2013年8月23日(金)
電撃オンラインのスタッフが、気ままに自分の興味があるものを掘り下げていく“ほぼ毎日特集”。今回の記事では、いつもゲーム音楽の作曲家インタビューを行っている編集・ミゲルが、趣向を変えてコミックマーケット84に参加されたサークルさんに突撃取材を敢行してまいりました。
東京都・国際展示場で開催され、毎年50万人を超える参加者が集う同人誌の祭典・コミックマーケット。今年は過去最高の約59万人の参加者が集まり、各々の創作物のやり取りが行われていました。
今回は3万を超える参加サークルの中から、私が注目する“創作コスプレ”に関する発行物を取り扱っていらっしゃるサークルをピックアップします。コスプレ美少女満載ですので、読者の方はぜひ目の保養になさってくださいね。
▲作品のモデルをされている仁藤リョカさん(左)とすいさん(右)。 |
かわいらしい売り子のお2人が通行人の目を引いていたサークル。撮影に加えて総合プロデュースを行う幸緒(ゆきお)さんと、モデルを務める仁藤リョカさんとすいさんによる3人のサークルです。今回は、季節を“森ガール”や“鳥ガール”、“絵本の双子”、“仮面の青年”の4つのテーマに分けた写真集を制作していました。
“森ガール”で使用したドレスからイメージを膨らませ、4つのテーマを1つの作品に仕上げたという幸緒さん。そんな幸緒さんの指揮の下、モデルのお2人が写真集の中でさまざまな表情を見せています。すいさんの演じる双子の兄以外は、すべてリョカさんが演じているというのには驚きです。
▲グリーンのウィッグがきれいに栄える“鳥ガール”(左)と、リョカさんとすいさんが仲のいい双子を演じた“絵本の双子”(中央・右)。 |
▲幸緒さんのスタイリングに加え、デザインもかわいい! |
▲新刊の収録内容とデザインは異なりますが、この仮面の少年もリョカさんが演じています。少女姿と同一人物とは思えないこの変身も、コスプレの醍醐味の1つです。 |
ダークファンタジーの世界観を、これでもかというほど表現した至極の1冊を発行していた鬼光(おにみつ)さん。舞台となる世界や、登場するすべてのキャラクターに属性や背景などの詳細な設定があり、この1冊が何かのゲームの資料集なのではないかと思ってしまうほどの重厚さがあります。
参加している協力者は総勢20名を超え、すべて鬼光さんの世界観を表現するために集まってくれた有志だとか。写真の中に登場する小道具は、すべて自作。1枚の写真の加工に3日もかけるなど、制作期間は1年半を要したそうです。たくさんの方の協力と理解により出来上がったこの作品は、「知り合いのコスプレイヤーとの思い出アルバムのようなものです」とおっしゃっていました。
▲撮影時の特殊メイクに加え、Photoshopでの加工でさらにファンタジー色に磨きがかかる! 妖精の羽は、昆虫の羽を合成して表現しているそうです。 |
うさぎのぬいぐるみによるディスプレイがかわいいサークル、clover+さん。新作は、童話のアリスを6色に分けたらどんなキャラクターになるかをデザインし、表現した写真集でした。
統原(すばる)さんは、撮影やモデルの他、コンセプトや作品のデザインなどを総合的に手掛ける多才なサークル主催者。「ロケーションを考えたり、写真集の編集を行ったりしている時が特に楽しい」と、おっしゃっていました。
▲統原さんご本人も、ホワイトアリスのモデルとして参加しています。 | ▲赤いアリスは、ハートの女王をイメージに取り入れているとか。 |
▲ピンクアリスは小悪魔風に。 | ▲イエローアリスは、ポップなカラーらしく元気で幼いイメージ。 |
→ペットボトルが女の子に!? 北欧風美女も登場!!
クリエイターのアイデアが光る作品たちをまだまだ大紹介!(2ページ目へ)