2013年10月10日(木)
Aimeカードの登録を終えると、赤緑の2色で構築されたスターターデッキがもらえます。先ほども言いましたがこのスターターデッキ、かなり完成度が高く、これだけでもちゃんと遊べるようになっています。ここでは、スターターデッキの主力となるカードを紹介したいと思います。
《ソードファイター》
CP:1
BP:レベル1:3000/レベル2:4000/レベル3:5000
スキル“アタッカー”……このユニットがアタックした時、ターン終了時までBPを+2000する。
《ソードファイター》はコストパフォーマンスに優れたアタッカーです。『COJ』では1CPのユニットはBP3000、2CPはBP5000、3CPならBP6000というのが基本的なバランスになっていますが、このユニットは1CPのユニットにもかかわらずアタック時にはBP5000になるため、同コスト帯には負けにくく、1CP上のユニットとも相打ちが取れます。
《ランサー》
CP:2
BP:レベル1:4000/レベル2:5000/レベル3:6000
スキル“ダメージブレイク”……このユニットがアタックした時、対戦相手のユニット1体を選ぶ。それに1000ダメージを与える。
《ランサー》はアタック時に好きな対象に1000ダメージを与えられます。BP5000のユニットとも相打ちがとれるほか、BPの低いユニットを倒せます。ダメージを与えるインターセプトと組み合わせれば高BPのユニットすら射程に入るでしょう。
《ベヒーモスドラゴン》
CP:4/進化
BP:レベル1:6000/レベル2:7000/レベル3:8000
スキル“巨躯の鳴動”……このユニットがアタックした時、ターン終了時までBPを+(あなたの捨て札にあるカードの枚数×500)する。
《ベヒーモスドラゴン》はこのデッキのフィニッシャーです。アタック時に大きくBPが上昇する能力を持っているため、アタッカーとして非常に強力です。“進化”カードなのでプレイには他のユニット1体が必要になりますが、それも気にならない破壊力を見せてくれるでしょう。
《ハッパロイド》
CP:1
BP:レベル1:1000/レベル2:2000/レベル3:3000
スキル“ドロー”……このユニットがフィールドに出た時、カードを1枚引く。
《ハッパロイド》はこのデッキの潤滑油のような存在です。とりあえず頭数をそろえつつ手札を調整できるので、初手にあるといいカードです。戦闘にはほとんど役立ちませんが“進化”カードを使うさいの土台にすれば無駄なく運用できます。
《アーマーブレイク》
CP:1
あなたのユニットがフィールドに出た時、対戦相手のユニット1体を選ぶ。それに3000ダメージを与える。
《アーマーブレイク》はインターセプトカードで、いわゆる火力です。単体でも1CPのユニットなら倒せる他、《ランサー》などとも非常に相性のいい1枚です。他のカードと組み合わせていかに大きな効果を発揮させるかが、このデッキを使ううえでのポイントと言えるでしょう。
《不可侵防壁》
CP:0
あなたのユニットが戦闘した時、ターン終了時までそのユニットのBPを+3000する。
《不可侵防壁》はユニットのBPを強化してくれるインターセプトです。クロックアップすることで倒されにくいユニットを作り上げ、フィールドを制圧していくのが基本的な戦略となる『COJ』において、戦闘での勝利をほぼ約束してくれるこの効果は非常に強力です。
《新品の鎧》
CP:0
あなたのユニットがフィールドに出た時、インターセプトカードを1枚引く。
《新品の鎧》はトリガーカードで、ユニットを出すことで条件を満たし、インターセプトカードを1枚引かせてくれます。このカードで《アーマーブレイク》や《不可侵防壁》にアクセスしていきましょう。
スターターデッキを使う時は、これらのカードを中心にゲームを組み立てていくことを意識してプレイするといいと思います。では最後になりますが、スターターデッキに追加したいカードや、その他の属性の強力カードを何枚か紹介していきましょう。
《魔槍のリリム》
CP:3/進化
BP:レベル1:3000/レベル2:4000/レベル3:5000
スキル“デーモンスピア”……このユニットがフィールドに出た時、対戦相手のユニット1体を選ぶ。それに3000ダメージを与える。
スキル“トリガーロスト”……このユニットがアタックした時、対戦相手のトリガーゾーンにあるカード1枚をランダムに破壊する。
《魔槍のリリム》は2つの能力を持った“進化”カードです。フィールドに出た時の3000ダメージは《アーマーブレイク》などと組み合わせればそれだけでBP6000までのユニットを破壊できるため非常に強力です。またBPは低めですが“進化”カードなので、出してすぐアタックが可能で、2番目の能力で相手のインターセプトを破壊し、戦略を崩すこともできます。除去と攻撃を同時にできるため、こう着している状態から一気に攻めに出られる1枚です。
《蛮王ベリアル》
CP:6/進化
BP:レベル1:7000/レベル2:8000/レベル3:9000
スキル“憤怒の炎”……このユニットがフィールドに出た時、対戦相手のユニット全体に3000ダメージを与える。
スキル“ダメージブレイク”……このユニットがプレイヤーアタックに成功した時、対戦相手のユニット1体を選ぶ。それに4000ダメージを与える。
