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2013年10月18日(金)

『アンジュ・ヴィエルジュ』に男性キャラが登場することはありません!――新作TCGでプロデューサーと対戦

文:カワカミ雁々

 KADOKAWAのブランドカンパニー・富士見書房とメディアファクトリーが手掛ける完全新作のオリジナルTCG『アンジュ・ヴィエルジュ(以下、アンジュ)』。今年発売ライトノベルなどで人気のイラストレーターさんが描くカードイラストや、1ゲーム10分程度で終わる手軽なプレイ感が魅力の新作TCGです。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

 今回は、10月4日に発売されたばかりのカードを使って、本作のプロデューサーである富士見書房の荒井さんと対戦をしてみたので、その模様をお届けします。『アンジュ』のテーマである“シンプル&スピーディー”な楽しさが伝われば幸いです。なお今回使用したデッキは、荒井さんに青・黒・赤・白と4つある属性の単色デッキをそれぞれ用意してもらいました。

 電撃オンラインではブースターパックの開封記事や、初心者の方にオススメのスターターデッキ紹介記事も掲載しているので、興味を持った方はぜひこちらもチェックしてみてください。

 また、記事の後半には今後の展開などについてのインタビューも掲載しましたので、合わせてお楽しみください。それでは早速どうぞ!

●青単(荒井) VS 白単(カワカミ)

 デッキは好きなものを選んでよいということだったので、フェイバリットカードである“Dr.ミハイル”が使える白単をチョイス。荒井さんは青単を使うことになりました。なお、白は受けたダメージを回復したり、使えるエナジーを増やしたりといったアクションが得意な属性で、対して青は山札のカードを見たり、カードを引き増したりという動きができる属性になっているということでした。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲黒髪ロング眼鏡おっぱいお姉さんと、麻雀なら役満クラスの属性を持つDr.ミハイル。『アンジュ』は気に入ったキャラを中心に自由にデッキが組めるゲームなので、まずはお気に入りのキャラを見つけることから始めるのがおススメですよ。

 じゃんけんの結果先攻を取ったので、まずはレベル2のプログレスを展開し、アタックしていきます。“リンク”には失敗しましたが、無事1点のダメージを与えることができました。荒井さんいわく『アンジュ』では相手がレベル2のプログレスを置いたら、その正面にレベル3のプログレスを置くのがセオリーとのことですが、ここで荒井さんはレベル3のプログレスを引けなかったようで、レベル2とレベル1のプログレスをプレイしてアタックしてきます。これでお互いに1点のダメージを受けることになりました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲先攻ならレベル2のプログレス、後手ならばレベル3のプログレス1枚かレベル2とレベル1のプログレスの組み合わせを持ってゲームを始めたいので、それ以外の手札は捨てて引き直しをするのがいいということです。
『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』

 レベル3のプログレスを置かれなかったので、1ターン目に出したプログレスを“シフト”することはせず、こちらもレベル2、レベル1のプログレスでゾーンを埋めつつ、山札のリメイクに備えてレベル0のプログレスを捨て札に置いていきます。そしてアタック! ここで一度“リンク”に成功し、2点+1点で一気に3点のダメージを与えることができました。これで与ダメージは合計4点です。『アンジュ』は8点のダメージで決着がつきますが、先攻2ターン目ですでに4点ということで、このゲームのスピーディさがよくわかりますね。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』

 あとがなくなりつつある荒井さんはレベル4のSR《進化する可能性 日向美海》で勝負に来ます。しかし“リンク”は不発で一安心。こちらの受けたダメージは3点となりました。何度かプレイした限りでは、1ターンに与えられるダメージはこちらの“リンク”成功や、相手の“ガード”、ダメージチェックの際にリンクフレームを持つカードがめくれるとそのダメージをなかったことにできる“リジェクト”などを含めて、4点ぐらいが限界という印象だったので、3点ならば次のターンに負けてしまうということはないでしょう。

 返すターン、こちらも主力である《未来を紡ぐ者、Dr.ミハイル》を戦線に追加して3人のプログレスで順番にアタック! その結果、1回“リンク”に成功したものの、荒井さんも“リジェクト”でダメージを軽減したため、与えたダメージは3点。合計7点でギリギリ踏みとどまられましたが、次の荒井さんの攻撃をしのげば間違いなく勝てるでしょう。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』

 返すターン、さらにレベル4の《戦う決意 岸部沙織》を展開してくる荒井さん。“リンク”に成功すると2回攻撃が可能になる強力なプログレスです。これで一気に大量ダメージを狙いたいところでしたが、こちらが“リジェクト”でダメージを2点軽減したこともあり、生き残ることができました。そして続くこちらのターン、ストライクを持たないレベル1のプログレスを“シフト”してレベル3のプログレスに交代。4人でアタックします。荒井さんも手札をどんどん“ガード”に使って耐えようとしますが、さすがに1点も受けないというのは無理だったようで、ここで決着! なんとか勝利することができました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲レベル4のプログレスに、その色ができるアクションの要素が詰まっているとも言えます。一度山札をリメイクすれば条件の厳しい“リンク”成功も十分に狙えるので、ゲームの終盤は一発逆転のきっかけになってくれます。
『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』

→2戦目は赤単 VS 黒単!(2ページ目へ)

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