2013年10月25日（金）
3DS『ブレイブリーデフォルト』複数人レビューPart.2！ 新作『フォーザ・シークウェル』への期待を込めて、前作を主観で評価
■思い出深い名作との共通点が感じられる新たなクリスタルの物語
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●編集：Rusty
●評価点数：90点
●お気に入りのキャラ：イデア、レスター卿
●お気に入りのジョブ：シーフ、ヴァンパイア
●お気に入りのアビリティ：クレセントムーン
●総プレイ時間：85時間（真終章までクリア）
●真終章クリアまでに要した時間：85時間
●最終レベル：Lv.95
こんにちは、SFC版『ファイナルファンタジーV』をプレイした時、バッツを乗せたチョコボが走るオープニング画面を見ただけで涙が出そうになったRustyです。当時、すでにいい歳した学生だったんですけどね。きっと都会の荒波にもまれて汚れてしまった心が、クリスタルの光で浄化されたんだと思います。
そんな思い出深い『FFV』との共通点も多い、新しいクリスタルの物語『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』。本作に関しては、記事の座談会に参加したり、ニコ生にコメンテイターとして出演したりもしたので、冷静な視点で評価できているかどうかはいささか疑問ではあります。が、そんな人間の意見も1つの参考になるかもしれません。キモとなるジョブシステムなどについては他のレビュアーがガッツリ書いていますので、ここでは“個人的に楽しめた細かい要素”について紹介していきたいと思います。
■レスター卿に男ボレ！ 青魔法的な収集要素はもっと欲しかった！
本作を特徴づける要素と言えば、ジョブやブレイブ＆デフォルトのバトルシステムと、キャラクターだと思うんです。まぁ、Revoさんによる楽曲も外せませんが、ざっくり大きな要素で言うと、この2つかなと。で、本作は特に、メインキャラクター以外のサブキャラクターもすごく魅力的で、それによって物語や世界観の深みが増しているのも特徴だと思うんです。カミイズミが敵でありながらイデアの師匠だったり、キャラクターごとのバックストーリーが見逃せません。
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サブキャラの中で、個人的なお気に入りはレスター卿です。発売前にはまったく情報が出ていなかったこともあり、初登場時からものすごく気になって、ついつい関連イベントを追いかけてしまいました。声優の東地宏樹さんの声にもシビレましたね。隠しキャラ的な存在でヴァンパイアというと、なんとなく『FFVII』のヴィンセント・ヴァレンタインを連想してしまいました。ヴィンセントは吸血鬼ではないですし、2人のキャラクター性も全然違いますが、背負っているものはどちらも重く、不老という点では共通している……のかもしれません。
レスター卿については、同じように気になっている人も多いと思います。そんな人たちに朗報！ 先日、ゲームの電撃チャンネルのニコ生で、『ブレイブリーデフォルト』のドラマCDの発売が発表されました。このドラマCDではレスター卿の知られざるエピソードも語られるとのこと。これは今から楽しみですね！ 早くドラマCDの詳細をください。
そしてレスターつながりというわけではないですが、システム面では敵の技を習得できるヴァンパイアのゲノムアビリティが、コレクション要素もあって楽しめました。『FFV』はもちろん、『FFVI』のストラゴス、『FFIX』のクイナでも全青魔法を習得し、『FFVI』ではガウの“あばれる”もすべて覚えた自分にとって、本作のゲノムアビリティを無視して進む道などあり得ませんでした。ジョブのアスタリスクを集め、さらに習得する技も集めるという2段構えの収集要素って、たまらないですよね。マトリョーシカ的な楽しみというか。ただ、欲を言えばもっと覚えられる技が多くてもよかったし、超レアな技があってもよかったかなと思います。たとえ、それが使えない技であったとしても（笑）。そのあたりは続編に期待しておきます。
その他、細かい要素だけど本作ならではのものに、スクエニ メンバーズサイトとの連動要素“アチーブメント”がありました。これは、セーブデータをインターネット経由でメンバーズサイトにアップすると、ゲームの進行度などで条件を満たすとゲーム内アイテムをもらえるというもの（“ともだち4人と【アビリンク】を行った”の条件クリアで“盗賊のこて”がもらえるなど）。いわゆるトロフィーや実績のようなものですが、達成するたびにアイテムがもらえるというのがモチベーションを高めてくれました。
また、メンバーズサイトでは“ブレイブリークエスト”という連動クエストも用意されていました。これは“ノルエンデ村の人口総計を日本の人口第2位「神奈川県」の905万人以上にしよう！”といったように、間接的ではあるけれど、プレイヤーがみんなでプレイしている感覚を味わえたので、本作のコンセプトともマッチしていたように思います。
と、個人的に楽しめた細かいところをいくつか紹介してきましたが、一方で本作の最大の魅力は、実はもっと大枠のところにあるんじゃないかとも思っています。『ブレイブリーデフォルト』は、常に“RPGの楽しさとは何か？”ということを考えさせてくれたゲームだったと思うんです。
5回にも及ぶ体験版の配信と、プレイしたユーザーからの意見をフィードバックするという手法。最近では他のタイトルでも、1～2回の体験版配布で同様のことを行うこともありますが、本作はその先駆けでありながら、その配信回数がハンパない。そしてゲーム発売後には、次回作へのフィードバックを前提としたアンケート募集も行いました。我々は、本作とかかわっている間、ずーっと浅野さんをはじめとする開発スタッフからの「これが楽しいRPGでしょ？」という提案を受け続け、それに対する回答を考え続けてきたように思えます。
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最近は、TwitterなどのSNSも普及して、ユーザーと開発者がコミュニケーションを取れる機会も増えたと思います。とはいえ、まだまだお互いの意見をキャッチボールして、それを何かに反映させるというケースは稀だと思うんです。そんな中、本作はさまざまな仕組みでユーザーに果敢にボールを投げかけ、返ってきたボールを真摯に受けとめている。そんな場面に立ち会えて、そのキャッチボールに参加できる機会なんて、なかなかあるものではありません。このコミュニケーションは『フォーザ・シークウェル』の発売後、さらには続編の発売後にも続けられるかもしれません。前回はキャッチボールに参加できなかった人も、今回を機会に加わってみるのはいかがでしょうか？
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■電撃コラボ武器“ドネルイェーガー”が手に入る読者参加企画実施中！
現在、『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』の読者参加企画を実施しています。その企画の参加者には、電撃とのコラボ武器第2弾・弓“ドネルイェーガー”を全員にプレゼント!!
今回行うのは、“今作『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』に対する期待”の募集です。皆さんに投稿していただいた内容は、ある程度の抜粋を行ったうえで、後日記事として掲載させていただきます。また、記事に掲載される・されないを問わず、企画に参加していただいた方全員に、“ドネルイェーガー”を入手できるキャンペーンコードを後日メールにてお送りします。
【前作『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』をプレイ済みの方】
前作をプレイ済みの方に、『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』に期待することと前作のプレイ状況をお聞きします。
【今作『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』からプレイする方】
前作は遊んでいないが、今作のプレイを検討しているという方に、『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』に期待することを募集します。
(C)2012,2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
MAIN CHARACTER DESIGN：Akihiko Yoshida.
データ
- ▼『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』前作所持者向け優待DL版
- ■メーカー：スクウェア・エニックス
- ■対応機種：3DS
- ■ジャンル：RPG
- ■配信日：2013年12月5日
- ■価格：2,900円（税込）