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2013年9月17日(火)

【週間洋ゲー通信】あの『ファークライ3』のスタッフが手がける新作RPG『チャイルド・オブ・ライト』が発表!(9月10日~9月16日)

文:イトヤン

 この“週間洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は、9月10日から9月16日までの間で明らかになった新情報の中から、7個のニュースをご紹介。ユービーアイソフトがダウンロード配信の新作ソフトを多数発表している他、この年末の注目作の話題など、多彩な情報が到着している。今週末の東京ゲームショウに負けじと盛り上がってる海外のニュースに注目だ!

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■『アサシン クリードIII レディ リバティ』がPS3/Xbox 360のDL配信タイトルとして登場! スマホ向けの完全新作も!?

 ユービーアイソフトは9月10日に、ダウンロード配信タイトルを中心とする新作ゲームの発表会を行った。その中から、注目作をいくつかピックアップしてご紹介しよう。

 2012年12月に日本でも発売されたPS Vita用ソフト『アサシン クリードIII レディ リバティ』。シリーズ初の女性アサシンであるアヴリーンが、18世紀後半のニューオーリンズで活躍する内容だ。この作品をPS3/Xbox 360/PCに移植した『アサシン クリード レディ リバティHD』のリリースが決定した。

 家庭のTVに合わせてグラフィックがさらに緻密になっている他、新ミッションなども追加されるという。本作はダウンロード専用ソフトとしてリリースされる予定だが、発売時期などは現在のところ未定だ。

『週間洋ゲー通信』

 また、スマートフォンとタブレット向けの完全新作ゲーム『アサシン クリード:パイレーツ』も発表された。本作は『アサシン クリードIV ブラック フラッグ』と同時代が舞台となっており、実在の海賊なども登場するが、アロンゾ・バティーヤという名の新たな主人公が活躍する、あくまで独立したタイトルだとのこと。自分自身の帆船を操ってカリブ海を探索し、伝説の財宝を発見できるということで、どうやら海戦がメインとなるようだ。本作は2013年秋にリリース予定だが、対応機種などの詳細は明らかにされていない。

(参考サイト:UBI BLOG“『アサシン クリード レディ リバティHD』発表”

(参考サイト:UBI BLOG“『アサシン クリード:パイレーツ』発表”

■『ファークライ3』のスタッフによる新作は!? JRPGの影響を受けた『チャイルド・オブ・ライト』が発表!

 続いては、日本でも人気のFPS『ファークライ3』を開発したチームによる新作『チャイルド・オブ・ライト』をご紹介しよう。意外にも本作は、過酷なバイオレンスが強調されていた『ファークライ3』とはまったく違い、童話のような世界を舞台にしたファンタジーRPGとなっている。

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 魔法の王国レムリアの王女・オーロラ姫が、世界の光を奪った黒の女王と対決するというストーリーの本作は、まるで水彩画のようなタッチの画面がそのまま動いているのが特徴だ。日本のファンタジーRPGや天野喜孝氏のイラストに影響を受けているというだけあって、日本人にもなじみやすい世界観になっている。またターン制アクティブバトルといった、日本のRPGに似たシステムも採り入れられている。

 “大手ゲームメーカーによるインディーズゲーム”と開発スタッフが語っているように、非常に作家性の強いユニークな試みとなっている本作。PS3/PS4/Xbox 360/Xbox One/Wii/Wii U/PC用のダウンロード専用ソフトとして、海外で2014年にリリース予定だ。

(参考サイト:UBI BLOG“『チャイルド・オブ・ライト』発表”

■戦場で出会った5人の男女と1匹の犬の運命は? 異色の横スクロールアクション『ヴァリアント・ハーツ』!

 ユービーアイソフトによる新作タイトルの中で最後にご紹介するのは、第一次世界大戦を舞台にした2D横スクロールアクションゲーム『ヴァリアント・ハーツ:ザ・グレート・ウォー』だ。

 『チャイルド・オブ・ライト』と同様のエンジンを用いた、セルアニメ風の画面が印象的な本作。その最大の特徴は、横スクロールアクションゲームでありながら、非常にドラマチックなストーリーが展開される点だ。プレイヤーは、ドイツ軍の捕虜となっているフランス人兵士や、アメリカからやってきた義勇軍兵士など、さまざまな境遇の5人の男女を操作して、ドイツ人兵士とその妻を再会させるという人間らしい目的のために、さまざまな苦難を乗り越えていくことになるという。

 また、5人のキャラクターを操作する際には、つねに1匹の犬が寄り添い、一緒に冒険してくれるとのこと。PS4のコントローラーのタッチパッドを使えば、この犬をなでることも可能だという。本作はPS3/PS4/Xbox 360/Xbox One/PC用のダウンロード専用ソフトとして、海外で2014年にリリース予定だ。

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(参考サイト:UBI BLOG“『ヴァリアント・ハーツ:ザ・グレート・ウォー』発表”

■宇宙空間での銃撃戦も! 『コール オブ デューティ ゴースト』のシングルキャンペーン・トレーラーが公開!!

