2013年11月2日(土)
アークシステムワークスが展開する人気対戦格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズの最新作、『ギルティギア イグザード サイン』のロケテストが、本日11月2日から実施されている(11月2日~4日)。東京会場はセガ秋葉原1号館、大阪会場はセガ難波アビオン、名古屋会場はクラブセガ金山、福岡会場はハイパーメッセとなっており、全国4カ所のゲームセンターに多くの『ギルティギア』ファンが駆けつけている模様だ。
前回の第1回ロケテストでは、1つのフロア全体を貸し切り状態で行ったことで話題になったセガ秋葉原1号館。今回も対戦筐体8セットにシングルプレイ用筐体が2台という、対戦格闘ゲームのロケテストとしてはかなり大きな規模でテストが行われている。
今回のロケテストの見どころは、なんと言っても追加参戦を果たした4人のキャラクターたちだ。3Dグラフィックで生まれ変わった新しい『ギルティギア』の世界で、表情豊かに新たな一面を見せてくれるハズ。まだ開発中ということで、さまざまな部分に調整が入る予定だが、4人の追加キャラクターを中心に、今回のロケテストで遊べた最新バージョンを遊んだ感想をお届けする。
なお、既存のキャラクターやゲームプレイ全体の印象などは、前回のロケテストレポートにまとめているので、気になる読者の方はそちらを参照してほしい。
20世紀からタイムスリップでやってきたという背景を持つアクセルは、古くからのプレイヤーには懐かしい、PS版の初代『ギルティギア』に近い衣装で登場! 軽快な口調と豊かな表情が特徴的なキャラクターだが、3Dグラフィックでもその魅力は健在だ。
鎖鎌を伸ばし、長いリーチで相手を寄せ付けない戦法は従来のまま。今作ではさらに“鷂(はいたか)の構え”という新たな技が追加されている。この技を使うと特殊な構えを取り、その構え中に追加ボタンを押すことで、【斜め上】【正面よりやや高い位置】【斜め下】のいずれかへ素早く鎖鎌を放つ。
ちなみに本作では、画面の比率が16:9になった影響でステージの横幅が広くなっている。これによって、遠くまで攻撃が届くアクセルでどのような戦い方ができるようになるのか、非常に楽しみだ。
▲以前は“弁天刈り”を出した時のわずか瞬間しか見られなかった弁天様の姿が、はっきり拝めるように(笑)。 |
▲新しい覚醒必殺技“鰄夜煌(かいらぎやこう)”も追加された。 |
ファウストは、奇抜な攻撃モーションと、見た目に反した堅実なキャラクター性能が特徴の闇医者だ。
本作での注目ポイントは、覚醒必殺技の“刺激的絶命拳”。相手にヒットすると、画面に伏せられたコップがずらりと並ぶという特殊な演出が発生し、対戦相手はその中から1つだけ天使の入ったコップをカーソルで当てなくてはならなくなる。対するファウスト側のプレイヤーは、コップの配置を自分で並び替えて、相手の選択を邪魔することが可能だ。ハズレの死神を選んでしまった相手には、きついオシオキが待っているのだが、各キャラクターにそれぞれ専用のグラフィックが用意されているようだ(笑)。
ファウストの代名詞とも言える、ランダムでアイテムを投げつける必殺技“何が出るかな?”では、相手を吸い寄せる新アイテムの“ブラックホール”がプレイ中に確認できた。空中で【下+K】で出せる特殊技の出掛かりを“フォルトレスディフェンス”でキャンセルして、ジャンプの軌道を変えるテクニックは、今作でも使用できるようだ。
▲新必殺技の“槍点遠心乱舞”⇒“↑派生”は、メスに乗ったファウストが回転しながら上昇していく攻撃技だ。 |
イノは、『ギルティギア イグゼクス』ではボスとしても登場していたキャラクター。『ギルティギア』シリーズの物語のカギを握る“あの男”との関わりも深いため、ストーリー面でも注目だ。
空中へと浮遊する特殊な“ホバーダッシュ”を利用し、強力な攻めの能力を誇るのがイノの特徴で、今作でも過去のシリーズ作と変わらない操作感で扱えそうだ。これまではコマンド入力が難しく、敷居の高いイメージのあったイノだが、必殺技“ケミカル愛情”のコマンドが変更されて入力しやすくなったため、難易度がグッと下がり、かなり扱いやすくなっている。
また“ケミカル愛情”からは追加入力で、ヒットした相手をさらに縦の“ケミカル愛情”で追撃できるようになっている。連続技の可能性が広がることに期待したい。
▲コケティッシュな魅力は、3Dモデルになってさらに磨きがかかっている。思わず使いたくなってしまう(笑)。 |
悠久の時間を生きる吸血鬼のスレイヤーは、『ギルティギア』ファンにとってなじみの深い外見のまま参戦。武器を持たず、己の拳だけを使ったパワフルな戦闘スタイルのキャラクターだ。
今作では、必殺技“ダンディーステップ”からの“HSボタン”による派生技が追加されている。ジャンプして相手を踏みつけるように攻撃し、ヒットした後は空中で再行動が可能になる。無敵時間のあるステップ移動をジャンプでキャンセルすることで、無敵時間を付加した必殺技を出せるテクニックは、本作でも役立つ場面が多そうだ。
また今作では、スレイヤーと同じ暗殺組織“アサシン”のメンバーであるミリアとヴェノムが参戦しているため、ストーリー上の展開も気になるところとなっている。
▲スレイヤーの代名詞とも言える必殺技“パイルバンカー”でSLASH! 痛快な演出だ!! |
→前回のテストからの変更点や
新システム“ブリッツシールド”を解説!(2ページ目へ)
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