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2013年8月22日(木)

『戦国BASARA4』に“後藤又兵衛”がプレイアブル武将として参戦――声優は三木眞一郎さんが担当。小十郎、信長、光秀の3名も紹介

文:キャナ☆メン

 カプコンは、2014年初頭に発売するPS3用ソフト『戦国BASARA4』の新たな登場武将を公開した。

『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』
『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』

 『戦国BASARA』は、一騎当千の戦国武将を操作して、大群で押し寄せる敵兵をなぎ倒し、敵大将の撃破を目指すアクションゲームシリーズ。その最新作『戦国BASARA4』では、“戦国創世”がテーマに掲げられ、新たな設定と新たな世界でストーリーが展開していく。さらに、新武将の登場や、アクション・ドラマ面の強化など、さまざまな新要素が導入される。

 記事で紹介するのは、新たなプレイアブル武将として参戦する“後藤又兵衛”と、伊達政宗の腹心である“片倉小十郎”、魔王と恐れられる“織田信長”、敵武将としてプレイヤーの前に立ちはだかる“明智光秀”の4名だ。

<執心流浪>後藤又兵衛 声優:三木眞一郎/武器:奇刃(きば)

『戦国BASARA4』

「木偶(でく)が、さぁ? 後藤又兵衛様に、さぁ?
 敵うわけないですよ、ねぇ? ねぇってば、ねぇ?」

【物語での設定】
 元々は黒田軍の武将だったが、今は主君を持たずに浪人として日ノ本をさまよう。プライドが高く、自分の誇りを傷つけた者に対しては強い恨みを持ち、“又兵衛閻魔帳(またべええんまちょう)”にその相手の名前を記して執念深く付け狙う。現在、閻魔帳の最上位は伊達政宗。

【史実では】
 黒田家の家臣。黒田家に仕え、数多くの軍功を挙げて、後に“黒田二十四騎”の1人と称される。官兵衛の死後、黒田家を出奔すると全国の大名から声が掛かるが、黒田長政(官兵衛の息子)により奉公構(他家が召抱えないように釘を刺す回状)が出されていたため、浪人となる。大坂の役にて豊臣家より招かれ参戦。大坂夏の陣にて、孤軍奮闘するも伊達政宗・片倉小十郎らが率いる鉄砲隊などを相手に討死する。

【アクションについて】
 後藤又兵衛の最大の特徴は、その凶悪さを象徴したような武器“奇刃”にある。固有技は、奇刃をブーメランのように投げつけて攻撃する技。奇刃の軌道をコントロールして、多くの敵を巻き込もう。

『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』
▲奇刃を投げた後は、爪で攻撃。奇刃が手元になくても、固有技が威力を発揮する。戻った奇刃にタイミングよく固有技を当てると、特殊な技に派生する。
『戦国BASARA4』
▲政宗を付け狙う又兵衛。彼らの間には、一体どのようないさかいがあったのだろうか?

<仁吼義侠>片倉小十郎 声優:森川智之/武器:刀

『戦国BASARA4』

「竜王……政宗様の命だ、一人残らず降って貰うぜ」

【物語での設定】
 “竜の右目”の異名を持つ、伊達政宗の腹心。達人の域にある剣技はもちろん、冷静な判断力を持つ軍師としても伊達軍には欠かせない存在だ。竜王の名乗りを上げた主君を支えつつ、道を外さぬようにと見守る。

【史実では】
 伊達家の家臣。伊達政宗の幼少期より近侍となり、剣術指南を務めた。平時には内政、戦時下においては謀略で政宗を支え、智勇を兼ね備えた武将として知られる。政宗の主要な戦争の大半に参加し功績を上げ、小田原征伐の際には、小十郎の進言により政宗に小田原参陣を決意させたとも言われる。後に、一国一城令が布かれる中、例外として白石城城主に任じられる栄誉を賜った。

【アクションについて】
 片倉小十郎は、すべて固有技においてボタンを長押しすることで、派生技を出せる。さらに、固有技の途中から、別の派生技へとつなげて技を繰り出すこともできる。

『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』
▲固有技をつなげて出すことが可能なため、間断なく固有技で攻め続けられるのが小十郎の強みだ。ひたすら攻めて、敵を圧倒しよう!

<征天魔王>織田信長 声優:若本規夫/武器:剣・ショットガン

『戦国BASARA4』

「余はすべてを征する者ぞ……人界……欲界……
 天の海より、その遥か彼方まで……!」

【物語での設定】
 魔王として恐れられる織田軍の総大将。天下を焼き尽くすように情け容赦のない進軍を続け、日ノ本を恐怖で支配しようとしている。かつて謀反を起こした柴田勝家には既に関心がなく、ただの一兵卒として扱っている。

【史実では】
 戦国における3英傑の1人で尾張の戦国大名。幼少期から周囲に“尾張のうつけ者”と称され蔑まれていたが、大胆な行動や策を取り、才覚の片鱗をのぞかせていた。家督を継ぐと、天下統一を目指し、尾張統一を成したのち次々と周辺諸国を征服する。明智光秀の謀反(本能寺の変)に遭い、天下統一の半ばで自害したとされる。また、初めて実戦で鉄砲を用いたのは信長であるとされる。

【アクションについて】
 織田信長の特徴は、ショットガンでの遠距離攻撃が可能な通常形態と、六魔ノ王での強力な攻撃ができる“六魔ノ王”形態を、任意に切り替えられるという点だ。2つの形態を使いこなして、戦いを有利に進めよう。

『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』
▲形態が変わると固有技の性質も変化する。信長の操作を極めるのなら、両形態での固有技の変化を把握することが重要だ。
『戦国BASARA4』
▲『戦国BASARA4』では、将軍の位を天に還すことによって、“戦国創世”を引き越した足利義輝(右)。その彼と信長が相まみえた時、世の中はどのように動くのだろうか?

【敵武将】<冷眼下瞰>明智光秀 声優:速水奨/武器:鎌

『戦国BASARA4』

「騒がしいですね……骸(むくろ)とならねば解りませんか?」

【物語での設定】
 魔王の側近として鎌を振るう織田軍の武将。敵味方を問わず、人の苦しむ姿、吹き出す血を眺めることを好み、その異常性は主君である織田信長に対しても向けられる。織田本隊から離れて独自の動きを取ることもあるが、その意図は不明。

【史実では】
 織田信長の家臣。京都と周辺の政務に当たり、事実上の京都奉行の職務を行う。比叡山の焼き討ちで実行部隊の中心として活躍。その功績が認められ、以降信長の直臣となり、信長に背いた者たちを平定していく。1582年、信長の重臣でありながら自ら謀反を起こし、本能寺の変を引き起こす。しかし、遠征から戻った羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)との戦い(山崎の戦い)で敗北。

『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』
▲敵武将として登場する光秀。上は、プレイヤーが信長を操作した時に描かれるシーンと思われる。対峙する2人だが、その前にある人物が姿を現すことで、光秀が驚きの表情を見せている。

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