ”と呼ばれていた。
・ブラグザカート
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ザカートの強化版。空中から突然現れて自機に向かって直進し、不規則なタイミングで弾を扇状に5発同時に放つ。ザカートとの見分けが難しいうえに弾自体の速度も速いので、至近距離で撃たれると回避は非常に困難。このゲーム内で一番恐怖を感じる瞬間は、このキャラが出現した時だと思っている。
・ガルザカート
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画面上部から現れ、花火のように全方向に16発の弾と4発のプラグスパリオを撒き散らす。他のザカート系とは違い空中から現れることはないが、画面上のどこにいても弾は飛んでくるので注意が必要。
子どものころ、口いっぱいに水を含んだまま学校のベランダに立ち、ガルザカートと称して地面を歩く人に向かってその水を落とすという遊びが流行ったなあ。落下の風圧で水がバラバラになる様子がガルザカートに似ていたので非常に楽しかったが、今思えばただのクソガキである。もう28年くらい前の話なので許して……。
・ブラグスパリオ
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ガルザカートが放つ特殊な弾で、自機に向かって飛んでくるのが特徴。破壊はできないが、ザッパーを当てると点数が入る。画面外に出さないようにこの弾を誘導し続けるテクニック“ジェミニ誘導”は有名。これを駆使しつつザッパーを当て続ければスコアを稼ぐことができる。
・アンドアジェネシス
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轟音とともに現れる巨大な浮遊要塞。周囲にあるアルゴと呼ばれる4つの砲台から不規則に弾を発射してくる。出現後はしばらくスクロールが止まるのが特徴。要塞の中心にあるコアと呼ばれる部分が弱点となっており、ブラスターで攻撃可能。コアを破壊すれば要塞の機能が停止する。
ファミコン版では、戦闘中にポーズボタンを押すと画面のスクロールが始まってしまうため、ポーズ連打によるインチキ弾避けができないので注意。ゲームセンターの筐体に貼ってあったインストラクションカードでは“アドーア・ギレネス”と明記されていて、その名前を覚えていたので、ファミコン版の説明書を読んだ時はちょっと混乱した記憶あり。
・ブラグザ
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アンドアジェネシスを破壊するとコアから飛び立っていく謎の物体。その正体は、後に発売された『スーパーゼビウス』で判明する(?)。
・シオナイト
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『ゼビウス』の神秘的な世界観を引き立たせる役割を担っていたキャラ。回転する2つの四角錐が自機の前で合体した後、飛び去っていく。友軍機という位置づけで一切攻撃はしてこない。合体してから飛び立つ時の効果音が独特で、子ども心にちょっと怖かった。おそらくそのころに流行っていたUFO特番のせいだと思う。
・ログラム
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対空砲台。不規則に弾を撃ってくる。弾を撃つ瞬間、生き物のように発射口が開くのが、当時としては斬新だった。
・ゾルバク
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レーダー施設という位置づけで攻撃はしてこない。これを放置すると敵の出現パターンや攻撃が変化していくのが特徴。
・ドモグラム
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移動砲台。道に沿って移動したり、砂漠で複数で盆踊りのようにぐるぐる回っていたりしている。
・ボザログラム
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5台のログラムを十字に連結させた形の砲台。中心を破壊すれば、全体を一気に破壊できる。5台一気に破壊すると2,000点。個別に破壊した場合は、周囲4台は各300点。中心部分は600点。
・グロブダー
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水陸両用の戦車だが攻撃はしてこない。移動していたり停止していたりするパターン、ブラスターに反応して動いたりするパターンなど、さまざまな行動パターンがあり、破壊しづらいグロブダーほど得点が高い。200~10,000点。ちなみに10,000点のグロブダーの破壊は非常に難しく、個人的にはこれまでで3回くらいしか経験がない。
・バーラ
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ピラミッドのような地上物で、攻撃はしてこない。100点。
・ガルバーラ(ビッグ)
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巨大なバーラ。ゲーム上では特に影響のないキャラに、こういった大仰な専用グラフィックを使うゲームは当時のゲームセンターではほとんど見られなかった気がする。個人的にはこういうところに『ゼビウス』の偉大さを感じたりする。四角錐のような建物を見ると条件反射的に「バーラだ!」「ガルバーラだ!」と言っていた時期が僕にもありました。
・デロータ
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ログラムの強化版で、弾を撃つ頻度がかなり上がっている。複数台で出現するエリアで撃ち漏らすとかなりピンチになる。1,000点。
・ガルデロータ
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デロータの強化版で、マシンガンのように弾を撃ってくる。撃ち漏らしてはならない敵キャラの筆頭。土台の素材はバキュラが使用されているため破壊できないらしい。全部バキュラで作ればいいのに。
・ソル
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ゲーム業界に隠れキャラクターという概念を浸透させた偉大なキャラ。特定の位置をブラスターで攻撃すると出現し、さらにもう1発撃ち込むと破壊できる。ソルの場所は、ブラスターの照準レーダーで感知することができる。何もない場所でレーダーが反応する様は、当時の好奇心旺盛な男の子たちの心をときめかせた。っていうか俺の心をときめかせた。
・スペシャルフラッグ
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ある一定のゾーンをブラスターで横一線に攻撃していくと出現する隠しキャラで、取ると1機増える。ソルと並ぶ隠れキャラの元祖。出現ゾーンは全16エリア中、4カ所に存在する。なお、スペシャルフラッグ自体は、同社の『ラリーX』が初出。
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