2013年8月4日(日)

『イース』から『イースVI』まで! 赤毛の冒険家・アドルの冒険日誌をゲーム化した人気シリーズの歴史をたどる【思い出ゲーム特集】

文:オヌゥ

 皆さん、こんにちは。電撃オンラインでいくつか記事を担当させていただいています、ライターのオヌゥです。今回、お盆休みにオススメしたいゲームということで僕が選んだのが、赤毛の剣士・アドルが世界各地を冒険するARPG『イース』シリーズです。

『イース』

 『イース』は、僕がこの仕事に関わっているうえでも思い出深いタイトルなんです。そもそも『イースI』は1987年にPCゲームとして発売されたタイトルだったので、FCユーザーの僕はプレイしたことがなかったんです。ところが、2003年発売の『イースVI ~ナピシュテムの匣~』の初回限定版に『イースI~V』を収録した『イース大全集』が同梱されるということで、編集部で『イース』シリーズの攻略&設定資料を出す運びになり、当時ペーペーのライターだった僕も参加することになったんです。

 最初は「制作期間短いから『イースI』~『イースV』まで、3日でクリアしてきて」とのお達しを受け、「無茶でしょ!!」と嘆いていたんですが、やってみるとコレがメチャメチャおもしろい。慣れれば、1作品につき5時間くらいでクリアできるほどのボリュームなので、気付いたらきついノルマもクリアしていたという状況でした。

■まるで弾幕シューティング!? 異色のARPGとして話題になった初代『イース』

 さて、ここからは各作品の紹介をしていきたいと思います。『イース』シリーズは、赤毛の冒険家・アドルが各地を旅しながらつづった冒険日誌を、ゲームとして作品化したという設定になっています。どのタイトルも王道のストーリー展開なので、感情移入しやすく、熱いストーリーを直感的に楽しめます。

 1987年に登場した第1作『イース』と、1988年にリリースされた直接の続編に当たる『イースII』は、そんなアドルの最初の大冒険。6冊のイースの本をめぐる物語が描かれています。戦闘システムは、敵にぶつかって倒すだけというシンプルなものです。しかしながら、独特の動きをする敵や遠距離攻撃をしてくる敵が非常にやっかいで、ヤツらを倒すのに熱くなります。

【イース】
『イース』 『イース』

 特にラスボスの攻撃は、まるで弾幕シューティングのような遠距離攻撃の嵐で、トドメを刺すまでに苦労しました。シリーズ全般に言えることですが、誰にでもわかりやすいシンプルな操作なのに、しっかりとしたアクションで満足感を味わえるところが『イース』のオススメできるポイントだと思います。

【イースII】
『イース』 『イース』

→ゲーム画面が劇的に変化した『イースIII』から
立体的なアクションが人気の『イースVI』まで!(2ページ目へ)

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データ

▼『Ys I&II Chronicles PSP the Best』
■メーカー:日本ファルコム
■対応機種:PSP
■ジャンル:ARPG
■配信日:2011年7月14日
■価格:2,940円(税込)

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