2013年7月27日(土)
――今後はどのくらいのガンプラを追加する予定ですか?(ピロシキさん)
薄井さん:理想を言えば、世の中に出ているガンプラをどんどん入れて行きたいとは考えていますが、先ほども話したように1機を追加することで、ねずみ算式に労力が増えていくんですね。できるだけ多く配信できるようにがんばります。
――オペレーターと隊長は“バトルライブ-G”上のキャラクターと思っていたのですが ラストミッションでイベントMCの実況を聞いていたシーンがあったということは彼女たちもガンダムグレートフロントのスタッフなのでしょうか?(ヅダライトアーマーさん)
薄井さん:そうですね、彼らはイベント会場にいるスタッフの人たちですね。隊長やオペレーターはあのアトラクションのスタッフで、ホビーショップの店員さんも同じ設定です。
ただし、ゲーム中の開発者だけは静岡あたりのホビーセンターから接続しているという設定になっています。ですから、アフレコが意外と大変だったんです。本職のオペレーターではなく、あくまでもオペレーターの役を演じているスタッフを演じてもらうというイメージですね。
――“痛ガンダム”を作りたいのですが、画像の取り込み機能やデカールの作成機能は付かないでしょうか?(ユニコさん)
薄井さん:これは開発でも声がありましたし、この機能が欲しいというユーザーさんも多いだろうなとは思っていました。ただ、この機能を実装するのがすごく大変だったため、開発の優先順位としては下のほうになってしまったんですね。
“GPG(GUNDAM PERFECT GAMES)”というサイトで、自分がカスタマイズしたガンプラをアップロードすることもできますが、もしこの機能を実装するとしたら、GPGのシステムをさらにしっかりとしたものにしなければいけません。どこまで実現できるかはわかりませんが、この機能も次回作があれば追加で実装してみたい要素ですね。
――今だから言える制作中の裏話はありますか?(えありいずさん)
薄井さん:これは先ほども話したのですが、本作は今までの『ガンダム』ゲームとは異なるコンセプトで作っているので、それまでの資産や蓄積が使えなかったというのが、かなり大変でしたね。さらには、私を含めてこのゲームの開発チームは『ガンダム』のアクションゲームを初めて制作した、というところも大変でした(笑)
裏話というか、EXアクションは実は機体ではなくプレイヤーにひも付いているアクションなんですね。普通ならガンダムがシャアザクのキックをするとヘンですが、ガンプラならキックをしてもおかしくないだろう、と。後は、ゲームだから必殺技が欲しいよねということで、EXアクションが生まれました。
さくたろう:EXアクションは使用中に無敵になれるのもいいですよね。あの無敵時間に助けられたことが何度も(笑)。
薄井さん:無敵時間は、敵の攻撃を防ぐためもありますが、必殺技を使おうとした時に敵の攻撃でキャンセルさせられるのってイヤじゃないですか(笑)。それを防ぐことも含めて、無敵時間を作ることにしたんです。ただ、これを作ったおかげで結果的に戦略の幅も広がったのかなと思います。短時間で使用可能になるEXアクションを入れて、これで敵の攻撃を防ぐのに使ったりとかはみんな気付いてくれていますしね。
――『ガンダムブレイカー』の“いい話”ってありますか?(テラちゃん)
薄井さん:本作と同じコンセプトのアニメ『ガンダムビルドファイターズ』が始まることですね。本作でお客様が創った機体がアニメに登場するかもしれません。今後の機体コンテストをぜひ期待して欲しいです。ちなみに僕はナイトガンダム世代なのですが、『ガンダムビルドファイターズ』のPVでナイトガンダムが出た時には、一気にテンションが上がりましたね(笑)。
というわけで、『ガンダムブレイカー』の薄井プロデューサーへのインタビュー前編はここまでとなります。次週も引き続き、皆さんからいただいた質問を元に行ったインタビューの後編をお届けして行きたいと思いますので、お楽しみに!
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