2013年8月11日(日)
夏休みやお盆など、まとまった休みに遊びたい名作ゲームを、2週間連日オススメしていく“思い出よみがえりゲーム特集”。雑食ゲーマーの豊臣和孝イチオシは、セガの隠れたファンタジーSLG『ドラゴンフォース』です。
無駄にたくわえた皮下脂肪が沸騰しかねない7月中の猛暑。「あー、洗濯とか買い物とかいろいろあるけどコンマ1秒たりとも外に出たくないわー」と無気力状態でPCとゲーム機の前に横たわっていた筆者のもとに、電撃オンライン編集部のkbj氏からお仕事の依頼が届いた。
お仕事の趣旨は“お盆にあわせて遊んでもらいたいタイトルを思い出とともに紹介しよう!”というもの。対象はジャンル問わずで、ゲームアーカイブスやバーチャルコンソールなど入手が容易なもの。こういうネタをふられると、おっさんゲーマーの性(さが)でついついマイナータイトルに突っ走りがちなのだが……いろいろと配信タイトルを物色していると、あったあった、適したタイトルがありました! PlayStation Storeでゲームアーカイブス版が配信中のファンタジーSLG『ドラゴンフォース』。まずはどんなゲームなのか、初見の人向けに簡単に概要を説明していこう。
『ドラゴンフォース』は1996年にセガサターンで発売されたファンタジーSLGで、ゲームアーカイブス版は2005年にPS2『セガエイジス2500シリーズ』でリリースされたリメイク作。キャラクター顔グラフィックの新規に描き起こし、フィールドマップの3D化、主要ビジュアルイベントの音声追加、会話シーンやBGMなど、さまざまな要素がパワーアップ。オリジナルに愛着がある人向けに、セガサターン仕様で遊べるモードも用意されている。キャラ、イベント、モードが追加されているため、オリジナル版をプレイした人でも楽しめるのは、見逃せないポイントだ。
ゲームの舞台は、神々が愛したとされる大陸レジェンドラ。かつて邪神マドルクが支配をもくろんだが、人々の祈りに応えた星竜ハースガルドが激しい戦いの末にマドルクを封印。その後ハースガルドは、自らの身体を8つのオーブにわけ大陸各地に散らばせた。邪心の復活を阻止すべく、やがて生まれるであろう8人の英雄たちのために……。
▲ゲームアーカイブスでは、リメイクされたPS2『セガエイジス2500シリーズ』版をプレイできる。 | ▲イベントなどのさまざまな要素がセガサターン版からパワーアップ! | ▲オプションメニューも充実していて、リメイク版だけでなくオリジナルのサターン版も楽しめる。 |
ゲームは主人公キャラクターの選定からスタート。最初に選べる6人は、能力のほか後述する兵士の初期設定(ソルジャー、ホースマン、メイジ、アシガル、アーチャー、モンク)に違いはあるが、難易度的には大差ないので「あっ、こいつカッコイイな」とか「やっぱ女キャラっしょ!」などお好みで全然オーケー。
それぞれ君主として所有している拠点(城)をベースに、以降マップ上にある他国の拠点を攻め落とし、仲間を増やしつつゲームを進めていく。ゲームパートは戦闘と内政を交互に繰り返していくというもの。拠点にいるキャラクターから最大5人でいち部隊を編成し、目的地を指定して移動させる。戦闘パートの進行はリアルタイムで、フィールド上で一定時間が経過すると戦闘パートから内政パートに切り替わるという流れだ。
▲最初は6人の英雄から好きな人(国)を選択。残り2人はクリア後に選べるようになる。 |
▲戦闘と内政の各パートを繰り返して進行。戦闘パートはリアルタイムで進行していく。 |
戦闘をこなすことで兵士に愛着が沸いていく! 詳細は2ページ目で!
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