2013年8月6日(火)
アクワイアは、発売中のPS Vita用ソフト『MIND≒0(マインド/ゼロ)』について、外伝小説“Detective≒O(ディテクティブオー)”の第4話を公開した。
本作は、現実世界である“物質界”と裏の世界である“狂精神界”という2つの舞台で物語が展開するRPG。特殊な能力を持つ“MIND使い”と、彼らを取り巻くさまざまな組織の思惑が交錯するストーリーが描かれる。狂精神界の住人である“MIND”を駆使した戦闘システムも特徴だ。
“Detective≒O”は、ゲーム本編の以前に起きたMIND絡みの“怪異事件”を描いた1話完結形式の短篇作品。本編の登場人物でもある探偵・緒方洋一の視点から、物語が語られていく。“Detective≒O”は今回が最終話となり、これまでに公開された作品はすべて、公式サイト内の“Special”ページより読むことができる。
■Detective≒O 最終話“探偵前夜”■
「わかりました、すぐに行きます」
遊園地で家族と楽しい時間を過ごすはずだった緒方のもとに、緊急の呼び出しがかかる。
「ママと遊んでてくれるかな、あとで必ず行くから」
娘にそう言って、仕事に向かう。
――緒方の職業は、普通とは少し違っていた。悪魔のクスリ「MIND」。そのドラッグの重度の使用者を確保することが仕事だった。
だが、毎日訓練だけが繰り返され、その業務が行われることはなかった。その初めての実戦が、今日だった。
――ターゲットである“MIND使用者”は国立研究所施設内に潜伏中との情報。その近くに妻と娘がいる遊園地がある。たかがドラッグ中毒者1人、どうということはない……。緒方は自分に向かって繰り返し言い聞かせた……。
▲これまでに公開されてきた第1話~第3話。1話完結形式の小説なので、時間の空いた時に少しずつ読み進めてはいかがだろうか。 |
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