2013年8月27日(火)

【週間洋ゲー通信】 『デッドアイランド・エピデミック』が発表! オンライン対戦に特化したシリーズ最新作(8月20日~8月26日)

文:イトヤン

 この“週間洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は8月20日から8月26日までの間で明らかになった新情報の中から、6個の話題をご紹介。この期間には欧州最大のゲームショウ“gamescom 2013”がドイツで開催されている。そちらの情報は現地レポートに譲るとして、それ以外の情報を中心にお伝えしよう!

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■新たなヴィランは空飛ぶ放火魔ファイアフライ! 『バットマン:アーカム・ビギンズ』の最新動画が公開

 若き日のバットマンの活躍を描く、オープンワールドアクションの人気シリーズ第3弾『バットマン:アーカム・ビギンズ』。ドイツで開催されたゲームショウ“gamescom 2013”に合わせて、この作品の最新トレーラーが公開された。

 『バットマン:アーカム・ビギンズ』では、暗黒街の帝王・ブラックマスクに雇われたヴィラン(悪漢)たちが、バットマンの生命を狙うこととなる。これまでにも、デスストロークやベイン、そしてバットマンの宿敵であるジョーカーなどの存在が判明していたが、今回のトレーラーでは“空飛ぶ放火魔”ことファイアフライが登場。火炎放射器による攻撃で、バットマンを苦しめる様子が収録されている。

『週間洋ゲー通信』

 またトレーラーの後半には、ゴッサム市警のジム・ゴードン本部長も登場。バットマンを「敵か味方か?」と疑う、過去の物語らしいやり取りを見ることができる。本作は日本でもPS3/Xbox 360/Wii Uソフトとして、12月5日に発売予定だ。

(参考サイト:『バットマン:アーカム・ビギンズ』アメリカ公式Facebookページ

■巨大なハンマーを手に怪物と対峙する姿は必見! 次世代ファンタジーRPG『ローズ・オブ・ザ・フォールン』の動画が初公開

 かつて『ウィッチャー2』の開発を手がけたメインスタッフが、新たなチームで制作に取り組む壮大なファンタジーRPG『ローズ・オブ・ザ・フォールン』。“gamescom 2013”の開催に合わせて、本作のトレーラーが世界初公開となった。

 この映像はCGを用いたもので、実際のプレイ映像ではないようだが、神に見捨てられた世界で繰り広げられる壮大な冒険の雰囲気が、実によく伝わってくる内容となっている。

 “神の手”と呼ばれる切り立った山の前に、主人公の“ハーキン”と思しき屈強な男性が立っている。彼は、死闘の末に手に入れた巨大なハンマーを振り上げて、モンスターとの対決に挑むが、その時――! ということで、この先の展開はぜひ自分の目で確認してほしい。本作はPS4/Xbox One/PC用ソフトとして、海外で2014年中に発売される予定だ。

『週間洋ゲー通信』

(参考サイト:『ローズ・オブ・ザ・フォールン』公式Facebookページ

■タブレットからのタッチ操作で仲間の支援が可能! 『ザ・ディヴィジョン』に搭載される驚きの機能が明らかに!!

 社会秩序が完全に崩壊したニューヨークを舞台に、仲間たちと協力してサバイバルを繰り広げるオンラインRPG『ザ・ディヴィジョン』。この作品の驚くべき新要素を紹介するトレーラー映像が新たに配信された。このトレーラーの解説によると、本作ではゲーム機本体から自分のキャラクターを操作するプレイヤーと、タブレットを使ってゲームにアクセスしているプレイヤーが、リアルタイムに協力してしながら他のプレイヤーと対戦できるという!

