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2013年11月6日(水)

『ガンダムブレイカー』の今後はどうなる? 薄井プロデューサーに今だから言えるウラ話などを聞いてみた!!

文:さくたろう

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■BACK-ONさんの歌で若いお客様にもアピール■

――PS Vita版ではゲームオープニングが追加され、BACK-ONさんの歌も流れますよね。PS Vita版でなぜOPを追加されたのでしょうか。

 PS3版のユーザーは20代から40代が多かったんですね。バンダイナムコゲームスでは『機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY』というPS Vitaタイトルを出していて、このタイトルのユーザー層は10代なんですよ。『ガンダムブレイカー』というゲームは、ガンプラのゲームということで、10代の方はそんなに多くは無いのが現状です。

 本作はガンプラのゲームでありつつも、共闘を楽しむゲームでもあり、若いお客様にも十分遊んでもらえるタイトルだと思っているので、そこでBACK-ONさんのお力も借りて、若い方々にもアピールできたらいいなと。

 さらにBACK-ONさんは『ガンダムビルドファイターズ』のOPテーマも担当していますし、同じの方に歌ってもらうことで、ゲームとコンセプトが似ているアニメからゲームを知ってもらうという流れも生まれるんじゃないかと考えて、BACK-ONさんに歌っていただきました。

――SCEが現在キャンペーン中の“共闘学園”のタイトルに本作も入っていますよね。

 これはPS Vita版を出そうと話になった段階でSCEさんにすぐに協力していただきました。今年の東京ゲームショウで『ガンダムブレイカー』のブースを用意していただきましたし、PS Vita同梱版もありますしね。それと“共闘学園”というキャンペーンが動き出す前から"爽快共闘アクション"とうたっているので、今回のキャンペーンにはスッと入っていった感じですね。

 少し脱線しますが、実は“共闘学園”のCMに登場する1機体は、現在発売中の電撃ホビーマガジンに掲載されている機体でもあったりするんですよ。

――そうなんですか!?

 はい(笑)。告知などもしていないので、気付く人だけが気付くものなんですが、気になるという人はぜひCMと記事を見比べていただければと。

――追加要素とは少し離れてしまいますが、本作のPVが現在第6弾までWebで公開されていますよね。そのPVのネタって誰が考えられているのでしょうか? 第6弾のPVは特にはじけているというか、回を増すごとにどんどん不思議な方向に進んでいますよね(笑)。

 ジュドーたちが話すやつですね(笑)。そろそろ誰かに怒られるんじゃないかな。第6弾はゲームの説明をしているわけではないですからね。ただ、共闘プレイをしているシチュエーションをイメージして第6弾は制作しました。

●PS Vita『ガンダムブレイカー』第6弾PV

 このPVのネタは誰かが考えたというより、クリイエイティブスタッフ全員で作ったという感じですね。最初のカミーユとハマーンが登場するPVで、なかなかいいものができたねという話をしていて、そこから先はみんなで楽しく作っていきました。

――近年は“共闘ゲーム”というジャンルの人気が高いですが、本作は開発段階から"共闘"という要素は大きな要素だったのでしょうか。

 はい。タイトルの発表段階から"爽快共闘アクション"と出してきたので、やはりそこは重要な要素でした。他にも本作の大きな要素としては、パーツを集めてカスタマイズして、自分だけの機体を披露するというものもあります。特にPS Vitaなら、他のプレイヤーと顔を付き合わせてプレイするということも多くなるでしょうから、そこで自分の機体をアピールできるとさらに楽しいですよね。

 PS3版のパッケージですと2機しかいませんが、正式なビジュアルですと実は4機いるんですよ。それにPS Vita版のパッケージには、最初から4機登場していて、4人で遊ぶゲームですよと、ここでも強く意識しているところなんです。

――もし次回作を作るとするなら、どんな要素を入れてみたいですか?

 あくまで構想ですが、と前置きした上でお話しします。テーマで言うと“運動会”みたいなことができればいいなと考えています。ガチのバトルなら『EXVS』シリーズがありますし、一騎当千の爽快感なら『ガンダム無双』シリーズがありますよね。本作はみんなで遊ぶという魅力と“創壊”――創ると壊すをかけた爽快さがあるので、例えば「このミッションならこういう機体がいいよね」とか、みんなで考えて楽しめるような要素や、ガチで戦う点にこだわるのではなく、何かのルールのもとで戦う要素を入れてみたいですよね。

――アニメ『ガンダムビルドファイターズ』ではガンプラ同士の戦いもやっていますし、本作もそういう対人要素というのは考えられているのでしょうか?

 そういう要望も確かにいただいているので、そこも含めて検討していきたいと思います。

――それでは最後に、PS Vita版『ガンダムブレイカー』のここに注目してほしいというメッセージをお願いします。

 携帯機なので、皆さんで外でわいわい遊んでいただければうれしいですね。そのために派手な機体を追加したり、みんなでプレイするミッションを追加したりしているので、ぜひいろんな人と共闘して遊んでください。

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・テレビ東京

データ

▼『ガンダムブレイカー』(ダウンロード版)
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■配信日:2013年6月27日
■価格:7,980円(税込)
▼『ガンダムブレイカー』(ダウンロード版)
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ACT
■配信日:2013年10月31日
■価格:6,280円(税込)
※2014年1月9日以降 6,980円(税込)

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