『龍が如く 維新！』ステージレポ――謎のヴェールに包まれていたヒロイン“おりょう”役の桜庭ななみさんも登場【TGS2013】

文：電撃オンライン

　本日9月19日より、千葉・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2013。ビジネスデイの1日目となる今日、セガブースで『龍が如く』シリーズの最新作『龍が如く 維新！』のスペシャルステージが開催された。本記事では登壇者の写真をはじめ、イベントで発表された新情報など、ステージの様子をレポートする。

▲総合監督の名越稔洋さん（左）とプロデューサーの横山昌義さん（右）。

　イベントには『龍が如く』シリーズの総合監督を務める名越稔洋さんとプロデューサーの横山昌義さんが登壇し、『龍が如く 維新！』の魅力と最新情報を語った。まず「本作がどんな作品か」という質問に対して、「前作の『龍が如く5』がシリーズの1つの到達点で、今回は新たなステップとして『龍が如く 見参！』に続く歴史物が作りたかった」と回答。

　続けて「シナリオの魅力は？」という質問に、脚本とディレクションを担当した横山さんが「これまでは舞台や背景を基にしてシナリオを作ってきましたが、今回は坂本竜馬というキャラクターありきでシナリオを作りました。あまり奇をてらったミステリーのような要素はなく、あくまで男たちの友情などをテーマにしたストレートで熱い内容になっています」と自信をのぞかせた。

▲暗殺された父の復讐を果たすため、新撰組に潜入する龍馬。新撰組では“斉藤一”という偽名を騙って活動することになる。

　物語の舞台はゲーム序盤が龍馬の出身地である土佐が舞台となるが、序盤を越えると土佐から京都へ移行していく。一口に京都といっても非常に広大で、荒涼とした荒地から伏見の船宿、鴨川近辺など、さまざまなエリアを行き来できるとのことだ。

　イベント中盤からは、本作のヒロインである“おりょう”を演じた女優の桜庭ななみさんが登壇。横山さんは桜庭さんをおりょう役に起用した理由について、「史実と違ったイメージのおりょうを作ろうとして、なかなかイメージに合う人がいませんでしたが、桜庭さんならイケると思って採用しました」とコメント。さらに「京都弁は方言監修の方が実際にしゃべったのを桜庭さんに聞いて覚えてもらったので、すごく大変だったと思います」と収録時の苦労話を語った。

▲桜庭ななみさん

　そして気になるゲームの見所は、PS4という新しいハードだからこそ実現できた町並みの美しさとAIのさらなる進化、そして何より新しいバトルシステムになるという。今作の時代は幕末、そして坂本龍馬という人物がプレイヤーキャラクターになるため、日本刀や素手の戦い以外にも拳銃を使ったアクションや、拳銃と日本刀を両手に持った4つの戦闘スタイルを使い分けることができる。

▲写真では伝わりにくいが、戦闘シーンはさらにダイナミックに進化！　とくに拳銃を使っての戦闘シーンはぜひ会場で確認してほしいほどの出来栄えだ。

　また、バトルダンジョンでの修行や素材を集めての武器強化、家庭菜園でのファーミング（農業）やペット飼育といったアナザーライフ要素、『龍が如く』シリーズおなじみのミニゲームやサブクエストも過去最高のボリュームで盛り込まれている。PS Vitaとのクロスプレイも可能で、外出先でも麻雀やトランプといったミニゲームを楽しめるとのことだ。

▲現代日本とは違った趣きのミニゲームをはじめ、『龍が如く』シリーズお馴染みの色町遊びももちろんアリ！

　なお、今作でシリーズ8作目となる『龍が如く』シリーズだが、『龍が如く 維新！』にもシリーズの人気キャラクターが多数登場することが明かされた。中でももっとも異彩を放っているのが沖田総司で、このキャラクターには名越監督の采配で、なんと真島吾朗が割り当てられるという。その他にも秋山や郷田、相沢といった人気キャラクターが登場するということなので、ファンは楽しみにしていてほしい。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……2013年9月19日～20日 各日10：00～17：00
　一般公開日……2013年9月21日～22日 各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売1,000円（税込）
※小学生以下は無料

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