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2013年9月4日(水)

セガ、次世代アーケードゲーム汎用基板“Nu”を開発――採用第1弾は11月稼働の『初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone』

文:電撃オンライン

 セガは、次世代業務用ゲーム汎用基板“Nu(ニュー)”を開発したことを明らかにした。本基板の採用第1弾タイトルは、11月に全国のアミューズメント施設にて稼働が開始される『初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone』となる。

※以下、メーカー様からの情報をもとに記事を掲載しております。

 株式会社セガ(本社:東京都品川区、代表取締役社長COO:鶴見 尚也 以下:セガ)は、次世代業務用ゲーム汎用基板「Nu(ニュー)」を開発いたしました。採用第1弾タイトルは、2013 年11 月に全国のゲームセンターで稼働予定の『初音ミク Project DIVA Arcade Future Tone』となります。

“Nu”
“Nu”

 「Nu」は、業務用ゲーム基板として初めてMicrosoft社の最新OSである「Microsoft Windows Embedded 8 Standard」を採用しています。また、第3世代インテルR Coreプロセッサー、NVIDIA社の最新アーキテクチャであるKepler GPUを搭載することにより、従来の当社製業務用ゲーム基板の約2倍の性能を有します。Windows PCベースによる容易なアプリケーション開発はもちろんのこと、当社「RING」シリーズからの高い移植性を持つ開発環境を整えています。さらにセガの業務用ゲーム機向けのネットワークインフラである「ALL.Net(オールネット)」へ対応し、Windowsと互換性のある様々なデバイスを利用可能です。

 セガは、「Nu」シリーズにより最新のテクノロジをアミューズメント機器へ導入し、お客様のニーズを満たす、クオリティの高いタイトルの供給を促進してまいります。

■日本マイクロソフト株式会社様よりのエンドースメント

 日本マイクロソフトは、株式会社セガ様から、Windows Embedded 8 Standardを採用した次世代業務用ゲーム汎用基板「Nu」がリリースされる事を心から歓迎いたします。Windows Embedded 8によって、顧客を惹きつける製品の開発が可能になり、そのゲーム体験は今まで以上に素晴らしいものになるでしょう。株式会社セガ様にはWindows Embedded 8の特徴を最大限に活かし、ゲーム業界においてのイノベーションを期待しております。

日本マイクロソフト株式会社 OEM 統括本部エンベデッド本部
Windows Embedded BG リード ギヨーム エステガシー

■Nu(ニュー)仕様
【CPU】
 インテル Core i3-3220 プロセッサー(動作周波数:3.30GHz)
【メインメモリ】
 DDR3 SDRAM PC3-12800 4GB
【GPU】
 NVIDIA GeForce GTX650 Ti GDDR5 メモリ 1.0GB 搭載
 Direct X 11.1 / Open GL 4.3 対応 2 画面出力(Full HD 対応)
【サウンド】
 High Definition Audio 搭載 192KHz/32bit 5.1ch 出力対応
【入出力】
 ビデオ:アナログ/デジタル出力 DVI-I 端子×1、デジタル出力DVI-D 端子×1
 サウンド:5.1ch(ステレオミニジャック×3)
 LAN:On board 10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T
 業務用ゲーム入出力:JVS I/O コネクタ
 シリアル:4ch / USB3.0×4port / CAN×2port
 I/O用電源出力コネクタ(12V/5V/3.3V)
【ストレージ】
 SATA SSD 64GB + HDD 500GB 搭載
【OS】
 Microsoft Windows Embedded 8 Standard
【その他】
 業務用オリジナルセキュリティ機能およびWindows セキュリティ
 アプリケーション供給:DVD、USB ストレージ、ネットワーク配信など
 電源内蔵/ALL.Net 接続対応の通信機能を標準サポート(配信、課金に対応)

※開発中のため量産仕様は異なる場合があります。

(C)SEGA

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