2013年10月2日(水)
10月3日よりTOKYO MX、BSアニマックス他にてTV放送がスタートする、電撃大王×P.A.WORKSオリジナルアニメーション『凪のあすから』。第1話の収録に参加した声優陣のコメントをお届けしていく。
『凪のあすから』は、月刊コミック『電撃大王』とP.A.WORKSが贈るオリジナルアニメーション。海と地上のどちらにも人が暮らす世界を舞台に、揺れ動く思春期の少年少女たちの恋模様が描かれていく。『電撃大王』誌上では、TVアニメの放送に先駆けてコミカライズが展開している(漫画:前田理想先生、原作:Project‐118 )。
この記事では、第1話のアフレコに参加した花江夏樹さん(先島光 役)、花澤香菜さん(向井戸まなか 役)、茅野愛衣さん(比良平ちさき 役)、逢坂良太さん(伊佐木要 役)、石川界人さん(木原紡 役)、小松未可子さん(潮留美海 役)、石原夏織さん(久沼さゆ 役)たち7人のコメントをお届けする。
▲コメントをいただいたのは、こちらの7人。 |
他にも『凪のあすから』特集ページでは、さまざまな記事を掲載しているので、こちらもお見逃しなく。
――1回目のアフレコを終えての感想をお聞かせください。
花江さん:オーディションから1年近くが経つので、その間ずっと楽しみでした。家でずっと「まなか、まなか」とつぶやき続けて(笑)、愛情を込めていました。そのためか1話を終えた時はホッと肩の荷が降りた気持ちになりました。他キャストの皆さんとの初アフレコでは、作品の世界観に引き込まれましたし、キャラクター同士の人間関係がどう展開していくのか? 今後も楽しみがふくらむばかりです。
花澤さん:ずっとアフレコの日を楽しみにしていたので、いよいよ始まったなという心境です。みんなのキャラクターの声を初めて聴いた時に「なるほどーっ!」、「ピッタリだよーっ!」と思いながら聞いていました。男性キャストの皆さんは、まるでもとから仲良しであるかのようにいいチームワークぶりで、私たち女性キャストもそれに引っ張られるように結束も強まりました。スタジオは和気藹々とした雰囲気に包まれてました。
茅野さん:今日のアフレコの日をとても楽しみしていました。こうしてみんなと掛け合いができうれしいかぎりです。「第1話アフレコはどうなるのかな?」と思っていましたが、自然体で作品に入ることができ、今はこれからどうお話が進んでいくのか楽しみが増えました。
逢坂さん:男性キャスト3人とはレギュラーでご一緒するのがこの作品が初めてで、今日スタジオに来るのがとてもワクワクしていました。案の定、いいリアクションができまるで同学年同士の世間話のような、楽しい収録ができました。2話以降が楽しみな内容で、これからもチームワークよく収録していければと思っています。
石川さん:第1話の台本を読み終えた時から、次が気になり早く2話の台本が読みたくて仕方ないです。演じていて紡はあまり感情を表に出さず、絡みが少ないように思いましたが、それでもみんなと一緒につくっていきたい気持ちが強くなりました。
小松さん:私が演じる美海は、第1話ではまだまだ謎の多い人物なので、みんなと絡むところまではいってはいないのですが、その分俯瞰で作品を見ることができました。作品に吸い込まれていたのが印象的だったことと、切なくなってしまうところは第1話にしてクライマックスを迎えているような気分にさせてくれました。
石原さん:私も今日のアフレコの日を楽しみにしていました。いただいた台本を読んだだけで切ない気持ちになってしまったのが印象的で、それに声が入るとよりいっそう深みが増していると感じました。この先の展開がとても楽しみな第1話でした。
――演じたキャラクターの印象について教えてください。
花江さん:初めて見た印象はヤンキーっぽいのかなと感じさせるビジュアルで、台本のセリフを読んでもよく怒っていました。なので怒りっぽい性格なのかな? 思ってしまいがちですが、実は優しい人とアピールしたいと思います。
