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2013年11月1日(金)

『龍が如く 維新!』でバトルはどう変わるのか? 刀と短銃を使ったスタイルが戦術の幅を広げる幕末風アクション

文:キャナ☆メン

 セガから、2014年2月22日に発売となるPS4/PS3用ソフト『龍が如く 維新!』。本日の記事では、今作ならではのバトルシステムを紹介する。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』

 『龍が如く』は、伝説の極道・桐生一馬を主人公として生々しい人間ドラマを描いてきたアクションアドベンチャーゲーム。そのシリーズ最新作『龍が如く 維新!』では、現代劇であるナンバリングタイトルとは設定を変え、桐生一馬の内面を持った“坂本龍馬”が幕末の激動を生き抜く物語を描いている。桐生の人生になぞらえて親殺しの罪で追われる龍馬が、“斎藤一”と名を偽り、真犯人の手がかりを求めて新選組に潜り込むストーリー展開も特徴的だ。また、シリーズの人気キャラクターたちも、それぞれ歴史上の人物として作中に登場する。

 これまでの記事では、坂本龍馬=斎藤一という斬新なストーリーの背景や、『龍が如く 維新!』ならではの味つけをされた歴史上の人物たちを紹介してきた。そして本作は、バトルシステムについても、幕末を舞台にしたことで、従来のケンカバトルから大きく変化を遂げる。さらに、今作ではカスタマイズの幅が大きく広がり、プレイスタイルに合わせて主人公を成長させ、武器を強化する楽しみが増しているという。

→【ストーリー】“坂本龍馬”は、なぜ“斎藤一”に? 物語の背景を紹介
→【キャラクター】龍馬が親と仰ぐ吉田東洋。そして兄弟分の武市半平太。土佐の人物を紹介
→【キャラクター】東洋殺しの犯人を追い、新選組に入った龍馬。局長や副長ら幹部を紹介
→【キャラクター】クセ者ぞろいの新選組幹部たち。五番隊以下の隊長と監察・山崎を紹介
→【キャラクター】おりょう。そして薩長・幕府のキーマンたち。龍馬を取り巻く人物らを紹介

■それぞれが主役である“4つの型”を紹介

 龍馬(斎藤一)は、江戸で鍛えた剣術の腕前に加え、リボルバー式の短銃を己の武器としている。拳を用いた格闘にも優れ、全部で“4つの型(バトルスタイル)”を駆使して敵と戦うことができる。型ごとに違ったアクションを繰り出せるので、プレイヤーの好みに合わせて得意な型を極めていこう。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』
▲それぞれの型には、ヒートアクションや絶技など、おなじみの大技も多数用意されている。

 また、基本となる“4つの型”以外にも、槍や大太刀、大筒などの特殊武器を使ったアクションも存在する。従来のケンカバトル同様に道端のさまざまなものを利用する、まさに“型破り”な戦い方も可能だ。


◆一刀の型◆

 武士の魂である刀のみで戦う型。厳しい鍛錬の積み重ねによって、一撃必殺の太刀を繰り出せる。両手で構えた刀の斬撃は、敵の防御などものともしない。豪快な技が数多く用意されている。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』

【アクションとカスタマイズ】
 攻撃を繰り出す際に、ボタンを長押ししてチャージすると、より強力な一太刀を浴びせられる。防御面では、通常のガードに加えて、敵の刀を巻き上げるなどの技を扱える。そのため、剣術家同士の戦いでなら多彩な対応手段を持っている。

<こんな人にオススメ>
 重い一撃で勝負を決める、力押し勝負が好きな人向け。敵の攻撃にひるまず大技を出せるので、避けるのが苦手な人でも戦いやすい。


◆短銃の型◆

 史実の坂本龍馬が使ったとされるスミス&ウェッソン社製の拳銃。それに倣い、リボルバー式の短銃を使って敵を翻ろうできるのがこの型だ。遠距離からの射撃はもちろん、囲まれた際の背面撃ちや多段撃ち、接近しての体術など、状況を選ばない対応力の高さが特徴となっている。速射性や威力、命中精度の向上がすぐ戦いに表れるため、4つの型の中でも、主人公の成長や武器の強化による恩恵を実感しやすい。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』

【アクションとカスタマイズ】
 敵に向かって、溜め撃ちや連射をすることで、相手の装備を弾くこともできる。それ以外にも、“走り込み射撃”や“回避撃ち”といったアクションがあり、立ち回りに優れる。蹴りで相手の防御を崩してから射撃することもでき、多彩な攻撃方法を持つのが強みだ。また、特殊な弾丸を作ることで、炎を放ったり、毒性のある弾を撃ったりできるようにもなる。

<こんな人にオススメ>
 素材集めと武器のカスタマイズが好きな人は、楽しめる型。接近戦の立ち合いが苦手でも、強い銃を作って強力な弾丸を用意しておけば、強敵とも十分に渡り合える。


◆格闘の型◆

 己の拳のみで敵を叩きのめす型。すべての武術の基本となる、体幹の強化によって肉体を武器としている。敵の多くは刀を持っているため、素手で挑むことは圧倒的な不利だが、相手の攻撃を受け流すことさえできれば、軽快な連続攻撃を叩き込める。自分から攻めかかるよりも、カウンターを重視した型になる。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』

【アクションとカスタマイズ】
 敵の攻撃を見切って受け流すことができれば、一気に攻撃を叩き込むチャンスが生まれる。また、防具である籠手を強化すると、打撃の威力が上昇する。街中に落ちているさまざまなものを拾って戦えるのも、他の型にはない楽しみだ。

<こんな人にオススメ>
 “一発逆転”という言葉に心惹かれる人向け。武器を持たないデメリットがあるので、やや上級者向けと言える。また、武器を出しながらの攻撃なども可能なので、いろいろなスタイルを使い分けたい人にもオススメだ。


◆乱舞の型◆

 右手に刀、左手に銃を持ち、武術の概念を無視して大暴れする型。回転しながらの斬撃と、その合間に放たれる銃撃で、圧倒的な手数を誇る。瞬く間に連続攻撃を叩き込み、反撃の隙を与えることなく多くの敵と渡り合えるのが特徴だ。

『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』 『龍が如く 維新!』

【アクションとカスタマイズ】
 高速の斬撃と銃撃が、さまざまなパターンで組み合わさり、連続攻撃に特化したトリッキーなコンボを織り成す。刀と銃、両方の能力を発揮できるため、武器の組み合わせを考えるのもこの型ならではの楽しみだ。

<こんな人にオススメ>
 華麗に舞うようにしてコンボを繰り出せるので、格好よく戦いたい人に向いている型。また、適当にボタンを連打していてもコンボがつながるため、バトルが苦手な人でもそれなりに戦える。もちろん、多彩な技を使い分けて戦える上級者ならば、より華麗に激しく戦えるだろう。刀と銃、2つの武器を強化する必要があるので、カスタマイズのやり応えもある。

(C)SEGA

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