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2013年7月22日(月)

『ロード オブ ヴァーミリオン』第5回公式全国大会をレポート! 大会、ライブ、新情報と、内容盛りだくさんだった6時間のイベントを振り返る!!

文:梅津爆発

■最後の優勝者を決める戦いがスタート!

 大会のタイトルコールが行われ、恒例の選手紹介がスタート。北は北海道から南は九州まで各エリアの大会を勝ち抜いてきた15名の選手たちが、自ら選曲したBGMをバックに一人ずつ入場します。中にはコスプレや動きで観客を笑わせた選手も! そして最後に、前回大会優勝者のドラクエVIIはお選手が優勝旗を片手にステージ中央からゆっくりと姿を現した。

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~” “OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲なんのコスプレなのかは、ご想像にお任せします!
“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲優勝旗を片手に堂々と姿を現したドラクエVIIはお選手。

 続いて司会・進行の中島沙樹さん(サキュバス役)とささきのぞみさん(フェアリー役)、にゃべさん(アーケード運営チーム)が登場。大会解説のfan114さん、ノイさんも続いた。ここでトーナメントの組み合わせ抽選が行われ、前回大会に続きドラクエVIIはお選手とZero選手が1回戦から戦うことが決定。他にも全国通算ランキング1位のKAZ選手と前回大会ベスト4のMadlax選手の対戦など、1回戦から優勝候補同士がぶつかり合う組み合わせに。最後に“OVER the LORD”大会委員長の柴貴正プロデューサーが開会宣言を行い、いよいよ決勝トーナメントがスタート。

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲開会宣言を行う柴貴正プロデューサー。

 1回戦の注目は第3試合。スターオーシャンデッキのZero選手VSハリハラデッキのドラクエVIIはお選手。最初のぶつかり合いで自パーティから死滅を出さずに相手を追い返したZero選手は、セラの天使によるHP回復を効果的に使い続ける。一方ドラクエVIIはお選手もハリハラでアルカナストーンシールドの封印を狙いつつ、バリオスでもアルカナストーンを削り続けた。しかし戦闘面ではセラの天使をなかなか倒すことができない。そのためZero選手はかなり長時間、ゲートへ戻らずフィールドへ残り、アルカナストーンを割り続けることができていた。結果、終始自分のペースを守り抜いたZero選手が、前回優勝者を1回戦で破ることに!

 準々決勝で注目したのは、Zero選手VS鳴上悠やオズ入りの人獣デッキを使うクロキ選手の試合。クロキ選手はオズを活用して弱点を消しつつ積極的に攻める。Zero選手は1回戦同様セラの天使をうまく使用するが、使い魔を1体は倒されてしまうため1回戦とは違いフィールドに残り続けることはできなかった。それでも若干Zero選手優勢で、互いに残りアルカナストーンは1つずつに。ここでクロキ選手が後方にいたセラの天使を的確なカード捌きで狙って撃破。その勢いに乗ってクロキ選手は、使い魔たちのHP回復のために帰還せず、そのままアルカナストーンの破壊を狙う。逆にZero選手は一度ゲートに戻ってパーティの状態を万全にし、カウンター狙い。万全のパーティでクロキ選手のパーティに接近していく。アルカナストーンの破壊を中断させるまであと一歩……のところでアルカナストーンゲージが0になり、僅差でクロキ選手の勝利となった。

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲準々決勝が終了し、ベスト4が決定。Take@25選手と暗黒神選手は公式全国大会決勝トーナメント初出場。

 準決勝第1試合は、今大会で人気だったシザーズ入りの海種デッキを使うTake@25選手VSクロキ選手。序盤は博麗霊夢で味方全員のHPを回復しつつ、初期パーティでクロキ選手が粘る。しかしその後は互いに防衛せずアルカナストーンを割り合い、あっという間にアルカナストーンが逆サイドに1つずつ残る展開に。最後は先にクロキ選手が相手のアルカナストーンに乗ったが、Take@25選手がリターンゲートとクロノフリーズで追いつき、割り合いの結果、僅差でTake@25選手が勝利!

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲勝利の感想を聞くにゃべさんと、にこやかに答えるTake@25選手。

 準決勝第2試合は、全国1位の人獣デッキ使いKAZ選手VS魔種デッキを使う暗黒神選手。カードの相性ではKAZ選手が不利だったが、最初のぶつかり合いでは相手のスプリガンを倒し、KAZ選手は主人公を倒されるのみに被害を抑える。2度目のぶつかり合いは、先行した暗黒神選手がアルカナストーンを少し割ることに成功。しかしすぐに戦闘が始まり、互いに1体ずつ倒しあって仕切り直し。3度目では暗黒神選手が、ツクヨミなどの特殊技を全力で使用。KAZ選手をあと1体まで減らすがエクセレントにはならず。そして4度目。KAZ選手が降魔~欲界の天魔~を召喚し、スプリガンを撃破。さらに~欲界の天魔~の特殊技で敵すべての移動速度を下げる。最後は逃げ遅れたモーグリを囲んで逃がさずにエクセレント達成! これで一気にKAZ選手優勢の流れとなり、勝敗が決した。

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲KAZ選手の見事なテクニックに、会場からはどこからともなく拍手が!

