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2013年8月26日(月)

『MIND≒0』の機密情報がたっぷり詰まった相関図&“裏”設定を初公開! ダンジョンRPGとしての魅力を紐解くプレイレビューも掲載!!

文:まさん

■“MIND”の出し入れと3つのパラメータ管理がキモとなるバトル

 3Dダンジョン好きとしては探索面も楽しかったのですが、なんといってもこのゲームで特徴的なのがバトル。一見するとオーソドックスなターン性のコマンドバトルですが、本作にはキャラクターの体力である“LP”とMINDの体力である“MP”。そして、スキルを使うために必要な“TP”という3つのパラメータがあり、それらをバトル中とバトル後を見越して管理する必要があります。

 戦闘中は基本的に“MIND”を呼び出さないとスキルが使えず、呼び出している間はMINDが敵の攻撃を肩代わりしてくれるのですが、MPが0になると1ターン行動不能になって大ピンチに。必然的にタイミングを見てMINDを戻す必要があるのですが、MINDがいなければ当然LPに攻撃を受けてキャラクターが倒れてしまうこともあるので、どのタイミングでMINDを出し入れするのかを考える戦術性があるのです。

 さらに、戦闘中は生身状態じゃないとアイテムを使えないので、アイテムを使って立て直しを図るのも一苦労。どのタイミングで生身に戻って回復するのかを考えるのも、戦術として重要になってきます。

『MIND≒0(マインド/ゼロ)』 『MIND≒0(マインド/ゼロ)』

 それから、LPはTPと合わせてスキルを発動すると消費してしまうので、いわゆるRPGの“MP(マジックポイント)”も兼ねています。属性や使うスキルを考えながら攻撃を行う必要があり、ボタン連打では勝てないので、戦闘は厳しめながらやり応えがあって燃えますね。TPはスキルの発動にも必要ですが、こちらは3ポイント以上ためると“BURST”と呼ばれる特殊効果を発動できるのがポイント。

 BURST中は時を止めて追加行動ができるうえに、MIND発動中でもアイテムを使えたり、敵から100%逃走できたりといった恩恵も大きいです。ザコ戦でも積極的に使っていくのはもちろん、ボス戦ではいかにBURSTを使ってパーティを立て直すかが攻略のカギになってくる部分もあり、先を考えながらMINDを出し入れして戦っていく感覚は、このゲームをやらないと味わえないと思います。

『MIND≒0(マインド/ゼロ)』
▲攻撃力が高く、生身では防御しないと一撃で倒される可能性も高いボスたち。補助スキルやMIND状態のBURSTを駆使して強敵に挑み、打ち勝ったときの満足感がたまりません!

 こうしたMINDを使った厳しめのバトルこそが、実はこのゲームで一番おもしろい部分ではないでしょうか。特に、ボス戦ではそれが顕著に感じられます。ボスは基本的に2回攻撃をしてくるので、回復がギリギリでジリ貧になりやすいバランス。「あと一撃で倒せそうだけどMINDを戻すべきか悩む……」という場面がよく発生するので、緊張感があって非常に燃えます。単純に難しいというわけではなくレベル補正も大きいので、どうしても勝てない場合はレベルを上げまくって被ダメージを減らしてから挑むのもアリ。

 難易度が3段階から選べるので、苦手な人は“BEGINNER”を選ぶのもいいでしょう。BEGINNERならザコ戦はサクサク進めますし、ボス戦は適度に頭を使うことになるので、緩めですがバトルの楽しさはしっかり味わえます。もっとも、個人的にはザコ戦でも頭を使う“NORMAL”か、常に死と隣り合わせな“EXPERT”がオススメですが。

『MIND≒0(マインド/ゼロ)』
▲バトルの難易度は、いつでもオプションの環境設定で変えられます。トロフィーの取得以外にデメリットはないので、ボスが強いと感じるようならガンガン下げましょう。

→味方となるキャラクターたちの特徴をチェック!(3ページ目)

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データ

▼『MIND≒0(マインド/ゼロ)』(ダウンロード版)
■メーカー:アクワイア
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:RPG
■発売日:2013年8月1日
■希望小売価格:5,300円(税込)
▼『MIND≒0(マインド/ゼロ) ザ・コンプリートガイド』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2013年8月8日
■定価:1,995(税込)
 
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