2014年1月6日(月)
カプコンがApp Storeで配信中のiOS用アプリ『ブレイド ファンタジア』のレビューを、『モンスターハンター4』と『ドラゴンズドグマ クエスト』をプライベートでプレイしているカプコンどっぷりライター・リプトン熊田がお届けしていきます!
■『ブレイド ファンタジア』とは?
『ブレイド ファンタジア』は、『Devil May Cry』や『逆転裁判5』を手がけた江城元秀氏がプロデューサーを、『ブレス オブ ファイア』シリーズを手がけた池原実氏がディレクターを担当されているファンタジーRPG。プレイヤーが操る主人公は領主の息子なのですが、失踪した父や妹を探すために冒険者となり、お供の妖精と共に世界を旅することになります。さまざまな依頼をこなし、ダンジョンを制覇しながらパラメーターや装備を鍛え、物語を進めていくことになります。
さて、これはたぶん最初に言っておいた方がいいと思うのですが、本作には昨今よく目にするキラキラギャルギャルした感じは一切ありません。むしろ、誤解を恐れず言うのであれば“地味”です。でも、それこそが本作の持ち味。
▲モンスターデザインも含め、あまり浮かれていない骨太ファンタジーといった雰囲気の本作。電車の中でプレイしていても恥ずかしくありません(笑)。 |
今やファンタジーモノというと、派手な魔法が飛び交いイケメンや美少女キャラの登場がお約束みたいなところがありますが、元々はもっと地味なものだった気がするのです。“全体的に茶色っぽい”というか(笑)。本作はまさにそんな感じで、なんていうか……そう、テーブルトークRPGのイメージに近いかもしれません。冒険者である主人公はものすごい特殊能力を持っているわけでもなく、超かわいいヒロインがつねに隣にいるでもなく、町の人の雑用を引き受けながら宿代を稼いだりします。この普通っぽさがすごくいい。どちらかというと、若者より自分のようなおっさん世代の方がピンとくるかもしれません。
▲会話パートのキャラデザインや背景についても落ち着いてますよね。見た目のインパクトではなく、物語や世界観をしっかりと見せたいという想いが伝わってきます。 |
→次のページでは本作のゲームシステムを解説!(2ページ目へ)
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