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2013年10月2日(水)

【今から始めるスパロボOE】『スパロボOE』をシステムから考察! “『スパロボ』らしさ”と高い戦術性が融合した魅力とは!?

文:デルチ

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■マップ内でのユニットの出し入れは自由! ちょっと変わった出撃形態

 本作では、ミッション開始前に出撃させたいユニットを選べるが、選べる機体の数は、基本的に最大出撃枠より多く、その出撃枠内ならマップ中に自由に出し入れできるという特徴がある。例えば、8機の出撃枠に対し、12機の出撃ユニットを選べたりするので、大ダメージを受けた機体を戦艦に搭載させて、替わりにまだ出撃させていなかった機体を出撃させる……といった運用もできるわけだ。

 いろいろなユニットを使いたくなるのは『スパロボ』シリーズを通じて起こる当然の欲望。特に本作は参戦作品数が多く、そんなユーザーの思いをちょっぴり満たしてくれるシステムになっているのだ!

『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』
▲第1章だけでも、かなりのユニットが仲間になるだけに、このシステムはうれしい。未行動の状態で戦艦に搭載させれば、同じターン内で新たに出撃させたユニットはちゃんと行動できるので、どんどん入れ替えてOK!

 さらに、出撃面で『スパロボOE』ならではの要素となるのが“グループ出撃”だ。これは、同じ作品のユニットが複数で1ユニットとして出撃できるもの。例えば、『機動戦士ガンダム』なら、ガンダム・ガンキャノン・ガンタンク・Gファイターが1つのグループとして出撃できる。

 戦力としてはリーダーになっているユニットがメインだが、いつでも交替できるので、近接・遠距離で使いたい武装はもちろん、グループによっては修理・補給といったサポートとしても使えるなど、幅広く活躍できるのがメリットだ。もちろん、単体でも運用できるの、「ガンダムは単機でドムを12機撃墜するんだ!」などのこだわりプレイも可能だ。

『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』
▲出撃時にグループか単体かを選べるので、グループ出撃が可能なユニットはとりあえずグループ出撃させるのがオススメ。戦力としてはリーダーがメインだが、精神コマンドはグループ内全員のものが使えるメリットも! また、気力が一定以上になれば、ユニット全機で攻撃する“連携”攻撃も使えるまど、利点はかなり多い。

■おなじみ“精神コマンド”は、レベルアップで効果もアップ!

 与えるダメージを増幅したり、命中率や回避率をアップさせる便利な“精神コマンド”。『スパロボOE』でももちろん健在だが、そのルールはちょっと変わったものになっている。本作では精神コマンドにレベルの概念があり、レベルが上がることで効果が増したり、消費SPが減少するといった変化が用意されている。

 例えば、過去シリーズ作品であれば命中率が100%になる“必中”も、本作ではレベル1で命中率+30%という効果になっているのだ。また、“精神コマンド”使用に必要なSPは、ミッション開始時は少なく設定されていて、敵を倒したりターンが進むことで回復するというスタイルになっている。

 最初から“精神コマンド”でブーストという戦い方はできないが、ターンごとにある程度安定したSPを確保できるというわけだ。さらに、本作では行動後や敵のターンでも“精神コマンド”を使うことができるのも大きな特徴。敵ターンの攻撃でも、相手の攻撃を確認してから“根性”でHPを回復させたり、反撃が敵に当たりそうにないから“集中”をかけて命中率をアップするといった使い方ができる。

『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』
▲序盤ではレベル1の精神コマンドしか使用できないが、SPは回復するので気がねなく使っていって問題ない。“信頼”や“祝福”、“応援”などの自分以外にも効果があるサポート系の精神コマンドには効果範囲があるので、使用する際は使いたい仲間の近くに移動する必要がある。

■他にも『スパロボOE』ならではの新システムが盛りだくさん!!

