【レビュー＆攻略】『アルファディア ジェネシス』大作をお手軽かつ短時間で！ スマホならではの新作RPG（電撃おすすめアプリ 第80回）

文：石田賀津男

　皆様こんにちは。「夏だからちょっと冒険☆」という高女子力な言葉に触発され、水とポテチとカップ麺で何日生きられるかに挑戦するライター石田賀津男です。人生そのものが冒険な私が本日お届けするのは、さまざまなモバイル向けRPGを展開してきたKEMCOの新作『アルファディア ジェネシス』のレビューです。

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■『アルファディア ジェネシス』とは？

　大地からあふれるエネルギー“エナジ”を利用し発展してきた世界ラグーン。“エナジ”を巡る2国間の戦争が終結して15年後、“エナジ”から生み出された人工生命体“エナジ体”がかかわる殺人事件が発生。この調査員として、青年剣士とその妹に、渦中の存在である“エナジ体”、さらに旧敵国の美人騎士らが抜擢される。思わぬ方向へと拡大する謎を追う1つの事件を追いかける中で、さまざまな人と出会い成長していく冒険の物語。

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■“エナジ体”の謎を巡る新たなストーリー

　本作はKEMCOの看板タイトルの1つ、『アルファディア』シリーズの最新作として開発された作品です。これまで5作のナンバリングタイトルが登場していますが、今回はナンバリングがない新章となっています。不思議なエネルギー“エナジ”を巡る物語が展開されるところは共通している他は、ほぼ新作と言える内容なので、本作がシリーズ初体験という方もまったく問題ありません。

　人間が生み出した人工生命体“エナジ体”。見た目は人間とほぼ変わりませんが、現在はその原料となる“エナジ”が枯渇しかけています。“エナジ体”は元々、人類発展の源である“エナジ”を奪い合う戦争の中で生み出された兵器でしたが、その戦争は“エナジ”の枯渇が見えたことで15年前に終結し、現在は人類と“エナジ体”が共存しています。

　“エナジ体”は、マスターと設定された人間に対して害意を持たないように作られています。ところがアークレイン王国内で、“エナジ体”がマスターを殺すという事件が発生します。国内武道大会で優勝した敏腕の二刀流剣士フレイは、国王からこの事件の調査を命じられます。

　調査に参加するのは、フレイの妹で若いながらも“エナジ”に精通するアウラと、事件の調査の中で偶然発見され、フレイをマスターと認識してしまった“エナジ体”のエナ。兄に甘えがちなアウラと、目覚めたばかりで知識がなくまるで赤ん坊のような反応を見せるエナに対し、自然と保護者の立ち位置になるフレイの優しさは、頼れる主人公の印象を強くしています。

　さらに、15年前はアークレイン王国と争ったガルザバイン王国からも優秀な騎士が派遣されます。武道大会で3年連続優勝し、フレイも破ったことがある最強の美女・コロネ。そして彼女を慕い敬愛しすぎる余り、フレイに強い対抗心を抱く騎士ウォルター。フレイに淡い恋心を抱くコロネと、それを見ては歯噛みするウォルターという構図がたびたび繰り返されます。

　事件は調査を続けるうちに思わぬ展開を見せます。事件を起こしたという犯人を見つけたかと思いきや、その黒幕らしき者の姿も現れます。アークレイン王国で始まった事件は、やがて2つの大国を巻き込む大きな渦へと変わっていきます。

▲国内最強の称号を得たフレイは、国王から“エナジ体”の事件調査を指示されます。

▲ガルザバイン王国の騎士コロネとウォルター。献身的な行動が空回りするウォルターと、周囲の反応が笑えます。

▲他にもさまざまなキャラクターが登場。さらには飛空艇も登場してガルザバイン王国に渡ります。

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データ

関連サイト

• 『アルファディア ジェネシス』公式サイト