News

2013年8月1日(木)

『ライトニング リターンズ FFXIII』を発売前にレビュー! 最新版ROMをプレイして感じた、計画的なプレイの必要性とプレイの幅と深みとは?

文:Go!!、編集O

前へ 1 2

■Go!!によるレビュー:最初からなんでもできるので、プレイの幅はかなり広い!!

 時間制限があるということで、とにかく急いで進めて、先の展開を見ようという方針でプレイを開始しました。ここでは、急いで進めたプレイの展開を、ネタバレしないように書いていこうと思います。システム的なインプレッションは他の人に任せ、私はひたすらプレイした流れを追っていきます。

●オープニングからホープの待つ箱舟へ

 まずはオープニングですが、基本的に最初の展開は、6月のE3 2013で体験できたものと同じです。ライトニングとスノウが戦う、ユスナーンでのオープニングムービーからスタート。序盤から衝撃の展開で、状況もわからないままバトルシーンへと突入します。ここで基本的なバトルのチュートリアルを行うと、早くも操作可能に。スノウを追って先に移動していくことになります。

『ライトニング リターンズ FFXIII』 『ライトニング リターンズ FFXIII』

 その移動はかなり軽快。R1ボタンで剣を振ることができ、モンスターにこれで先制攻撃をすると、自分に有利な状態で戦うことができます。まずは目の前に3体のモンスターがいるので小手調べで戦っていきます。先制攻撃し、初期から装備している2つのスタイルを切り替えながらバトル。最初から持っているスタイルが2つだけなので前回の体験版より戦いにくいですが、それでもモンスターは弱いので、特に詰まることはありません。戦いで各種システムのチュートリアルを繰り返しながら、先へ先へと進んでいきます。

 移動では、自由にジャンプできるようになったため、つい、あちこち寄り道してしまいます。高い場所から飛び降りると、ポールに飛びついてくるくる回りながら下りていくアクションもありました。こうした細かいアクションはたくさん用意されているようです。

 そして時おり出現するモンスターとの戦いもそこそこに、スノウを追いつめていくと、謎の少女ルミナとの出会いイベントが。そしてイベントのあと、またもバトルへと突入します。最初の中ボス的な存在ですが、これもチュートリアルの1つ。画面の指示を見ながら戦っていれば、すぐに勝つことができるはずです。

『ライトニング リターンズ FFXIII』

 チュートリアル戦闘が終わったら、ホープとの会話があり、ライトニングは箱舟と呼ばれる場所に転送されます。ここは今回の冒険の拠点になる場所。時間が進むこともなく、アイテムの補充といった冒険の準備を行うことができるのです。世界の終焉まであと7日(ゲーム開始時点)。ライトニングはこの残りの日々で、地上でいろんな人の魂を救っていきます。そして毎朝6時になると、自動的にここに戻ってくることになるのです。

『ライトニング リターンズ FFXIII』 『ライトニング リターンズ FFXIII』

 そういった説明を聞いたら、再び地上に降りることになります。ちなみに箱舟は人工コクーンの中にあるようです。位置関係がハッキリしないので地上という表現でいいのかどうかはわかりませんが、移動には転送装置を使うことになります。再びユスナーンに戻ろうとしたところで、ホープから提案があり、ルクセリオという別の大陸へと飛ぶことになります。どうやらここからが、物語の本番となるようです。

●ルクセリオに降り立ったライトニングを待っていたのは……?

 ルクセリオは、どこか厳粛とした雰囲気のある宗教都市。先ほどまでいたユスナーンとは、かなり印象が違う都市です。降り立った途端に起きたのは、女性ばかりを狙ったある事件。特に巻き込まれたわけではないですが、どうやらこれを解決しなくてはならないようです。ここで、少しクエストに関する説明が行われます。人々の悩みを聞いて、解決してあげることでその人の魂を救済していくのがライトニングの使命。そしてこの時に手に入る輝光と呼ばれるポイントをためて、箱舟にあるユグドラシルに捧げれば、世界の寿命を延ばしていくことが可能なのです。

『ライトニング リターンズ FFXIII』

 つまり、リアルタイムで生活する人々の願いを聞いて、多くの魂を救い、そして世界の寿命を延ばす。これが、基本的なゲームの流れになるようです。このあたりは、ゲーム中でしっかり説明してくれるので、迷うことはありません。また、クエストをクリアするたびにライトニングのステータスも上がっていきます。戦闘よりも、クエストをクリアすることが戦力アップにつながることになるのです。

