『World of Tanks（ワールド オブ タンクス）』の連載企画“めざせ！ 戦車道免許皆伝!!”がスタート！ 第1回は“準備編”　

文：田中尚道

■いよいよ出撃！ って、簡易トラクター……ですか？

　小難しい話はここまでにして、チュートリアルが終わったら、さっそく実戦あるのみ。据え膳食わぬはなんとやら。ガレージには最初から6両の戦車がありますが、どれを選ぶかは、皆さんのお好みでどうぞ。ちなみに小官は、「連合国よりは枢軸国だろう」と、ドイツの戦車をチョイス。“Leichttraktor”って名前ですが、直訳すると“簡易トラクター”って、戦車かどうかも怪しいぞ……。見た目も弱そうだし……。

▲こちら、わが軍のガレージです。詳しい説明は次週以降にさせていただきますが、どの戦車もなんか弱そう。“あんこうチーム”みたいに、IV号戦車が欲しい。ぜいたくは言わないから、せめて38（t）くらいは欲しい……。どっかのガレージに落ちてないかな？

　「まぁ、弱そうなのは他も一緒か」と気を取り直して、“戦闘開始”ボタンをクリック。軽戦車は、戦場の威力偵察が任務とあったので、敵の発見を最優先に、戦場を駆け回る所存であります！　ところがどっこい、なんだか遅い。トラクターだからか？　それでもなんとか加速に乗って、最初の角を曲がったところで敵とバッタリご対面。「今こそ俺の37mm砲が火を噴くぜ！」とばかりに、景気よく主砲をぶっ放したら、なぜかやられていました……。

　言ってる意味がわからないと思いますが、起こったことを、ありのままにお伝えしております。ぶっ放した瞬間に死にました。落ち着いて考えると、こちらの射撃より早く敵に撃たれたようです。まじっすか!!

▲敵を発見！　赤い点が敵です。いざ尋常に勝負!!

▲そしてこの体たらく。先行しすぎたようです。軽戦車なんて装甲紙だし（動揺）。		▲愛おしいマイ戦車を破壊した、にっくき敵戦車。ちくしょう、強そうだぜ。

■中戦車なら、そう簡単にはやられまい！

　何が起きたのか？　心の整理をしつつ、ガレージに戻って再度出撃。戦闘に参加している戦車は、破壊されようとも戦闘が終わるまでは戻ってきません。ならばと、先ほどの反省を踏まえて、中戦車の“Vickers Medium Mk. I”を選びます。戦車は戦闘終了まで戻ってきませんが、他の戦車を選べば別の戦場に参加できるのです。

　先ほどの簡易トラクターに比べると、今度はずいぶん強そう。これなら安心と、意気揚々と前進しますが、道を間違えて立ち往生。崖を越えて一気に戦場を駆けようと思ったわけです。ところが、乗り越えられると思った崖が、乗り越えられませんでした……。

▲見よ堂々たる巨躯。これで敵戦車など蹂躙じゃ！　オーバーランじゃ！

　ほら、古代中国の馬謖先生も言っているではありませんか。「高きより低きを攻めるは破竹」と（馬謖が高台に陣取って負けたのはともかく……）。いきなりくじけましたが、めげないのが取り柄の小官。道を変えて、景気よく柵を壊しながら低地に向かってまっしぐら。スピードも乗って気分は上々！　敵の密集するポイントへ駆けつけ、仲間の軽戦車をさっそうと救おうと思ったら、やられました……。もう一度言います。何もせずにやられました！　あれ、デジャビュ？

▲障害物もなんのその（ちなみに、どんな戦車でも柵は破壊できます）。		▲でもって、次のひとコマ。早い、早すぎる!!

▲戦場から戻ると、Leichttraktorが帰ってきていました。ふがいない小官に代わって、仲間が勝利してくれたようです。しかし、破壊まで58秒って……。		▲こちらが、Vickers Medium Mk. Iの戦闘結果。こちらも、仲間の健闘で勝利しています。破壊まで1分56秒と、生存時間が倍になっていますが、途中道に迷ってたし……。

■本日の結論

　西住殿レベルへの道のりはとても険しい……！

　次回は、戦闘のコツについてレクチャーします。

【質問募集】

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