中学生にありがちな自分の気持ちに素直になれないということなのかな。実はまなかのことを大切に思っているし、友だち思いで、海の村も大切にしている、とてもいい子なんだという印象をもちました。あと紡がとてもカッコいいので、負けたくないなという思いでいっぱいです(笑)。
花澤さん:映像を見た瞬間にまなかのかわいさにやられてしまいました。と同時に彼女を演じるプレッシャーを感じました。まなかのかわいさは私のツボに入ってしまいので、それをいかに皆さんにお届けできるか、私自身頑張らなくてはと思いました。ほんわかしていて、ちょっとおっちょこちょいな印象のある女の子です。
茅野さん:大人びた感じの女の子で、まなかと2人並ぶとお姉ちゃんと妹といった印象です。幼い時から海の村でみんなと一緒に暮らしてきて、みんなと一緒にいるのが当たり前のような絆の強さを感じます。いろんな意味で、ちさきちゃんは空気が読める子なのかなと思っていて、それが災いしてか自分の恋心がうまく伝えられるのかなと心配してしまいます。彼女の心の中の葛藤が演じていて感じられるところが見ていて切ないです。ただこの歳ならではの甘酸っぱさは、応援したくなる気持ちにもさせてくれます。
逢坂さん:キャラクターデザイン的にはやわらかい印象のキャラクターだと思いましたが、今日演じてみて感情をあまり表には出さない人なんだなと感じました。何を考えているのかわからない、心の奥底が読めない、そんなミステリアスな印象を受けました。一方でいろんな一面を見せてくれる気配も感じていますので、それを表現できるのは楽しみですね。
石川さん:紡はこの物語では光とは対極にいる存在なのかなと思います。光は割と感情を表に出すのに対して、紡は感情を表に出さずに思っていることをハッキリと言う。自分の気持ちをちゃんと伝えることができるキャラクターだと思っています。ただ、感情を表に出すことをしないので、自分が思っているようには相手には伝わらないんじゃないのかなとも思っています。今後も楽しみな存在であると感じています。
小松さん:見た目小学生くらいの女の子なのですが、実はまだ姿をチラッとしか見ていないんです(笑)。どういうキャラクターなのか、まだ謎といったところで、第1話ではガムを付けてそこに文字を書いてメッセージを残す。そんな意味深な登場のしかたをしたのが印象的でした。はたして物語の中でどんな鍵を握っていくのか? 見てくださる皆さんに、そんな期待を印象づけられたらなと思っています。
石原さん:私のキャラクターも1話ではちょっとしか登場しなく、ガムを付けてメッセージを残すシーンのみでしたので、それがどのように物語の展開に繋がっていくのか、まだ謎なんです。一見、悪ガキなんですけれども、それがみんなと絡むことによって変わっていくであろう展開が今からとても楽しみです。1話ではリアクションのみでしたので、早く仲間に加わって演じていけるようになるのが楽しみです。
――キャラクターと自身の共通点、似ているところはありますか?
花江さん:基本、真逆なんですよね。実は優しい(?)としてください(笑)。そうそう、負けずぎらいなところは似ていますっ。
花澤さん:幼なじみの男の子がいたところは共通点かな。あと私も片思いをしていました。なので、シチュエーションを想像するのはやりやすかったですね。幼なじみには見せられるけれども、他の男の子には見せられないという場面があるのですが、それはとても共感できてキュンとなりました。
茅野さん:ケンカはしない(笑)です。私はよく「まぁまぁ」となだめることがあるので、1話でそんなシーンを垣間見せたちさきと共通点を感じました。
逢坂さん:共通点はあまりないのですが、強いて言えば人見知りなところかな。実はあまり人とは話さない気がします。(共演者の皆さん:やわらかいところが似ていますよ~。)
石川さん:黒髪であることと、肌が焼けているという点と、地上の人間であるというところですね。性格に関して言えば、自分はよくしゃべるほうであまり似ていないと思うので、外見的な共通点のほうが多いのかなと思っています。
小松さん:自分はいたずらをしてしまう子だったので、そこは似ているといえば似ているのですが意味合いが少し違うかな? これから探していきます!
