2013年10月25日(金)
新堀松輔(にいぼり まつすけ) 声:山寺宏一
~京の街を暗躍する謎の情報通~
長州藩士。飄々(ひょうひょう)とした雰囲気の男で、その性格はつかみどころがない。新堀という名前も偽名だと自ら公言しており、その正体を知る者はごくわずかである。
京でも指折りの情報通であり、長州の重要人物であることだけは間違いないらしい。隙だらけのように見えるが実は一部の隙もなく、剣の腕も相当のものであることがうかがえる。
京のどこかに活動拠点となる店を構え、自分の女に運営を任せているらしいが、その真偽のほどは誰も知らない。“とある理由”から剣の腕の立つ男を探していた新堀は、龍馬の存在を目ざとく見つけ、長州に誘うのだが……。
西郷吉之助(さいごう きちのすけ) 声:岩崎征実
~雄藩薩摩を束ねる規格外の男~
薩摩藩の軍賦役(司令官のような存在)。鍛え上げられた巨躯に金色に染まった髪と、出会う人のすべてに強烈な印象を与える風ぼうを持つ。そして、口からは流ちょうな関西弁が飛び出す。
その外見と口調からは想像しにくいものの、その実、日本南端で独立独歩の方針を進む謎多き雄藩・薩摩の軍事を代表する男である。性格は好戦的で豪快そのものだが、幕府要人や他の雄藩首脳といった並み居る策士たちと渡り合うしたたかさも兼ね備えている。
薩摩の、そして西郷の狙いは何なのか。それを知る者はまだ誰もいない。龍馬とは思いもかけない“ある場所”で出会うことになるのだが、それがこの国に大きな影響を与えることになる。
佐々木只三郎(ささき たださぶろう) 声:西凛太朗
~“第2の勢力”を率いる実力者~
京都見廻組の隊士。京都見廻組とは、新選組と対をなす存在として、京にその名を轟かせる戦闘集団だ。新選組が隊士の出自を問わず、ただ強い者に門戸を開くのに対し、見廻組は将軍家直参の武士によってのみ構成される。いわば名門である。
京の護衛という同じ任務を担うこの2つの組織は、表面上こそ協力関係にあるが、水面下では京の覇権をめぐって、激しく対立している。佐々木は見廻組を率いて、事あるごとに新選組の前へその姿を現し、立ち塞がる。その実力は、新選組二番隊隊長の永倉も認めるほどであり、高級な着物に身を包んでいるものの、全身から放たれる殺気は“壬生狼(みぶろ)”をも狩り殺す。
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