 『スパロボNEO』で採用されていたシステムに加え、『スパロボOE』から登場した新要素も多数存在する。その1つが、“パーツトレード”だ。機体に装備させて、装甲や命中率などを上げられる“強化パーツ”は、シリーズでおなじみの要素だが、本作ではこの“強化パーツ”が素材パーツとの交換で得るものになっている。

 素材パーツは、敵を倒したりマップ上のトレジャーで入手可能だ。また、複数の素材パーツで異なる素材パーツと交換することもできる。素材さえあれば、自分が欲しい“強化パーツ”をいつでも得られるため、お気に入りのユニットを手軽に強化できるのはうれしいところだ。

『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』
▲素材パーツは敵の種類によって、ある程度入手できるものが決まっている。交換したい“強化パーツ”があるなら、その素材を落とす敵が出るミッションを繰り返しプレイする手も。また、経験値2倍や資金2倍など、複数ミッション継続して効果がある“部隊パーツ”も存在する。

 分割配信という販売形式ということもあって、『スパロボOE』の物語はミッション選択式で展開していく。1度クリアしたミッションは、何度でも再チャレンジできるので、全滅プレイをしなくても経験値や資金を稼いだり、素材パーツを集めたりできる。もちろん、新しく仲間になったユニットをそれ以前のミッションに戻って鍛えることも可能だ。新しい章が配信される前にクリアしてしまったら、配信まで味方を鍛えたり、“強化パーツ”を集めておくなんてことも!

『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』 『スーパーロボット大戦Operation Extend』
▲繰り返しプレイでは、初回クリアのボーナスがもらえないくらいで、デメリットは一切なし! 序盤でお気に入りのユニットをフル改造なんてこともできるのだ!

 このように、従来の『スパロボ』とはシステム面でかなり異なる分、今までにない魅力を感じられる『スパロボOE』。現在は、第6章までが配信されているが、第1章の半分ほどを無料でプレイできる“序章無料版”も配信されている。“序章無料版”でも、今回紹介した多くの要素を体験できるので、少しでも興味を持った人はぜひともプレイしてほしい。もちろん、“序章無料版”のデータは本編にも引き継ぎ可能だ。

 また、こうしたシステムが生み出す戦闘のおもしろさだけでなく、非常に多くの作品が参戦していることも本作の大きな魅力だ。参戦作品については以下のリストを参照のこと。

『スーパーロボット大戦Operation Extend』参戦タイトル

『天元突破グレンラガン』
『装甲騎兵ボトムズ』
『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』
『装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』
『蒼き流星SPTレイズナー』
『絶対無敵ライジンオー』
『元気爆発ガンバルガー』
『熱血最強ゴウザウラー』
『完全勝利ダイテイオー』
『覇王大系リューナイト』
『ケロロ軍曹』
『コードギアス 反逆のルルーシュ』
『ゾイド ‐ZOIDS‐』
『ゾイドジェネシス』
『機動戦士ガンダム』
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』
『機動戦士Zガンダム』
『機動戦士ガンダムZZ』
『機動武闘伝Gガンダム』
『新機動戦記ガンダムW』
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』
『機動戦士ガンダムOO』
『聖戦士ダンバイン』
『重戦機エルガイム』
『獣神ライガー』
『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』
『真マジンガー 衝撃!Z編』
『機動警察パトレイバー』(TVシリーズ)
『機動警察パトレイバー 劇場版』
『マクロスF』
『戦国魔神ゴーショーグン』
『超獣機神ダンクーガ』
『NG騎士ラムネ&40』
 and more...

※赤字はシリーズ初参戦作品
※各作品は、章の進行に応じて順次登場

 物語が進んでいくと、ユニットも多数登場し、より幅広い戦術が楽しめる。『スパロボ』好きだけでなく、シミュレーション好きはまず“序章無料版”を、そして気に入ったらその先もチェックしてもらいたい。

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データ

▼『スーパーロボット大戦Operation Extend(オペレーション エクステンド)』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP(ダウンロード専用)
■ジャンル:SRPG
■配信日:第1章 2013年7月18日
■価格:各章 各1,000円(税込)/全8章パック 5,980円(税込)/ダウンロードカード版 5,980円
※第1章は配信開始から約2カ月限定で500円(税込)。
※全8章パックはダウンロードカードによる販売あり。

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