《蛮王ベリアル》は、一瞬で対戦相手の戦線を崩壊させられる、赤の切札とも言えるユニットです。全体ダメージを与えつつ攻撃できるので、相手に打ち取られる可能性は低く、レベルアップすればさらに有利になります。かといってブロックしないとさらに追加ダメージを受けてしまうというジレンマを相手に与えられます。なおオーバーライドしてレベル2でプレイすると、ブロックされてもオーバークロックして再攻撃できるため、さらに相手を窮地に追い込むことができます。
《ジャンプ―》
CP:4
BP:レベル1:4000/レベル2:5000/レベル3:6000
スキル“ジャンプ―ダンス”……このユニットがフィールドに出た時、対戦相手のユニット1体を選ぶ。それを手札に戻す。
《ジャンプー》はユニットを手札に戻す能力を持ったカードです。クロックアップさせてしまったユニットや“進化”カードに対して非常に有効です。このカード自身は“進化”カードでないため、赤単のデッキにタッチするなど、どんなデッキにも入れることができるのもポイントです。
《戦神・毘沙門》
CP:7
BP:レベル1:7000/レベル2:8000/レベル3:9000
スキル“戦神の怒号”……このユニットがフィールドに出た時、他のすべてのユニットを破壊する。
《戦神・毘沙門》は、味方も含めた全体除去能力を持つ“進化”ユニットです。フィールドにこのユニット以外いなくなるため、確実に1ダメージを与えられるのもポイントです。コストは7と最大ですが、劣勢をはね返すだけの力を秘めたカードです。
《ジャッジメント》
CP:5
あなたのユニットがアタックした時、対戦相手のすべてのユニットの行動権を消費させる。
《ジャッジメント》は、必要CPが5と重いですが、一撃必殺の破壊力を持ったインターセプトです。すべてのユニットの行動権を消費させるということは、すなわちまったくブロックができない状態になるため、そのターンは攻撃し放題ということになります。一気に大量のダメージを叩き込むチャンスを作り出せますが、逆にすべてのユニットの行動権を回復させるインターセプトもあるので、そのことは覚えておきましょう。
《冥王ハデス》
CP:4
BP:レベル1:6000/レベル2:7000/レベル3:8000
スキル“血塗られし報復”……このユニットがフィールドに出た時、対戦相手のすべてのレベル2以上のユニットを破壊する。
『COJ』において相手のクロックレベルを上げると不利になってしまいますが、青のカードにはそれを逆に利用するものがいくつかあります。《冥王ハデス》もその1枚で“進化”カードとはいえ、たった4CPで相手のレベル2以上のユニットを一掃してしまえます。このカードの存在をチラつかせれば、相手はアタックもブロックもやりにくくなることでしょう。
《ムーンセイヴァ―》
CP:1
あなたのユニットがアタックした時、対戦相手のレベル2以上のユニット1体を選ぶ。それを破壊する。
《ムーンセイヴァ―》は《冥王ハデス》の能力を切りだしたような効果を持つインターセプトです。必要なCPも少なく、とても使いやすい1枚です。このカードの存在により、青いデッキは勝てない相手の攻撃を受けたり、勝てない相手にあえて攻撃をしたりが許されていると言っても過言ではありません。
《ダルタニャン》
CP:4
BP:レベル1:5000/レベル2:6000/レベル3:7000
スキル“チャージ”……このユニットがフィールドに出た時、あなたのCPを+2する。
スキル“ドロー”……このユニットがアタックした時、カードを1枚引く。
《ダルタニャン》は、優れた能力を持つ中堅アタッカーです。フィールドに出た時CPを2得られるので、実質2CPでプレイ可能です。さらに、アタックするたびカードが引けるので、これが生き残っているかぎり、息切れせず戦力を展開することが可能です。オーバーライドなども狙いやすくなるでしょう。
《何でも屋の陳列台》
CP:0
あなたのユニットが登場した時、カードを1枚引く。
先に紹介した《新品の鎧》と似た効果を持つトリガーカードです。CPがかからないので単純にデッキを圧縮し、その後のドローの質を高めてくれます。デッキの隙間を埋めるのに非常に適したカードと言えるでしょう。
やや駆け足でしたが『COJ』の概要から各種システム、そしていくつかのカードを紹介しました。筆者はアーケードゲームも、トレーディングカードゲームも両方遊びますが、この『COJ』はそういうプレイヤーにはもちろん、これまでアーケードゲームかトレーディンカードゲーム、どちらかしか遊んでいなかったプレイヤーにもとてもオススメできる作品です。これまでゲームセンターで遊ぶ習慣はなかったトレーディングカードゲームユーザーの方、逆にゲームセンターが主戦場でカードゲームはあまりやったこともない方、『COJ』をプレイすれば、きっと新しい楽しさを見いだせるはずです。ぜひ一度、プレイしてみてください。この記事で『COJ』に少しでも興味をもってもらえれば幸いです。
なお、本日発売される『電撃文庫MAGAZINE Vol.34』では、三河ごーすと先生の描く本作の特別掌編第1話が掲載されています。また、来週から電撃オンラインでも連載がスタートするので、こちらもチェックしてください。
(C)SEGA
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