News

2013年9月13日(金)

今井監督最新作『魔都紅色幽撃隊』システム公開。かつてなく斬新な行動予測バトル、そして“愛+嗅”や“怒+味”が気になる五感入力とは?

文:そみん

■五感入力システム:感情(愛・友・悲・怒・抗)に加えて五感(視・聴・味・嗅・触)が登場!

 今井監督の作品でおなじみの、言葉や選択肢ではなく、“愛”や“怒”といった感情を示すことでキャラクターとのコミュニケーションをはかる“感情入力システム”。本作では、このシステムを進化させた“五感入力システム”が導入されている。

 キャラクターの行動に対して、まず5種類の感情(愛・友・悲・怒・抗 ※何も入力しないことも可能)を入力するのは、これまでと同じ。続けて、五感(視・聴・味・嗅・触 ※何も入力しないことも可能)を選ぶことで、感情と五感の組み合わせでリアクションを取れることが本作の大きな特徴となる。なお、入力を放置し続けると“無+無”で無視に近いリアクションとなる。

『魔都紅色幽撃隊』
▲“視・聴・味・嗅・触”の五感が登場したことで、より幅広いコミュニケーション表現が可能に!

 例えば、“愛+視”なら、優しいまなざしで相手を見つめることになり、“愛+触”なら、より情熱的に相手の体にボディタッチをするような表現となる。

 シリーズ的に、“愛+触”を初対面の異性相手に行うと怒られてしまうだろうが、同性の熱血タイプが相手なら、一気に好感度が上がるかも!? 今回の五感入力システムの登場により、こういった想像をする楽しみも大きくなったと言えるだろう。

◆まさかのシックスセンスが登場! 条件を満たすと“第六感”も発生!!

 物語中に特定の条件を満たすことで五感を超える“第六感”が発生し、それを選ぶことで“通常ではわからない、もう一つの道”が開けるとのこと。詳細は不明だが、おそらく隠しエンディングなどにからんでくると思われる。

 なんにせよ、無限に近い組わせが用意されている五感入力システム+第6感によって、かなりのやり込み要素が用意されたゲームになることは間違いないだろう。

●記事担当・そみんのインプレション:どう考えても“味”と“嗅”がヤバイ!

 五感の中でも気になるのが、“味=味わう?”と“嗅=匂いを嗅ぐ?”。どんなシチュエーションで使うのが正解なのかが気になることもさることながら、相手がどんなリアクションを取るのかも予想できませんよね。

 “愛+味”、“愛+嗅”。ううむ、いくら愛情をこめても、一線を超えすぎている気が……。あ、“怒+味”とかは、めちゃくちゃ辛いカレーを味わう時に使えそうですね。?


■ビジュアル:特殊な演出で描かれる物語のビジュアル

 本作のADVパートの背景は、現実世界を忠実に表現するため、特殊カメラレンズを用いたパノラマ背景を使用している。これまでの今井監督のゲームでも実写の背景が使われていたことがあったが、今回もリアルな世界観の演出に一役買ってくれるはずだ。

『魔都紅色幽撃隊』
▲特殊なレンズで撮影されたパノラマ背景。本作ならではの独特なリアル感が表現されている。

 一方、ゴーストとのバトルを行うステージは、3DCGで描き起こされている。ステージの種類はさまざまで、学校の校舎や病院といった屋内戦から、校庭や日本庭園、高速道路などの屋外戦も用意されているとのこと。中にはカラオケボックスなどのユニークな間取りのステージもあり、バトル開始時は、これらが闇に包まれた状態でスタートするとのこと。

◆アニメキャラがぬるぬる動く新システム“GHOST”に注目!

 本作のキャラクターは、アニメキャラを秒間60フレームで動かす“GHOST(Graphic Horizontal Object STreaming)”という特殊なシステムによって表現されている。映像作家である高橋昂也さんが作り出すハイクオリティな動きは、キャラクターがまるで生きてそこにいるかのような感情を表現することを実現しているという。東京ゲームショー2013ではプレイアブル出展が予定されているので、会場に行ける方は、ぜひその目でキャラクターの動きをチェックしてみてほしい。

『魔都紅色幽撃隊』
▲とにかくなめらかに動くとのこと。PVの公開を期待しよう!

→一見すると複雑そうなバトルシステムだが……?(3ページ目へ)

(C) ARC SYSTEM WORKS/TOYBOX Inc.

データ

▼『アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2013年10月24日
■定価:3,360円(税込)
※B5判256ページ(フルカラー)
 
■『アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション』の購入はこちら
Amazon.co.jp

関連サイト