『週間洋ゲー通信』

 タブレット側のプレイヤーは“コンパニオン・アプリ”を使用して、ゲームに参加することになる。このアプリには、ドローンからの映像として、仲間のいる戦場を空中から見た全体図が表示されており、タッチ操作でさまざまな支援を行うことが可能だ。仲間を回復したり、敵のいる場所に誘導ミサイルを撃ち込んだりといった操作は、すべて仲間のプレイと同期したリアルタイムの結果としてゲームに反映される。

 インターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでもオンラインマルチプレイに参加できるという、夢のようなゲームプレイが実現するわけだ。『ザ・ディヴィジョン』はPS4/xbox One用ソフトとして海外で発売予定。また、PCでの発売も決定したとのことだ。

(参考サイト:UBIBLOG

■全米を舞台にしたドライビングゲーム『ザ・クルー』! マシンのカスタマイズからオフロードレースまで多彩な要素に注目

 アメリカ合衆国の全土を再現する巨大なオープンワールドを、お気に入りのマシンで自由に走り回ることができる次世代ドライビングゲーム『ザ・クルー』。6月のE3で電撃発表されたこの作品について、開発スタッフ自らがゲームプレイの詳細を解説する映像が公開された。

 プレイヤーが運転するマシンは、エンジンなどの内部パーツに至るまで、詳細なカスタマイズが可能だという。さらに、ドライバー自身も経験を重ねることで、ブレーキングをはじめとする特別な技能を獲得することが可能だ。また走行中のイベントとして、レース以外にもさまざまなチャレンジが用意されており、その中には“友人が走った経路を後ろから正確に追いかけていく”といったものもあるようだ。

 プレイヤー同士で対決するレースについても、道路上のフラットなコースでスピードを競うだけでなく、巨大なオープンワールドの要素を生かして、広大な畑や自然の野山を爆走するラリーのようなオフロードレースも存在するとのこと。次世代ならではの多彩な遊びが詰まった本作は、海外ではPS4/Xbox One/PC用ソフトとして、2014年初頭に発売予定。また日本での発売も決定している。

『週間洋ゲー通信』

(参考サイト:『ザ・クルー』ウォークスルー・トレーラー(※リンク先はYouTube))

■新ジャンル“ZOMBA”とは何か!? 人気シリーズ最新作『デッドアイランド・エピデミック』はオンライン対戦に特化!

 南海のリゾートアイランドを舞台に、生存者たちとゾンビの群れとの間で激しい死闘が繰り広げられるオープンワールドアクション『デッドアイランド』シリーズ。日本でもこの7月に2作目の『デッドアイランド リップタイド』が発売されたばかりだが、早くも次の最新作が発表された。

 『デッドアイランド:エピデミック』と題されたこの新作は、なんと基本プレイ無料のPC用オンラインゲームになるという。その内容は、4人の生存者で構成された3つのチームが、ゾンビの群れがうろつくフィールド上で、補給ポイントの支配権を争って三つ巴の戦いを行うというもの。近年のオンラインゲームで人気の“MOBA”と呼ばれるジャンルにあたるわけだが、発売元のディープシルバーでは、このゲームのジャンルを“ゾンビ・オンライン・マルチプレイ・バトル・アリーナ”、略して“ZOMBA”と呼んでいる(笑)。

『週間洋ゲー通信』

 現在、オープンしたばかりの公式サイトではベータテストの参加者を募集中。日本から参加できるかどうかは不明だが、興味のある人はぜひチェックしてみてほしい。

(参考サイト:『デッドアイランド・エピデミック』公式サイト

■新クラスの“クルセイダー”も登場! 大ヒット作『ディアブロIII』に新章を追加する拡張パックが発表

 PCの世界で大ヒットを遂げ、9月にはPS3版とXbox 360版もリリースされる『ディアブロIII』。ハック&スラッシュRPGを代表するシリーズの最新作となる本作だが、発売元のブリザード・エンターテインメントは、新たな拡張パック『リーパー・オブ・ソウルズ』の発売が決定したことを発表した。

 この拡張パックでは、ブラック・ソウルストーンを奪った堕天使マタリエルをめぐる、メインストーリーの第5章となる新たな物語が描かれるという。さらに、プレイヤーキャラのレベル上限が70まで引き上げられる他、“クルセイダー”と呼ばれる新キャラクタークラス、新モンスター、新ロケーションなどが追加される。

『週間洋ゲー通信』

 現時点で、この拡張パックのリリースが発表されているのはPCとMacのみ。コンシューマ版に関する予定は、発売時期を含めて未発表となっている。

(参考サイト:『ディアブロIII:リーパー・オブ・ソウルズ』公式サイト

データ

関連サイト