2013年8月13日（火）

『ラグナロクオデッセイエース』は初めての人も前作ユーザーも遊びやすい！体験版を配信中の本作について開発スタッフが熱弁

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントから8月29日に発売されるPS Vita用アクションゲーム『ラグナロクオデッセイエース』。本作を手がけた開発スタッフからのコメントをお届けする。

　本作は、2012年2月に発売されたPS Vita用ソフト『ラグナロクオデッセイ』に、新要素を追加した最新版。戦闘システム“ACEスキル”の搭載や、無限に遊べる新ステージ“世界樹の塔”の実装、成長する武器“ハロモナスウェポン”の導入など、その新規要素は多岐にわたる。また、前作のプレイデータの一部を引き継ぎ可能だ。

　PlayStation Storeにて体験版が配信中の本作。そのソフトを手がけた入江和宏ディレクターと大河原啓考リードプランナーからのコメントを掲載する。前作を遊ばれて本作の発売を楽しみにしている人や、本作に興味を持っている人はぜひチェックしてほしい。


▲左が大河原さんで、右が入江さん。

　なお、インタビュー中は敬称略。

――前作が多くのユーザーに好評だったと思うのですが、遊ばれた方からはどのような意見がありましたか？

入江：敵と戦うのが非常に楽しいという声を多くいただきました。純粋にアクションゲームとしての楽しさがあり、そこにいろいろなアイテムの収集要素が絡んでいるので非常に長い時間楽しんでいただいていると受け止めています。

　一作目ということで、細かい点で手が行き届いていない所のご指摘をいろいろいただいておりますが、前作のアップデートや今作『ラグナロクオデッセイエース』の作成に当たり、対応可能な点に関しては多々修正させていただきました。

――今話題に出ました、本作『ラグナロクオデッセイエース』のタイトルにある“エース”に込められた意味を教えてください。

入江：単なるアップデートのまとめではないソフトにしようというのが、本作の目標でした。それに見合う名前をいろいろ考えていく中で、“エース級のソフトを目指そう”と言う形で『ACE（エース）』という名前に決まりました。

　実は最初は『A（エース）』という表記で、改めてスタートするという意味合いも考えていました。しかし、最終的には現在の『ACE（エース）』という表記に落ち着きました。

――本作で追加される“ACEスキル”とはどういったものでしょうか？

大河原：ACEスキルとは、職業ごとに用意されたアクションスキルになっています。ACEスキルの特徴としては、

・他のコンボアクションに強制的に割り込ませることができる
・ACEスキルからACEスキルへの割り込みもできる
・使う為にはAP（アクションポイント）を消費する
・一度使うとクールタイムという時間によって再使用するまでの時間が必要となる
・各職業ともに幾つかのACEスキルを規定数だけ装備していくことによってクエスト中に使うことができる

　というような感じで、各職業のアクションや立ち位置、キャラクターのビルドなどを掘り下げた仕組みになっています。

　例えば、ソードウォーリアならモンスターの注意を引くためのスキルや、攻撃力 or 防御力をアップするようなアクションを追加できます。クレリックなら回復スキルをメインとした支援に徹するアクションを追加することができます。メイジならコンボフィニッシュ以外でも魔法が撃てたり、ハンターなら罠を扱うことができたりと、各職業の立ち位置がより明確になったと思います。

――別の方向から各職業に手を加えることで、アクションが大きく変わったというわけですね。

大河原：他にも、カードスキルを使うことで、威力アップやクールタイム減少、AP消費量ダウンなどのACEスキルを使いやすくするようなパラメータのビルドも作れます。キャラクターをどのようなパラメータに仕上げるのかも楽しめる作りになっていますので、いろいろなビルドを試してもらえるのではないかと思っています。

　このACEスキルを組み込んだことにより、今までのコンボアクションからさらに一歩踏み込んだアクションを楽しんでいただけるのではないかと。

――新たに登場する大竜族はどのくらいいるのでしょうか？　位置づけとしては前作のボスを越える強さですか？

大河原：大竜族の数については、具体的な体数は控えさせていただきますが、強さについては大竜族の中にも弱い竜がいたりするので、全部が全部、前作のボスを越えるような強さではないです。が……PVなどで既に紹介している“ニーズヘッグ”については、少なくとも上から数えたほうが早い強さですね。


▲伝説の黒竜・ニーズヘッグ。巨躯を使った攻撃の他に、強烈なブレス攻撃を放つ。

　このシリーズにおいて“強い”と言われているボスたちなのですが、数値上だけの強さならば優劣がある程度決まってくるとは思います。ですが、職業やビルド内容によって得手不得手が出てくると思うので、どちらかというと「アイツ苦手だなぁ」といったように、プレイヤーによって感じる強さは変わってくると思っています。

　例えば、“予兆モーションが長く＆範囲が狭い＆すごく痛い攻撃”は、どんな職業やビルドでも一度攻撃を受けると印象に残りやすいし、範囲が狭いので避けやすい。“予兆が中＆範囲が広い＆連続ヒットで低ダメージの攻撃”とかですと、初めのうちは何でHPが減っているのか理解するのに時間を要する場合もあるので、後半で出てくるボスほど、勝つためにビルドも工夫する必要はあると思います。

　なお、既存のボスたちにも攻撃方法を1～2つほど追加しているので、前作をプレイされた方でも、手こずることがあるかもしれません。

――前作では大型アップデートが話題でしたが、本作でも予定されているのでしょうか？

入江：内容については現段階ではお話することはできませんが、アップデートを予定しています。今回もユーザーの皆様に末永く遊んでいただけるような仕組みを展開していく予定です。順次発表して行きますのでご期待ください。

次のページで体験版やオススメの職業、『エース』での改善点などをトーク！

データ

▼『ラグナロクオデッセイエース』（ダウンロード版）: ■メーカー：ガンホー・オンライン・エンターテイメント; ■対応機種：PS Vita; ■ジャンル：ACT; ■配信日：2013年8月29日; ■価格：3,900円（税込）

『ラグナロク オデッセイ エース』は初めての人も前作ユーザーも遊びやすい！ 体験版を配信中の本作について開発スタッフが熱弁

『ラグナロクオデッセイエース』は初めての人も前作ユーザーも遊びやすい！体験版を配信中の本作について開発スタッフが熱弁