『ワンダーフリック』『レイトン7』に対応の“UNIPLAY”はハードの垣根を越えた新しい遊びのスタイル――レベルファイブ新作発表会レポ

文：ゴロー

　8月26日に都内・エプソン品川 アクアスタジアム ステラボールにて行われた、レベルファイブ新作発表会“LEVEL5 VISION 2013「渦」”の模様をレポートする。

▲ステラボール入口前では『イナズマイレブン』の天馬や隼人、『妖怪ウォッチ』のジバニャンなどが来場者をお出迎え。

　発表会では、初めにレベルファイブ代表取締役社長の日野晃博さんが登壇。開会の挨拶とともに、同社が今年で15周年を迎えられたことへの感謝の気持ちを、来場者ならびに視聴者へ伝えていた。

▲今年のテーマである“渦”は、レベルファイブがエンターテイメント業界に巻き起こる大きな渦の中心でありたいという願いを込めてつけたという。

　最初の発表タイトルは、初めにスマートフォンでのサービス展開を予定している新作RPG『ワンダーフリック』。この作品は、日野社長自らもプロデューサー兼ディレクターとして制作に取り組んでいる。“3分に一度のエキサイティング”というキーワードを掲げ、最高のRPGに仕上げるべく現在鋭意制作中とのことだ。

▲音楽を担当するのは『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみの植松伸夫さん。会場ではビデオレターが公開され、新たな曲にチャレンジしていくなどの意気込みが語られた。

▲舞台は“グリムナース”と呼ばれる広大な世界。プレイヤーは自分の分身であるアバターを強化しながら、レアなアイテムを求めて冒険する。インターネットを介したマルチプレイにも対応している。

▲日野社長が『ワンダーフリック』を実演。バトル中は、人差し指ではなく、親指を使ってメダルをはじくやり方がオススメとのこと。

▲バトル勝利後は、報酬を3つのダイスで決める。内部確率で決まるものをミニゲームで表現しているところも『ワンダーフリック』の特徴の1つだという。ゾロ目が出た場合はレアなお宝が手に入るとのことだったが、残念ながら1回もそろわず……。

▲お題と同じメダルを揃えたり、特定の組み合わせでメダルを放ったりすることで、攻撃や防御のアクションが変化するという。

　続いて日野社長は、『ワンダーフリック』の魅力的なポイントとして“UNIPLAY（ユニプレイ）”を説明した。“UNIPLAY”は、単なるマルチプラットフォーム展開というだけでなく、複数のハードウェア間でセーブデータの共有を可能にした新スタイル。その対応タイトル第1弾が『ワンダーフリック』だという。

▲“UNIPLAY”に賛同したソニー･コンピュータエンタテインメント・ジャパンアジア（SCEJA）のプレジデントである河野弘さん（左写真）、日本マイクロソフト執行役 インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャーの泉水敬さん（右写真）から、期待を込めた応援メッセージも。

　『ワンダーフリック』は、2013年11月にiOS/Androidでのサービス開始を皮切りに、、2014年にはPS3/PS Vita/Wii U、さらに次世代機であるPS4/Xbox Oneへと順次展開。それと同時に“UNIPLAY”による新たな遊びを提供していくとのことだ。

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