『deep down』の世界初公開となるオンラインマルチプレイが披露されたステージをレポート！ 最新動画もここでチェック【TGS2013】

文：ミゲル

　千葉県・幕張メッセで開催中の“東京ゲームショウ2013”。ビジネスデイ初日となる本日9月19日に、SCEブースにて実施された『deep down』ステージの模様をお届けする。

　“一遊入魂（1プレイ入魂）”をテーマに、カプコンの最新タイトルが紹介されたSCEのライブステージ。『deep down』は、世界初公開となる最新PVやオンラインマルチプレイなどの様子が披露された。

●『deep down』最新トレーラー動画

　ナビゲーターを務めたのは、小野義徳氏と杉浦一徳氏。9月のSCEカンファレンスを視聴したユーザーから寄せられた、「もっと見たい！」や「（プレイ映像は）本当にプレイアブルでやっていたのか!?」の声を汲み取り、今回は最新情報満載でお届けすると語っていた。

▲小野義徳氏（中央）と杉浦一徳氏（右）。

■シングルプレイのデモで見た、『deep down』のストーリーと操作性

　本作は、物に触れることでその記憶を追体験できる能力を持つ主人公を操作し、自動生成ダンジョンを探索するRPG。プレイヤーは、ダンジョン内に点在する“メメント”と呼ばれる声（感情）を収集し、隠された謎を解き明かしていくことになる。ステージでは、そのストーリーの1部を彷彿とさせるシングルモードを、実際にプレイしながら解説していった。

▲宮下輝樹氏と田岡次郎氏は、「この日のために作ったROMをがんばってプレイします。皆さんもぜひ楽しんでください」と、意気込んでデモプレイに望んでいた。

　アクションの基本動作は、武器を構えて、狙って、攻撃するというもの。スキルやマジックアイテムを上手に駆使して、凶悪な敵モンスターに挑もう。また、攻撃部位によって敵のリアクションが変化するのも本作の大きな魅力の1つ。足を狙って敵の体勢を崩したり、弱点の目を狙って悶絶させたりと、そのリアクションの違いも楽しんでもらいたいと宮下氏は語った。

▲操作方法

　アクションが苦手な人でもプレイできるよう、本作にはカジュアルモードが搭載されている。また、「自動生成のダンジョンで迷子になってしまうのでは？」とユーザーから疑問があがっていたそうだが、コントローラーのタッチパットに触れることで、マップが表示されるようになっている。

▲数ある中からスキルを選択できるのも、本作の楽しみの1つ。		▲今回は、カジュアルモードをオフにしてプレイ。

　SCEブースで行われている本作の試遊では、スキルを使用するユーザーが少なかったとのこと。デモプレイでは、3体の敵に囲まれてピンチに陥りながらも、スキル攻撃で一掃する爽快な場面が見られた。会場でこれから試遊するユーザーは、ぜひスキル攻撃を体験してみよう。

■世界初公開！　4人でのオンラインマルチプレイ

　続いて、世界初公開となる4人でのオンラインマルチプレイも披露！　ステージの背面でプレイする2名が加わり、マイクを通して会話しながらのデモプレイとなった。二手に分かれてのダンジョン探索から、合流して強靭なドラゴンに一丸となって挑む構成で行われた。また、PS Vitaのリモートプレイにも対応しているため、ごろごろしながら戦闘に参加することも可能だ。

　SCEカンファレンスで公開された映像では水の表現力が話題となったが、今回はそれに加えて炎の表現にも注目！　「火の粒子で動く炎を見てほしい」とのことだったが、映像を見て納得。プレイヤーが魔法で起こした竜巻が、炎へ繊細に干渉していた。PS4ならではの演算機能によって、実写さながらに揺らめく炎にはゲームの次世代を十分に感じさせるものがあった。

　度重なる激しいファイアブレスの攻撃に、プレイヤー陣もたじたじ。しかしそこで“氷のシールド”を使い、自分も仲間も守りきってピンチを脱出！　続いて、“時を止める”レア魔法も披露された。発動させると、“自分以外の味方も敵も”動かなくなってしまうこの魔法。発動者は止まった時間の中で動き回ったり、スキルを使用したりと自由に行動できるが、放った攻撃魔法も手元でスタックしてしまう。「攻撃されないけれど、攻撃もできないじゃん！」と思ったのも束の間、制限時間が過ぎて時が動き出すと、設置しておいた攻撃魔法が一気にドラゴンめがけて飛んでいった。これはカッコイイ！

▲氷のシールドで防御し、時間を止める魔法を発動。制限時間がきて、時が動き出せば!?

　PS4で表現される次世代のビジュアルに、カプコンならではのアクション要素が詰まった本作。PS4に秘められた力を体感するには、うってつけのゲームだと感じられた。なおこのプレイは、9月19日～22日の10:00～17:00の間、PS4の“SHARE”機能使ってこちらのUstreamページでストリーミング配信されている。気になる人はぜひチェックしてみよう。

　終わりに杉浦氏は、「カプコンの技術、ノウハウ、経験のすべてを集約したタイトルとして育てていきたいと思っています。これからもぜひ、注目してください！」とコメント。小野氏は、「チームの尽力もあって、よく今日に間に合ったなというのが正直なところです（笑）。マルチプレイを皆さんにさわっていただける機会を、近いうちに設けたいと思っています」とコメントした。

　最後に「もう1つ、世界初公開の情報がある」と残し、2人は退壇。ディスプレイには、『モンスターハンター フロンティアG』の映像が流れ、PS Vitaでの2014年サービス開始の情報が公開された。その詳しい内容については、こちらの記事を参照してほしい。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……2013年9月19日～20日 各日10：00～17：00
　一般公開日……2013年9月21日～22日 各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売1,000円（税込）
※小学生以下は無料

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