 決勝はシザーズ入り海種デッキのTake@25選手VS海種対策を盛り込んだ人獣デッキのKAZ選手。開幕直後、特殊技を使ったスケルトンファイターで積極的に相手のHPを削っていくKAZ選手。しかしTake@25選手もカナロアでスケルトンファイターを弱体化させてすぐに撃破。互いに使い魔を1体ずつ倒し、主人公を瀕死に追い込んだ五分の状態でゲートに戻る。2度目の接近では互いに主人公だけを撃破し、すぐに退却。3度目はオズやシザーズなど主力の特殊技を互いに連発する激しい戦闘に。結果はシザーズとショロトルを撃破し、味方を生存させたKAZ選手が優位に。そのまま中央のアルカナストーンを割り続ける。さらにTake@25選手の次のパーティも降魔召喚によって全員生存で切り抜けたKAZ選手がリードを広げた。しかしTake@25選手も次の攻めで降魔召喚を行い、主人公を撃破されながらもオセロメーと鳴上悠を撃破。

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲移動速度低下によるプレッシャーを終始与え続けていたシザーズ。

 KAZ選手は帰還後すぐさま出撃し、オズとスケルトンファイターで2体を撃破して追い返す。そのまま右のアルカナストーンを制圧し、回復のために帰還。その間にTake@25選手は中央アルカナストーンを少し削ったあとシールド封印へ。そして出撃してきたKAZ選手を迎撃するために特殊技の使用を始める。これを見てKAZ選手は戦わずに帰還。Take@25選手はその間に右のアルカナストーンへ陣取る。

 ここでの戦いは一時帰還して特殊技を温存していたKAZ選手に軍配が上がった。しかしオセロメーを倒されたため、シールド封印の修復だけ行いKAZ選手も帰還。再出撃したTake@25選手は中央のアルカナを削りつつ、動向をうかがう。KAZ選手は主力のHPを回復し、万全の状態で左のアルカナストーンへ。迎撃に向かうTake@25選手だが、万全のKAZ選手を止めることはできずHPを削るだけで帰還。その間にKAZ選手は2本目のアルカナストーンを制圧。しかし再出撃したTake@25選手も中央のアルカナストーンを制圧。

 残り時間は11カウント。KAZ選手はゲート経由で中央のアルカナストーンへ。Take@25選手はそれを追いかけてスケルトンファイターを倒しつつ、右のアルカナストーンを削ってから中央の防衛に戻る。しかしアルカナストーンに乗る前にKAZ選手が~欲界の天魔~の特殊技で移動速度を低下させた。Take@25選手もシザーズで移動速度を下げるが、それはオセロメーに解除される。ラストチャンスに賭け、すべての特殊技を使って降魔による撃破でのアルカナストーン制圧を狙うTake@25選手だが、僅かながらもリードしたKAZ選手はしっかり距離を取って残り3カウントを焦らずに逃げ切り、勝利を勝ち取った!

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲優勝者決定の瞬間、会場からは大きな拍手が!

 全国通算ランキング1位ながら無冠の帝王だったKAZ選手が、最後の大会でついに優勝を果たした。KAZ選手の「『LoV』のロケテからやってきて、ついにここまで来ることができました! ありがとうございます!」というコメントに涙腺が緩む人も。優勝者には『LoV III』にも引き継げる特別称号の“無双天征”が送られて、最後に柴プロデューサーから閉幕の言葉が述べられて大会は終了した。

●柴プロデューサー:
「『LoV Re:2』はまだ少し続きますが、10月くらいには完全にサービス終了予定です。ちょっと寂しいですね。もっと続けばいいのですが、やはり次に進まなければいけないので。最初の『LoV』からやってきて5年間。長い間、本当に皆さまありがとうございました。これでひとまず閉幕となります。今までどうもありがとうございました」

“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~” “OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲心から嬉しそうに特別称号の獲得を喜ぶKAZ選手。「どれだけ苦労したか、みんな知ってるよ」と柴プロデューサーが声をかける場面も。▲優勝者以外の参加者15名には“轟天の武神”という特別称号が贈られた。
“OVER the LORD~第5章 黒淵と白焔の頂~”
▲KAZ選手の優勝に感動している柴プロデューサーたち。感動の雰囲気のまま大会は終了した。

→イベントはまだまだ続く!?(3ページ目)

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データ

▼『ロード オブ ヴァーミリオンIII』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:ETC
■稼働日:2013年8月22日

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