2013年8月1日(木)
物語の舞台“桃生町(ものうちょう)”には、昔から異形“ハザード“という巨大な化け物が存在する……。ヒロイン御月英理(みづき えいり)は、『九頭龍(くずりゅう)』と言われる名家に生まれ、月英学園生徒会に所属しハザードと戦う運命にある少女。そして遠山浩(とおやまこう)は、月英学園に転校した事によりヒロイン英理と出会い、特異な体質により“ハザード”討伐の才を見出されその戦いに身を投じる事になる。
月英学園に転校した遠山浩は、転校初日の夜に、異形の存在“ハザード”に襲われる。絶体絶命の浩を救ったのは、同じ月英学園の一年生、御月英理。だが、安心したのも束の間、浩はその少女の手で殺された……はずだった。
自宅で目を覚ました浩が、昨夜の出来事に疑問を抱きながらも、再び向かった月英学園。だがその日付は、昨日過ごした筈の「転校初日」だった……。
怪異『ハザード』とは、桃生町に夜になると現れる異形の存在。羽の生えたもの、地中に潜るものなどさまざまな個体が目撃されており、何もない空間に突然現れる黒い球体から生み出される。仮面を被っているような共通の外見的特徴を持っている。また、常人では太刀打ちできない程凶悪な強さを持つ。
ヒロイン英理の兄、大河が生徒会長を務める生徒会は表向きは校則違反の取締や生徒の学園での生活に関する仕事を行う委員会。本当の姿は、九頭龍の中から特殊能力者を集めた対ハザード組織だ。理事長である久遠院によって管理運営されている。
かつて、鬼の一族を『匣』で病から救った人間の末裔。鬼と共に暮らして血が交わり、鬼の能力を受け継いでいる。その末裔は絶対的な権力を持つ9つの家柄とし桃生町に君臨し、『久遠院(くどういん)』家を最高権力者とし、代々桃生町一帯を治めている。桃生町ではそんな彼等を総称して『九頭龍』と呼んでいる。
■『九頭龍』
第一頭『市能瀬(いちのせ)』
第二頭『双邑(ふたむら)』
第三頭『御月(みづき)』
第四頭『執行(しぎょう)』
第五頭『後堂(ごどう)』
第六頭『睦美(むつみ)』
第七頭『七房(ななふさ)』
第八頭『栄斗(えいと)』
第九頭『久遠院(くどういん)』
現在桃生町は『ハザード』と呼ばれる化け物の出没により、夜間外出が規制されている。町の長である久遠院家は、特別な力を持つ『九頭龍』の家柄を集め、ハザードと戦い続けてきた。
遠山浩が入学した『月英学園』の生徒会は対ハザード組織の一つで、生徒会メンバーはヒロインの英理を始め皆『九頭龍』の家柄の子供達で結成されている。そんな中、対ハザードの能力を見出され生徒会メンバーとなった浩は例外中の例外である。
(C) 杉田智和/ARC SYSTEM WORKS
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