 戦場と犬の組み合わせといえば、この6月に詳細が発表された人気FPSシリーズの最新作『コール オブ デューティ ゴースト』でも注目を集めた要素だ。このほど、プレイヤーとともに戦う軍用犬ライリーの活躍シーンも収録された、本作のシングルキャンペーン・トレーラーが公開された。

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 本作のシングルプレイ・キャンペーンでは、アメリカ合衆国が大きな痛手を受けた近未来を舞台に、その原因となった強大な組織に反撃する特殊部隊“ゴースト”の活躍が描かれる。今回のトレーラーでは、“新たな敵が南からやってきた”というナレーションとともに、廃墟となったアメリカの都市や、戦車が空輸される様子など、大規模な軍事作戦を想像させる場面が次々と映し出されている。

 中でも注目は、その戦闘のシチュエーションの多彩さだ。冒頭の宇宙空間での銃撃戦に始まり、荒野を走行するモノレールの上での戦闘や、上空から攻撃を受けて崩壊する空母の甲板での戦いなど、これまでにない状況が次々と登場している。またその映像も、次世代機で発売される本作だけに、細かなディテールまで緻密に表現されている。

 本作は日本でも、PS3/Xbox 360/Wii U/PC用の字幕版が11月14日に、PS3/Xbox 360用の吹き替え版が12月12日に発売される。PS4版も2014年2月22日に発売。さらにXbox One版も発売される予定だ。

(参考サイト:『コール オブ デューティ ゴースト』アメリカ公式サイト

■クモの巣に潜入する高難易度ミッションにも挑戦! 『メトロ ラストライト』のDLC第3弾が配信開始

 核戦争後のモスクワを舞台に、生存者たちのサバイバルを描いたFPS『メトロ ラスト ライト』。本作に新要素を追加するDLCの第3弾“デベロッパーパック”が、海外で9月17日から配信されることが発表された。

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 このDLCでは、“テストレベル”と呼ばれる新たなマップが導入される。これは開発中に各種要素の実験のために使用されていたマップで、武器の性能を自由にカスタマイズしてプレイすることができるという。またこれを利用して、さまざまなチャレンジに臨む射撃場や、AI兵士のグループ同士を対決させるAIアリーナなども用意されるとのことだ。

 さらにこのDLCでは、“スパイダーズ・レア”と呼ばれる新ミッションもプレイできる。これはクモの巣が張り巡らされた洞窟に、壊れたマスクと火炎放射器だけで挑むという、スリル満点の高難易度ミッションだ。また今回の発表と同時に、次回配信予定の“クロニクルパック”が、本作の最終DLCになることが告知されている。ちなみに、このDLCも含めた本作の全DLCは、現在のところ日本での配信は未定だ。

(参考サイト:『メトロ ラスト ライト』アメリカ公式ブログ

■豪華スタッフによるJRPG『プロジェクト・フェニックス』が開発資金の調達に成功! PS4&PS Vitaでの発売も決定

 作曲家の植松伸夫氏をはじめとする豪華スタッフが集結したインディーズRPG『プロジェクト・フェニックス』。クラウドファンディングサイト“Kickstarter”で行われていた本作への出資募集がこのほど終了し、合計101万4600ドル(約1億146万円)もの資金調達に成功した。

 本作は『ファイナルファンタジー』『Halo 4』『L.A.ノワール』など、東西の人気作に参加した経験のあるスタッフが集結し、日本を拠点に制作されるファンタジーRPGだ。リアルタイム・ストラテジー的な集団戦闘のシステムを用いながらも、日本のRPGに特徴的な要素も多数採り入れられているという。今回の出資募集では、10万ドル(約1000万円)の初期ゴールを大幅に越える出資が集まったため、キャラクターモデルの倍増や詳細な都市描写など、さらにボリュームアップした内容になるようだ。

 本作は当初、PC、Mac、Linuxでのリリースと、iOS/Androidでの別バージョンの発売が予定されていたが、出資募集の期間中にPS4とPS Vitaでの登場も決定したという。これから制作が行われて、発売は2015年の中頃になる予定とのこと。実際にリリースされる日が楽しみだ。

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(参考サイト:Kickstarter『プロジェクト・フェニックス』

■ダンジョンRPGの古典的シリーズから、リアルで広大なオープンワールド・ミリタリーFPSまで! Steamで配信開始となったタイトルをピックアップ

 この一週間にSteamで配信がスタートしたタイトルの中から、3本の注目作をピックアップして紹介しよう。まず最初は、1人称視点のホラーゲームとして日本でも評価の高い『アムネシア:ザ・ダーク・ディセント』の続編となる『アムネシア:ア・マシン・フォー・ピッグス』だ。本作も前作同様、武器もなくランタンだけを手にした主人公が、怪物の不気味な鳴き声が聞こえる暗闇の中を探索することになる。

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 次に紹介するのは、今なお熱心のファンの多いダンジョンRPGの古典シリーズ『ウィザードリィ』だ。同作の第6~8作が復活し、Steamでの配信が開始されている。スキルシステムやカラフルなグラフィックの導入など、第6~8作の三部作は、それまでの作品とやや趣きが異なることで知られている。3本まとめて購入することもできるので、この機会にあらためてチャレンジするのも面白いだろう。

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 最後は、長らくベータテストが続けられてきたオープンワールド・ミリタリーFPS『アルマ3』だ。本作がついに完成し、このほど正式版の配信が開始された。地中海の島を舞台に、戦車やヘリなど多数の兵器が入り乱れて戦うリアルな軍事作戦を堪能できる。ちなみに、今回配信が開始されたのは英語版で、日本語版は9月27日にリリースされる予定だ。

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(参考サイト:Steam『アムネシア:ア・マシン・フォー・ピッグス』

(参考サイト:Steam『ウィザードリィ6:ベイン・オブ・ザ・コスミック・フォージ』

(参考サイト:Steam『アルマ3』

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