石原さん:悩みます……。髪の毛が長いところでしょうか(笑)。あとよくガムを噛んでいました。
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
花江さん:半年以上前にPVが公開され、花澤さんと一緒にイベントで告知をさせていただきました。その時からファンの皆さんがたくさん集まってくださって、注目度の高さを感じました。水しぶきひとつとってみても、キャラクターの思い1つとっても繊細に、ていねいに表現されていますので、ぜひオンエアを楽しみにしていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
花澤さん:第3話までの台本をいただいているのですが、設定がとてもかわいらしくて、心温まるところがたくさんある。恋愛の描写のところでは、すごく胸が締め付けられる、そんな魅力のたくさんつまった作品です。ぜひ中学生の微妙な恋愛模様を楽しみにしていただけたらなと思います。
茅野さん:私自身が1話を見て、キュンキュンとしています。登場するキャラクターたちが二極的な人たちばかりなので、それぞれの良さやステキなところを見つけてもらえるのではないかと思います。オリジナル作品で、演じている私たちも展開がわからないことだらけです。今は片思いが多いのですが、それがどういう風に気持ちを重ねていくのか? 私も楽しみなのと同時に恋が実ってほしいと願うばかりです。ぜひ皆さんも恋の行方を見届けていってください。
逢坂さん:登場人物がとても魅力的であるのと同時に、澄んだ海に空の青さ、山の緑といった背景がとても綺麗に描かれていて、これがすべて完成したらどんな作品になるのだろうかと、ワクワクする思いがあります。内容も人間ドラマがどう展開されていくのか、個人的にも楽しみでもあります。先の展開を知らないほうが視聴者目線で楽しめるのでは思っていて、ファンの皆さんと一緒に楽しんでいけるのではないかと思っています。
石川さん:絵がとても綺麗でそれだけでも作品の世界に惹き込まれるような気がしました。いざ台本を読んでみると、いろいろな人たちの思いが交錯している作品になっていて、一視聴者としても作品に惹き込まれました。これが仕上がっていくとさらにすごいものになると思うところ大ですので、皆さん、ぜひオンエアを楽しみにしていてください。
小松さん:海で生きる人、陸で生きる人がいる設定も特殊で、現代劇でありながらファンタジーでもあり、恋愛物語でもある。いろんな要素のある作品だなって1話をアフレコしていて感じました。キャラクターが多く登場しますので、いろいろな見方で見ていただき共感してもらえたらうれしいです。
石原さん:初めて見た時からステキなお話になる作品ではないかなと感じていて、実際アフレコをしていても作品のよさが上手に描かれていると思いました。1話を見ても楽しんでいただけるのですが、きっと先の展開も楽しみになるのではと思っています。多くの皆さんに見ていただけたらなと思います。
■TVアニメ『凪のあすから』
【放送・配信情報】
TOKYO MX……10月3日より木曜 22:30
BSアニマックス……10月3日より木曜 22:00
BSアニマックス(無料放送)……10月5日より土曜 22:00
サンテレビ……10月3日より木曜 24:30
KBS京都……10月3日より木曜 25:00
テレビ愛知……10月3日より木曜 26:05
福井テレビ……10月6日より日曜 25:35(初回のみ26:15)
富山テレビ……10月9日より水曜 26:15(初回のみ26:45)
石川テレビ……10月9日より水曜 26:20
ニコニコ生放送……10月5日より土曜 23:00
ニコニコ動画……10月5日より土曜 23:30
dアニメストア……10月6日より日曜 12:00(※各話1週間無料配信のみ)
アニマックスPLUS……10月9日より水曜 24:00(※各話1週間無料配信のみ)
バンダイチャンネル……10月19日より土曜 12:00
ShowTime……10月21日より月曜 12:00
【スタッフ】(※敬称略)
原作:Project-118
監督:篠原俊哉
シリーズ構成:岡田麿里
キャラクター原案:ブリキ
キャラクターデザイン・総作画監督:石井百合子
キーアニメーター:高橋英樹
美術監督:東地和生
美術設定:塩澤良憲
撮影監督:梶原幸代
色彩設計:菅原美佳
3D監督:平田洋平
特殊効果:村上正博
編集:高橋歩
音楽:出羽良彰
OPテーマ:Ray『lull ~そして僕らは~』
EDテーマ:やなぎなぎ『アクアテラリウム』
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽制作:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
プロデュース:インフィニット
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:凪のあすから製作委員会
【出演声優】(※敬称略)
先島光:花江夏樹
向井戸まなか:花澤香菜
木原紡:石川界人
伊佐木要:逢坂良太
比良平ちさき:茅野愛衣
潮留美海:小松未可子
久沼さゆ:石原夏織
(C)Project‐118/凪のあすから製作委員会
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