 ちなみに世界の寿命は、どんなに延ばしても最大で13日までだそうです。ゲーム開始時は残り7日だったので、最大まで延ばせばおよそ倍になるということですね。とはいえ、ちょっとプレイした感覚では、それでもかなり短く感じました。しっかり計画を立ててプレイしていく必要がありそうですね。

 ルクセリオで起きた事件は、簡単に解決することができました。ただ、物語的にはまだ続くようで、その次のメインストーリーがすぐに始まります。しかしこの時点でモノレールが動くようになり、他の大陸へ行くことができるようになりました。事件の続きもかなり気になるけど、もっと他の大陸を見てきたほうがいいだろうと思い立ちます。

『ライトニング リターンズ FFXIII』

 ちなみにこの時点でショップの利用も可能になっています。通常は、ここで装備を整えるべきだったかもしれないですね。急ぐあまりにこれを怠ったため、あとで苦労することになりました。

 さて、このルクセリオには、北と南に駅があり、北からはユスナーン、南からはデッドデューンとウィルダネスという大陸に行けるようです。いろいろと考えて、新しい場所を求め、南の駅へと向かうことにしました。街はとにかく広く、時間によって閉じている扉もあってかなり迷いましたが、なんとか南口に到着。モノレールへと乗り込み、新天地へと向かいます。

 ちなみにルクセリオでは、夜だと普通にモンスターが出現します。先を急いでいたので逃げ回っていましたが、振り切ることは簡単でした。どうやら戦闘を避けることはそう難しくないようで安心しました。

『ライトニング リターンズ FFXIII』 『ライトニング リターンズ FFXIII』

●新天地で見たものは、厳しい現実だった……!?

 まだ見たことない大陸へ行きたいということで、ウィルダネスへと向かったライトニングさん。ここは雄大な自然が残り、危険な魔物が跋扈する大陸のようです。駅を出ると、文字通り見わたす限りの大草原。印象としては、前作でのアルカキルティ大平原に近いです。マップを開いて呆然、すさまじい広さです。駅にクエストを受けられる掲示板はあるものの、はたして何をすればいいものか、しばらく途方に暮れていました。

 そしてとりあえず世界を歩いてみようと歩き回ってみたのですが、行けども行けどもひたすら大自然が続いています。徒歩で歩くのはかなり非効率的な広さです。こうなると、欲しくなるのはチョコボ。実際、たまに見かけるNPCはチョコボに乗っており、ここは基本的にチョコボを使って移動する場所なのではないかと推測できます。そこで、この大陸に着いてすぐに噂で聞いた、伝説の白いチョコボを追って、カンパスファームと呼ばれる集落へと向かうことに。

 しかしその途中、急に現れたザコモンスターに捕まって、あっという間に戦闘不能に……。もしかしたら、ここはいきなり来てはいけない場所だったのでは? というより、やはり急ぎ過ぎたようです。まったく装備も整えていないし、スタイルのカスタマイズもやっていないし、何よりクエストをクリアしていないので、ステータスが上がってないのです。まずはいろいろとクエストに挑戦して、ライトニングさんを強化するべきでした。急いてはことを仕損じるとは、まさにこのことですね。

 と、そんなところで1日のタイムリミットが来て、強制的にホープの待つ箱舟へ。そこで、現実のほうでもタイムリミットが来てしまいました。ひと通りのプレイはできたので満足ですが、やはりちょっと急ぎ過ぎたかと反省。一度行った主な場所にはテレポで戻れるので、移動の不便さは感じませんでしたが、それぞれのマップの広さにはド肝を抜かれました。また、先に進みたいあまり、ほぼ触ってなかったですが、カスタマイズも序盤からかなり深い部分までできるので、ボリュームも相当ありそうです。ちょっとずつ解禁されていくのではなく、序盤からほとんどのことができる内容になっているので、プレイの幅は、かなり広そう。やり込み系も相当深そうなので、発売されたらじっくりプレイしたいと思います。

『ライトニング リターンズ FFXIII』
▲ライトニングのカスタマイズにあまり触れられなかったのは残念。ウェアのカスタマイズはかなり深そうだ。

(C)2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA

データ

関連サイト

前へ 1 2